1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

アンサンブルで目立つことについて考える

2008年01月24日 | Weblog
演奏のアクションについて、ご意見ありがとうございました。

今日は第二弾として、アンサンブルの演奏について考えてみます。
またまたエジルドさんからいただいたご意見。


♪♪♪♪♪♪

魅せる演奏っていうのも必要なのかもしれない。ただ、それは技術的なものが完成してから考える事という解釈なんです。
そして「それ」を合奏でやる、ということにどうも抵抗感がある。
私は、合奏(アンサンブル)っていうのは、誰かが一人で目立つ、というのに対してアレルギーを持っているんです。そういうのは指揮者だけで充分。
合奏は、演奏者それぞれの想いが楽器を通して(指揮を通して)一つの音色に溶けこんでいく・・それが会場全体を包む・・・それが合奏の醍醐味なんだと思う。
コンチェルトやソロ・・となると意味合いが違ってきますが。

♪♪♪♪♪♪

以前、少人数のギターアンサンブルを聴いたときの話です。
確か20人程度の規模でしたが、1人(トップ席ではないし、ソロがあったわけでもない)目立ってうまい(様子の)人がいたんです。
そういえば、あるギターコンクールで見覚えのある人でした。

さすがにうまいんだな、キラリと光ってしまうのね、と感心して知り合いに報告したら、

「アンサンブルで目立ってしまうのは、未熟な証拠」

と言われたんです。

誰か(の音色)が突出するのではなく、全体がひとつにまとまるように、技術が際立っている人はそこを調整して(という言い方はうまくないけど)弾かなければならない、と。

そういえば、コーラスライン(古いけど)でもそういうシーンがありました。
ショーなどで活躍したことのあるダンサーが、コーラスラインのメンバーとしてオーディションを受けたときに、つい大げさに踊る癖をさんざん直されていました。
群舞は、誰1人目立つことなく踊らなければならないんです。

アンサンブルもそれと同じで、誰かが際立ってしまってはいけないんですね。
音もそうですが、アクションにもまた言えることだと思います。

ソロだったら、椅子から転げ落ちようと何しようと、なんでも構わないですが。

コメント (6)
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