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通崎さんのきもののおうち

2016-02-03 21:43:49 | きもの新陳代謝

 

書店に行って「きものコーナー」を覗いたら、

こんな本を見付けました。

マリンバ奏者でアンティークきもののコレクターとして知られる

通崎睦美さんの

天使突破367」(淡交社)です

 

 

奥付をみると2011年、もう5年も前の本なのね。

知らなかったわ~。

というのは、最近、大手の書店でもきものコーナー、

縮小されているように思います。

この本は有楽町の無印カフェの

書籍コーナーで見つけました。

ここには女性向きのファンションやグルメ関係が

充実しているのです。

 

それはともかく、この本、きものがいっぱいになり過ぎて、

収納する場所が欲しいと、

自宅の前の家屋が売りにでていたので、

いきなり、きもの用の家を買ったというお話。

 

いいわあ、きもののために家を買うなんて、

なんてシアワセなきものたちでしょう。

 

 

家の広さはおおよそ14坪、

広さはおよそ48平方メートルと

狭いけど、これ何度も言うけど

「きもの用の家」だから。

で、この古家を解体してリフォームするまでの

プロセスが仔細に書いてあるの。

これが面白くて~~。

 

 

 

 

初はこんな感じの、

どこにでもある築40年くらいの古家。

それがどんどん変わって、

まさに劇的ビフォアーアフター。

でもまあ、ここではきものの話題に絞りますね。

通崎さん、これまではご自分が

どのくらいきものを持っているのか、

「怖くて正確に数えたことなかった」

そうですが、収納するために

まずは数を把握、

 

 

銘仙 170枚

袷 105枚

夏物 100枚

子どものきもの 10枚

帯 160本

羽織・コート 40枚

長襦袢  10枚

全部でおおよそ600枚だそうです。

 

コレクションの数々

すごいね。

 

収納用の家を買っても、それでも

何枚かは処分しなくてはならなかったそうで、

処分したのは30枚。

所詮、すべてが、どうしても必要というきものではない」と彼女。

だって、集めるのが趣味だから、楽しみだから~~。

だからこそ、整理するのは「

相当の思い切りが必要だ」

いや、ほんと、そう同感だわあ。

必要ないモノだからこそ、捨てられないのよ。

この気持ち、わかり過ぎるくらいわかるわあ。

ワタシとはレベルが違うけど。

同じようなモノに固着する傾向がある」

 

で、一年くらいかけてリフォームして完成!!

 

おお!!

これだけでも見る価値あるよ。

うーん、私も古家、欲しいな、

きもの用ではなく自分用にね

一人なら、このくらいでOK?

 

でも「この家にはとても住めない」だって。

「冬はエアコン30度にしても底冷えする。

夏は二階が灼熱地獄」なんだって。

京都って、ものすごく寒いんだ~~??

 

 

この階段の何段かは草履の収納になっているの。

 

「古いものを大切に使うのは環境に配慮しているように思うけど、

それを使いこなすには、忍耐と工夫がいる」と通崎さん。

ほんと、そう思うわあ。

 

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