きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

車いすで県外出張・その1

2019-12-12 21:19:33 | 脊髄内血管腫との邂逅
10月の真ん中ぐらいに、富山に出張してきた、というよりさせてもらった。

儂が行くとなると健常の人よりもいろいろなところで手間がかかるだろうによくもまあOK出たなと、そういう意味でさせてもらったということ。

出張だから行程はきっちり決められている。これが実は苦手。とはいえ仕事。事前に事務の方と何度か打ち合わせた。乗り換えは健常の人よりかかる(JR西日本の方が、最低15分ぐらい空けないといけないみたいなことを言ってた)。なので、乗り換えにはかなり余裕を持たせた日程にしてもらった。

朝、余裕があったので、市内は漕ぐ(本当はいかん)。

余裕を持って松山空港着。

松山空港の搭乗ルートは他の乗客と同じだが、今回はプロペラ機の搭乗で、最後の最後に車いすの段差が解消できないらしく、クレーンみたいなのに乗せられる。当然他の乗客より早めに搭乗。

で、降りるときも最後。しかも時間がかかるかかる。狭い狭いよくよく考えてみれば伊丹は初めてだったが、ここはバス移動の空港で、しかも他の乗客はもうすでに居なくて儂だけの貸し切り状態で乗車。

予定よりも時間がかかったが、何とか伊丹から大坂駅へ。途中下車して地下鉄に乗り換え(本当はいかん)新大阪からサンダーバードへ。この辺りはかなり必死。しかも旅行社の席の指定がまずくて車いすが入れない前側の席になっていて、周囲のお客さんにかなり心配される。でどうすることもできず京都までデッキで。

その後車掌さんに対応して貰い、何とか座る。車掌さん曰く「駅で買っていたらこういうことはないんですが」と。確かに。この出張の前の週に行った長良川の大会の帰り、岐阜からの帰りのJRの対応は、結構しっかりしていたからそうなのだろうし。
何とか景色を愛でることができるようになる。

サンダーバードには3時間乗って、で、金沢で乗り換えて13分だけ北陸新幹線に乗る。このときの座席設定も、何で?というような席だったらしく、車両に入っていけないので、またまたデッキで過ごす。で、新高岡に到着。もう周囲は真っ暗。
で、乗り換えの在来線を待つのが嫌なので高岡まで漕ぐ(本当はいかん)。

本当はいかんが、この在来線はノンステップではなく、これまた乗るのに本来なら3人ぐらい駅員さんが必要なディーゼル列車だったのでこういう選択で良かったと思う。ここまでは旅行社も想定してなかったろうに。ただ、想定していても代替手段があるかというとそれは疑問で(実は、途中の伊丹から大坂までは、リムジンバスの方が良いと乗車チケットまで取って貰っていたが、あんな短い時間だけ乗るのに、車いすを預けてバスに乗り込む手間とか負担とかそういうのを考えて、使わずじまい)。

で、続く。