きものを着はじめたときの最初の難関は、襟まわりでした。
半襟がなかなか出なかったり、襟もとが落ち着かなかったりーー。
何人かでお出かけしていたとき、着付けの資格を持っている人が、見かねていろいろ教えてくださったのですが、なかなかうまくいきません。
着始めて間もないころです。
右隣の女性は、紫苑よりだいぶ若いのに、きものライフ長くて、資格も持っている方。
襟元、かなり違いますよね。
当時は着てどこかに行けばそれで満足していましたから、襟芯どころではありませんでした
ある方は、「硬めの襟芯を使わないとキマラナイ」といい、ある人は、「三河芯がいい」とおっしゃる。
大久保信子先生の本には、「あまり硬い芯は浮いてくるので、A4の少し硬めの紙を四つ折りにすると、柔らかさが出ていい」と書いてあります。
どれも試したのですが、
1 プラスチックの芯は、時間が経つにつれ襟元が浮いてきます。
2 三河芯は、後ろの襟周りにシワがよります。
3 紙は、もっとシワがよります。
1は、襟元が浮く上、硬いので着ていて胸の辺りにあたったりと、付け心地がよくありません。
フォーマルのときには仕方がないけど。
2,3は、着なれた方には、多少崩れていたほうが味が出る、ということなのでしょうが、いまだ初心者の紫苑は、単にだらしなく見えるだけ
いろいろ試して、最近は、まだプラスチックのほうがいいとあきらめていました。
3年前くらい前かな。やはり右と左の襟の出方がまったく違います。
こうしてランダムに取り出して昔の写真見直してみると、アラがみえます。写真撮っても顔だけしか見ませんでした(笑)
しかし、ようやく着付けの大切さに目覚めた紫苑、試行錯誤を重ねた結果?、見つけました、ぴったりの、快適襟芯
洋服用の接着芯です。
たまたまバッグを作るために購入していたものを、ふと思いついて試してみました
プラスチックの襟芯より柔らかいけど、洋服用の芯のなかでは硬めです。
それを、襟芯の幅4・5センチに切っていきます。
(ブログ引っ越して前の写真が飛んだので、新しい写真を)
50センチ買っても、300円くらいだし、それで、襟芯が10本取れます。そんなにいらないって、いやそれが~。
後ろもゆがみません。
なにより硬くもなく、柔らかくもないので、きもの着ていてすごく楽になりました。
脱ぐのが惜しいくらい、ほんと
次々とコーディしてても楽になったのは、この襟芯のお蔭です。
何本も作れるので、襦袢に襟芯つけっぱなし~~。
畳むときにも、優しくカーブします。
既成の襟芯がぴったりこない方は、生地屋さんに行って、ご自分に合う硬さの芯、試してみてください。
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