goo

E is for “Chris Eaton”!!!!

Eはクリス・イートンのE!!!!
Wonderful World:Chris Eaton


クリス・イートン『ワンダフル・ワールド』



クリフ・リチャードエイミー・グラントの記事でも触れたクリス・イートン。

本名クリストファー・ネヴィル・イートンは1958年イギリスのスターフォッドシャー生まれ。
CCM(コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック)のアーティストで、ソングライター、シンガー、キーボード奏者として活躍しています。
8歳からピアノを習い、影響を受けたアーティストはポール・マッカートニー、初期のエルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、ビートルズ、プログレッシヴ・ロック(イエス、ジェネシス、ピンク・フロイドなど)。
14歳ごろから曲を作るようになり、78年ごろからアマチュアバンドをはじめ、イギリスのライヴハウスでキーボード奏者兼ヴォーカリストとして活動。クリフ・リチャードに見出され、彼のアルバムに曲を提供したのがメジャー作曲家としてのデビュー。
クリフ・リチャードは彼を自分の音楽出版社と契約させ、また、アメリカの音楽業界に紹介します。
最初のアメリカでの仕事がエイミー・グラントによるクリフ・リチャードのシングル「リトルタウン」のカバーでした。

ソングライターとしては女性アーティストへの提供が多いのかなあ。
やっぱり、叙情的な美しい曲に定評があるからでしょうか。
(楽しい曲や激しいのもいい曲いっぱいあるんですけどもね)
わたしはエイミーが好きなので、エイミーのバンドでキーボードを弾くクリスをよく見ますが、CCM以外だとあとはアート・ガーファンクルのツアーやラリー・ノーマンとか?

クリス・イートンの受賞歴やらソングライティングについては公式サイトをどうぞ



わたしはエイミー・グラントのアルバムに収録された『リトル・タウン』がとても大好きでした。
そのときはエイミーの歌声と曲そのものとバックヴォーカルの誰かさんたちばかりに注目がいってて、クリス・イートン本人についてはそうそう注目しておらず。
クリフ・リチャードのアルバムを借りた際に、そこに収録されていたオリジナルの『リトル・タウン』がきっかけでクリス・イートンが気になり。
クリフ・リチャードのほかのアルバムに収められたクリスの曲がこれまた素敵で・・・。


クリフ・リチャードに提供したクリスマスソング数曲やほかの曲、エイミーのはCCMよりもあれば80'sというかAORテイスト風味あり、、、いい曲書く人だなあって思っていましたが、なんせ、表には出てこないからどんな人かはわからなかった。

そんな中で出された彼の初めてのソロアルバムが『ヴィジョン』
これがもう、、、バリバリのAORでしてね。

すごいんですよ!!!!!

もうね。あの頃のAORが好きだった人や80's好きにはたまらないアルバムなのでお奨めいたします。
(でも、心の準備をしないで今聴くと、、、ちょっとはずかしーかも。
ま、すぐにあの世界に入り込めますよ。)

ブラウン・バニスター&ジャック・ジョセフ・プイグがプロデュース
L.A、ナッシュヴィル、ロンドンの3カ所でレコーディング
ロビー・ブキャナン、ダン・ハフ、マイケル・ランドー、トミー・ファンダーバーク、ピノ・パラディーノ、フィル・パーマーなど英米のトップ・アーティストが参加。それから80年代初期に一緒に活動したマイケル・ウィリアムソン(ブリティッシュ・コンテンポラリー・クリスチャン・アーティスト、マイケル・ウィリアムソン・バンドのフロントマン)も参加しています。

CDだとまあ、品薄だからとんでもないお値段になりつつある今日このごろ。
クリスのサイトやアップルストアでのダウンロードでどうぞ。

Vision
1. Vision
2. Don't Underestimate My Love
3. When My Heart Breaks
4. Golden Rule
5. Hold Back The Tears
6. Love For The Common Man
7. Talk To Me
8. This Is For Real
9. Don't Play Games
10. It Was Love

COOL SOUND 1986年


The Adult Contemporary Ballads:Chris Eaton-It Was Love



Chris Eaton-Talk To Me (ccm hi-tech aor)


心の準備をしないで聴くと、畳をごろごろ転がりまわりたくなるくらい、、

身悶えてしまいます・苦笑

とりあえず哀愁テイスト最強ソング2曲を貼っておきまする


いやほんと、これすごいアルバムなんですよ~。
たぶんこれをCCMアーティストのアルバムとしてとらえている人はいないんじゃないかと。
AORの隠れ傑作として人気が高いと思いまする。


* Keyboards: Robbie Buchanan, Rhett Lawrence, Larry Williams, Dave Cooke, Robin Smith
* Guitar: Dann Huff, Paul Jackson Jr., Michael Landau, Phil Palmer
* Bass: Neil Stubenhaus, Nathan East, Phil Palmer
* Drums: Paul Leim, Carlos Vega, Charlie Morgan
* Percussion: Lenny Castro
* Horns: Mel Colins
* Background Vocals: Tom Kelly, Tommy Funderburk, Mark Williamson, Nick-Glennie Smith, Don Snow


クレジットだけで、、は、ハナヂものでしょ!
ワタクシとしましては、トム・ケリーのバック・ヴォーカルと10曲全編に漂う哀愁メロディアス路線がハナヂです。
(これにもしビル・チャンプリン、タマラ・チャンプリン、ペイジズなんてLA売れっ子コーラス隊が加わってたら耳からも血を流しそうですが、ちょうどこの頃はリチャードさんもスラッグさんもビルさんも自分のバンド活動が忙しく・苦笑)

80's & AOR & AORに影響を受けていたであろう当時の日本のアーティスト 万歳!
そう叫びたくなるような作品。
デジタル打ち込みも懐かしいぜ。

この『ヴィジョン』がリリースされた1986年はですね、実際はAORブームそのものは収まりつつあった頃だと思うんですよ。
それだけになんか、貴重というか、最後の一花っちゅーか。
デヴィッド・パックのアルバムとともに、この『ヴィジョン』はほんと、恵みです。。

ドヴォルザークの交響曲、、7番や8番とか、、超ベタなのを聴いてて、ちょっと恥ずかしくなるような気分に似ているんですよ。
でも、好きなんだなあ、これが。。たまんない。




彼はソロアルバムをこれまでに4枚出しています。
1枚目がAOR全開、3枚目はなんだろうなあ、オルナタティヴじゃーないんだけども、、ううううん、不思議な魅力があります。
2枚目と4枚目がCCMらしさが大きく出ているのと、良質なポップテイストがあって、とても聴きやすいと思います。
ジーザスだのゴッドだのマジェスティーだのロードというのが歌詞に出てくるのが苦手という人やCCMはどうも、という人にとっても、わりとマイルド(なんやそれ)だからBGMとして心地よいかと。
いやもちろん、CCMとしてきちんと聴くのも正しいあり方ですが、ジャンルなんか関係無しに、ほんとに素敵な曲が多いと思います。

聴きやすいというか、CCMにそんなに抵抗がないのは、おそらくわたしがキリスト教文化圏で育っていなかったり、英語がネイティヴじゃないからでしょう・苦笑
これが日本語やパーリ語で「仏陀」とか「ブッタンサラナンガッチャーミ。ダンマンサラナンガッチャーミ。サンガンサラナンガッチャーミ」とか「涅槃」とかを歌詞に用いてあって、それがポップソングになってたら、入っていけないと思いますもん。


CCMにおけるクリスも、そうじゃない曲のクリスも、どっちも好きです。

血が騒ぐのは、とにかく、ファーストアルバムの『ヴィジョン』
単純に好きなのは『リトルタウン』とサー・クリフに書いた曲
エイミーとの仕事やほかのCCMや2~4枚目の彼のソロアルバムは気持ちよく聴ける、、そんなアーティストです。



Chris Eaton - Breath of Heaven

後にドナ・サマーやほかのアーティストもカバーした名曲『Breath of Heaven』

いろんな人が歌っていますが、ドナ・サマーのカバーも素敵です。。。
彼女が亡くなってからはしばらく聴けないでいますが・・・


Breath of Heaven - Amy Grant

エイミー・グラントはクリスが作ってきた『Breath of Heaven』をことのほか気に入り、エイミーも歌詞を付け加えて、アルバム『Heart In Motion』に収録。
そしてこの曲はシングルカットされ、CCMチャートでも一般のチャートでも大ヒットしました。
CCM以外のアーティストのカバーも多く、今ではクリスマス時期の新しいスタンダードナンバーになりつつあります。
クリス・イートンもエイミー・グラントもこの曲については「もう二度とこんな曲は書けない」と当時語っていました。




Cliff Richard The Countdown Concert 31 Saviour's Day

こちらはサー・クリフに提供した『Saviour's Day』
全英チャート1位
うちの母はこれ聴いて、感動しすぎて、言葉にならないみたいでした


クリフ・リチャードがもしクリス・イートンに「デモテープを送ってみて」と声をかけなかったら?
アルバムに彼の曲を収録しなかったら?アメリカ音楽界に彼を紹介しなかったら?
クリスのメジャーデビューはもっと遅れていたかもしれませんし、イギリスからいきなりナッシュヴィルで活動するのも難しかったと思います。
クリフ・リチャードは18歳年下のクリスの曲を歌うとき、よくMCで『Chris Eaton,friend of mine』とか『My old friend』みたいに紹介するんですよね。律儀というか、、ええ人や。
クリフ・リチャードはロカビリーからロック、ポップスなど幅広く歌いますが、ゴスペルタッチなものやCCMテイストの曲を歌ったのはクリスの曲が初めてだったそうです。




Chris Eaton performing 'I know that my Redemer lives'

『Dare To Dream』 からのシングルカット 2008年の『I Know That My Redeemer Lives』
近年ますますタレ目&わんこ度がアップ
素敵なおじさまシンガー・ソングライター


わたしの中では「キング・オブ・タレ目おっさん」の座をショーン・パトリック・フラナリーとともに争っているのがクリス・イートンです。この際ショーンのほうはキング・オブ・おでこにしといてもいいか。。。ぶつぶつ

Wonderful World
1. Everlasting Love
2. Harvest Years
3. All Or Nothing
4. Westworld
5. Breath Of Heaven
6. Let Them Come To Me
7. Wonderful World
8. Remember Me
9. Something New
10. Renaissance
Capitol


Crusin
1. オールド・フレンズ
2. ザッツ・ホワット・フェイス・イズ・フォー
3. ボート・オブ・ディボーション
4. シューティング・スターズ
5. ゴッド・ソー・ラブド・ザ・ワールド
6. オーディナリー・ピープル
7. ホワット・カインド・イブ・ラブ
8. トーク・マイ・ハート・アウェイ
9. ホエアエバー・アイ・ゴー
10. ザ・ハイエスト・アナ
COOL SOUND



Dare To Dream
1. Jesus, Lover of My Soul
2. I Know That My Redeemer Lives
3. I Will
4. Breath of Heaven
5. Dare To Dream
6. If It Wasn't For The Letting Go
7. I've Known It All Along
8. Lay It Down
9. All I Ever Want For You
10. Alright
West Lodge Music


音楽(洋楽) ブログランキングへ


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする