1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

好きこそものの上手なれ

2009年03月16日 | Weblog
自分はマンドリンを心から好きなんだろうか、と、ふと思うことがあります。

楽器を触らない日がほぼないような日常を送っていますが、弾きたくて弾きたくて仕方なくて、というより、やらなければならない事情(?)があって弾いていることのほうが多いんです。

自分が生徒さんに教えるとき。
自分が先生のレッスンを受けるとき。
本番が決まっていて、そのための練習をするとき。

これ以外で弾くことが、最近ほとんどない。
本当に弾くことが好きなら、特に目的がなくても弾かずにいられないんだろうと思うんです。

息子はこのところピアノに熱中しています。
朝起きたらまず弾く。
時間がある限り、延々弾く。
音だし禁止の時間まで(我が家の場合、ピアノは10時。ペダルを踏めばその後も可、なんですが)弾く。

いつか人前で弾くために、ではないんです。
ただ好きな曲を弾けるようになりたいから弾いている。
そしてやはり、ちゃんと上達しているんです。
聴いていて、よくわかります。

生徒さんの発表会のとき、ギターをお願いしているtutti氏。
なんだかいつもギターを弾いています。
マラソンと自転車にもかなり時間を割いているようですが、その上さらにギターを弾いている。
ものすごく上手なのに、ギターでやっていこう、という欲がない。
好きだから弾いてるだけ。
本番が決まってなくても、いつでもどこでも弾けるレパートリーが山のようにある。

私は、いつも締切に追われて弾いている気がします。
合奏は楽しんでいるけれど、独奏は、やらなければいけないからやっているような。
若い頃は、弾きたい曲がたくさんあって、とにかくあれもこれもやってみたいという気持ちで弾いていました。
そういうときのほうが、いろいろ吸収できていたと思います。
年齢とともに運動能力も記憶力も集中力も衰えるばかり。
それを補うには、以前より自分のための時間を意識してつくる必要があるんだと思います。

私の1日は、まだ無駄だらけなんだろうなぁ・・・

コメント (7)
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