きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

左と骨盤を意識する

2019-01-29 20:26:44 | 真面目に漕走
フル漕いだ後で右手が痛くなり、大事をとって朝の漕走を一日休んで様子を見たのが先々週。それでもあまりよくなった感じがしないので、先週は休まずに漕ぐことに。
朝の天気が良く気温が高めだったのでいつもの「勿体ない」が出た感じである。
とりあえず、周回の方向を時計回りのみにして、道路や歩道の左端をなるべく通るようにすると、右手は比較的使わなくていいという感じになる。左対右の比率は7対3とまではいかなくても6対4にはなった。元々左手は右手と同じぐらいの握力がありながら、体の使い方が上手くなくて、車椅子を漕ぐときは力が上手くリムに伝わらない感がいつもしていた。だから、6対4なら上出来ではある。
先週から今週にかけて、まだ左手中心ではあるが、痛みの方がペンが握れないとか上手く書けないとかびびっとくるとかいうのが少なくなってきて、嫌な痛みがなくなり、腕の違和感が少なくなりつつある。今日は、そこそこ右手も自然に使った。

左手中心で力が入らないのを無理に回そうとすると、いろいろ工夫は必要である。今日は2つのことを気を付けた。
一つは、左手を振り下ろす方向。リムの上から前に下ろすのが基本だと思うが、これだと左は力が抜けてしまうので前ではなくクロス気味にフォロースルーをとった。まだ、充分ではなくて、続かないので気を抜くと力が抜ける。力の入れ加減は何となくわかってきた気もするが。
ただ、これだけだと、スピードに乗っているときは何とかなるが、スピードが落ちた時、車で言えば、ギアがローの時などは、なかなか前に進まない。
で、前の年の車椅子マラソン前の練習で試行錯誤しながら、とりあえず未完成で、その後もときどき試していた前傾姿勢を改めて見直した。
秋に練習していた前傾姿勢は、どちらかというと腹筋の力を使って体勢を維持し、腕を下ろしていたが、冬前からの前傾姿勢は、骨盤をシートの奥にずらし、ぺたんと折れ曲がるようにすることを意識している。その上で、前に倒れるのと同時に漕ぐのではなく、ほんの少し早く方だけ入れる感じで前に倒すと腕が振りやすく、回転数が稼げることまでは分かっていた。
今回の、左手をできるだけ使う漕ぎ方では力が入りにくい。前に倒れるのと腕を振るのとが同時ではダメなのは同じだが、タイミングをずらすだけでもなかなかスピードは上がらない。で、腕をリムにかけるときに、肩甲骨を狭くして肘を真上に引き上げると少し改善した。ただ、これは、腕をクロスに下ろすよりも難しくて、まだまだフォームが固まっていない。
右手を傷めたのは結構な阿呆だが、結果的に多少なりとも左手の強化につながれば。否、そううまくいくわけはないか。

明日は寒いらしいが、とりあえず漕ぐ予定でいる。