ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

山口智子さんが着た志村ふくみのきもの

2012-12-17 10:19:30 | 憧れのきもの女性

 

選挙報道たけなわの今朝のテレビ。

日本はどっちの方向に行くのでしょうか。

 

 

さて、この土日、ふと手に取った志村ふくみさんの著作

いのちを纏う」次々と読みたくなり読書三昧です。

「いのちを纏う」にも度々出てきた「たまゆらの道」

 


「たまゆらの道」(志村ふくみ・志村洋子・世界文化社)

 

織物の原点を探して正倉院からペルシャへ旅する母娘の共著、

写真も豊富で、眺めているだけで眼福の素晴らしさ

で、このなかで見つけました

二年くらい前に、あるイベントで山口智子さんが

お召しになっていたきもの

 

049yama

和裁士・村林益子さんとの

「もっと自由にきものを着たい」

をテーマにした対談でした。

で、山口さんがお召になっているこのきもの、

志村さんのものとは聞いていたのですが、

「たまゆらの道」に載っていました

パズルがハマったような気持ちよさ

 

 

袖のところなど、微妙に色が違いますが。

「たまゆらの道」より。

 

このきものの名前は「遼」。

作家司馬遼太郎さんの「遼」だそうです。

山口さんのお召になっているのは、

袖の部分など少し違いますが、

同じ名前を付けたものだそうです。

「中国のはるばるとした風景を思い浮かべていた」

とふくみさん。

 

そしてこう続きます。

「ーー出来上がった着物を前にして、

どこか女性離れのしたスケールの大きい人に着てほしいと思った」

そして、ある会場で出会った「個性的で美しい女性」が、

「この中で私に似合う着物はどれだと思われますか」

とたずねたとき、即座にこの「遼」を指した、そうです。

「わたしもそう思ってました」と、

女性はそのきものを求めてくださったとあります

で、その対談で披露してくださったのです。

 

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村林先生に「対丈」(ついたけ)で仕立てていただいたそうです。

「志村さんのきものは、帯が難しいですね」と、

鶴見和子さんは、先の本のなかで仰っていますが、

山口さんの帯も細帯で、桃山風

自由な着方はキュートで、

まさに女優に収まりきれない山口さんの

スケールの大きさ、人柄を感じさせます。

きものは「形見」、

着ていた人の思い出をまとうだけではなく、

今現在着ている人の「形を見る」、

まさに人柄を表すものでもあるのですね。

 

自由に着ている人たちの

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