ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

帯はお守り、きものは「気もの」?

2012-12-15 19:24:36 | きものと身体

母からの江戸小紋を「お守り江戸小紋」などと呼びましたが、

考えてみれば、きものって、もともとすべてお守りなんですよね。

「形見」ということばは、その人の「魂」がこもっているから、縁のある人に着てもらうことで「その人」を受け継いでいく。いわば襲名みたいなものなんですね。

きものを着始めたころ、こんなこんな言葉に「なるほど」と思ったことをすっかり忘れていました。

P1020677

「いのちを纏う」(志村ふくみ・鶴見和子 藤原書店)

本棚にあった古い本、手に取って読みふけってしまいました。

最初は通り過ぎた言葉の数々に何度も立ち止まり、雨の土曜日は過ぎていきます。

娘が幼いころ、きものを着付けられる(着なくてはいけないこと)があり、そんなとき娘は「怖~い」って、なかなか近づいてこないことがありました。

「いのち」や「魂」という「気」を、子どもだからこそ敏感に感じ取ったのかもしれません。

P1020650

宝尽くしの袋帯。「怖~い」というのもわかる気がします。

私がフォーマル苦手意識が付いたのも、子ども頃の「着せられ」感と、母のきものを着るときの張りつめた気持ちが嫌だったのかも~

それはともかく、帯には身体を守る要素がたくさんありますよね。

腰を守るし、冷やさない。いつか流行った「巻くだけダイエット」のきもの版?みたいな効用があるようです。

でも、身体だけではなく、心や運命までも守ろうと、守ってほしいという願いが込められていたんですね。

蕗は「富貴」につながる、茗荷は「茗荷」に通じる。蝙蝠は「福」に似ているなど「是真展」の説明にありましたが、日本の作家はこんな願いのこもった作品を作っている。

日本の美術・工芸って言葉を遊ぶ文化でもあるんだと、その面白さを改めて感じました

P1020687

是真の「蝙蝠蒔絵」

P1020684_2

まっすぐ育てと竹の帯

P1020665kigi

窓の外はすっかり冬。やる気、元気、色気をなした「枯れ気」は人生の冬

つたない気づきにお付き合い

ありがとうございました。

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癒しと撮影の絶好スポット・根津美術館で「是真展」

2012-12-14 19:47:08 | アート・美術展

根津美術館の「柴田是真展」が16日で終わるというので、平日ながら行ってきました。

P1020605
根津美術館は港区ナンバーワンの観光スポットだそうです。

港区だけではなく、庭園や美術館ではベスト3に入る場所だと思います。

素晴らしい庭園の写真はあとでご紹介するとして、是真は「幕末から明治にかけての、「超絶技巧」の漆絵師。

P1020603_2漆といえば、お茶の席での必需品棗でおなじみですが、彼は漆で絵画を描いた初めての人。漆ってすぐに固まるから絵画の材料としては難しいんですって。

面白いと思うのは、彼の遊び心。

たとえば、展示もされていた「花瓶梅図漆絵」

P1020636
「別冊太陽 柴田是真」(平凡社刊)
一見、古い木材に漆を塗って額にしたと思われますが、実はこれ全部紙に描いたもの。すべてが紙に漆を使って描かれた絵なのだそうです。

きものにもある、いわゆる「見立て」遊びですね。

15日の土曜日には、立命館大学の彬子女王殿下の講演があるというということですが、残念ながら応募できませんでした。

展覧会を見たあとは、広い庭園を散歩。

これが素晴らしい

P1020594

あちこちに仏像などが設置してあります。

P1020597_2

池に散ったもみじ。

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一人きものでしたが、どなたかが「写真撮りましょうか」と撮ってくださいました。

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「からくれないに水くくるとは」
池に落ちた紅葉のじゅうたん

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池に浮かぶ船

庭園の中にはいい感じのカフェもあって、スパゲッティなどの軽食ができるのも便利

P1020616

カフェからの景色。

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「きもの熱」(清野恵理子著・集英社)にも載っていますよ、根津の庭園。

根津美術館の館長の奥様。根津后方子さんです。美しい

本持っている方はぜひ見てみてください。

本日のきもの。

P1020567001

型染め紬小紋に抽象柄袋帯

帯揚げ・濃い緑

帯締め・オレンジ

150年前にいきた才能と時間の凝縮にパワーをもらい、

素敵な庭を歩き、解放を感じる

すぐに帰るつもりが、素晴らしい時空散歩になりました。

興味ある展覧会があったら、ぜひ行ってみてください。きものの撮影のぴったり

学んで食べて、一日遊べます。

表参道から近いし、途中にプラダやイッセイ・ミヤケなどのショップも覗くのも楽しいです

ご訪問ありがとうございます。

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いわく付き、「お守り江戸小紋」で遊んでみる

2012-12-12 20:28:30 | 家族

 

自分のきもの箪笥の奥で、

お蔵入りになっていた

「お守り江戸小紋」を見つけました。

 かなり前に、母から贈られた

銘入り青磁色の江戸小紋です。

 たとえば、母はこんな袋帯に合わせて

フォーマルに着てほしかったのだと思いますが~~。

 

P1020513_2

帯・蘇州刺繍(こちらは母の形見)

作ってくれた頃には、きものに興味は持たず、

その後も、こういう格好は苦手、

第一上手に着れないし

 でも、この小紋、八掛がすごく面白いんです。

 「交通安全」「合格祈願」「長春開運」

「子宝開運」「美人宝」「日々好日」

ーーといったいわゆるお守りのことばがずらりと書いてあります。

 

表地に、おめでたい柄を使ったものはよく見ますが、

八掛にというのは珍しいのでは?

 

両親ともすでに亡くしなりましたが、母は信心深い人でした。

 手広く商売をやっていた父は、

女性の出入りが多かったんですね(家族の恥をいまさらですが)

 「女は男の甲斐性」などと言われ

江戸時代ですか?いえ、昭和です)

我慢していたようですが、

そのストレスを宗教(困ったときの神頼み的な)

などで紛らわしていたようです。

 でも、晩年父が落ち着いてからは、

夫婦仲はとてもよく、父が亡くなったときには、

「早くお父さんのところに行きたい」などと言っていました。

 

当時の私には、なかなか理解できなかったのですが

過ぎてしまえば、嫌な思い出もみなセピア色、なのでしょうか。

 そして実際一年後に

「お父さんのところに行けるのがうれしい」

と逝ってしまいました。

 まあ、年を重ねたからこそ話せることです。

 まあ、そんなこんなで、娘(私です)の

きものを誂えるときにも、「どうぞ、神さま、仏さま」

という気持ちがあったのでしょうか。

 

八掛に願いを込めて

 

晩年、穏やかなときのものですが、

うーん、有難いような、怖いような~。

「家内安全」「商売繁盛」

「長寿開運」「仲良善哉」ーー、まだまだあります。

 

で、久方ぶりというか、

ほとんど眠りっぱなしだった江戸小紋、

出してみると、「いいものじゃないの」

 でも、フォーマルには着ても面白くないので、

いろいろ遊んでみたいと思います。

 江戸小紋って、結構どんな帯でも合う優れものなんですね。

 

今月の「七緒」に江戸小紋には、

どんな帯でもいいのですか、

という特集があって、

そこには「どんなものでもいい」

という意見と

「遊び着物がたくさんある昨今、

特に遊ばなくても」

という意見とに分かれていました。

 でも、遊びたいです

最初は、母の意を汲んでフォーマルに。

 

帯・辻が花的なシルバー

帯揚げだけ、縞で崩してみました。

無難コーディ。

 

P1020481_2

 

で、次は、更紗や紅型帯で遊んでみます。

 

お手本は「クロワッサン・着物の時間2」掲載のこの方



更紗収集家の菊池信子さんです。

江戸小紋に更紗~

 素敵です

 

江戸小紋でこれだけ遊べるのだと、

この写真を見て知りました

 こんな風にいつか着てみたいと思っていますが、

いつになるでしょうか。

 

 

励みの応援ポチ、

ありがとうございます。

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ようやく見つけた! 快適な襟芯

2012-12-10 17:37:57 | 着付け、試行錯誤

 

きものを着はじめたときの最初の難関は、襟まわりでした。

 半襟がなかなか出なかったり、襟もとが落ち着かなかったりーー。

 何人かでお出かけしていたとき、着付けの資格を持っている人が、見かねていろいろ教えてくださったのですが、なかなかうまくいきません。

Erimoto233_5

着始めて間もないころです。

 右隣の女性は、紫苑よりだいぶ若いのに、きものライフ長くて、資格も持っている方。

 襟元、かなり違いますよね。

 当時は着てどこかに行けばそれで満足していましたから、襟芯どころではありませんでした

 ある方は、「硬めの襟芯を使わないとキマラナイ」といい、ある人は、「三河芯がいい」とおっしゃる。

大久保信子先生の本には、「あまり硬い芯は浮いてくるので、A4の少し硬めの紙を四つ折りにすると、柔らかさが出ていい」と書いてあります。

 

どれも試したのですが、

 1 プラスチックの芯は、時間が経つにつれ襟元が浮いてきます。

 2 三河芯は、後ろの襟周りにシワがよります。

 3 紙は、もっとシワがよります。

1は、襟元が浮く上、硬いので着ていて胸の辺りにあたったりと、付け心地がよくありません。

 

フォーマルのときには仕方がないけど。

 

2,3は、着なれた方には、多少崩れていたほうが味が出る、ということなのでしょうが、いまだ初心者の紫苑は、単にだらしなく見えるだけ

いろいろ試して、最近は、まだプラスチックのほうがいいとあきらめていました。

Rimg0534erimoto_4

3年前くらい前かな。やはり右と左の襟の出方がまったく違います。

 こうしてランダムに取り出して昔の写真見直してみると、アラがみえます。写真撮っても顔だけしか見ませんでした(笑)

 しかし、ようやく着付けの大切さに目覚めた紫苑、試行錯誤を重ねた結果?、見つけました、ぴったりの、快適襟芯

 

洋服用の接着芯です。

たまたまバッグを作るために購入していたものを、ふと思いついて試してみました

 プラスチックの襟芯より柔らかいけど、洋服用の芯のなかでは硬めです。

 それを、襟芯の幅4・5センチに切っていきます。

ブログ引っ越して前の写真が飛んだので、新しい写真を)

 

50センチ買っても、300円くらいだし、それで、襟芯が10本取れます。そんなにいらないって、いやそれが~。

P1020452

襟元、だいぶきれいになりました

 

後ろもゆがみません。

P1020453_2

なにより硬くもなく、柔らかくもないので、きもの着ていてすごく楽になりました。

 脱ぐのが惜しいくらい、ほんと

 次々とコーディしてても楽になったのは、この襟芯のお蔭です。

 何本も作れるので、襦袢に襟芯つけっぱなし~~。

 畳むときにも、優しくカーブします。

 既成の襟芯がぴったりこない方は、生地屋さんに行って、ご自分に合う硬さの芯、試してみてください。

 

関連記事

試行錯誤の末「劇的きれい襟周り」

アイデアいっぱいのきもの本」
「初心に戻って襟周りのこと」

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きもの熱、どんどん上がります。御礼

 

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刺繍半襟が好き。高じて、クリスマス半襟作ってみました

2012-12-09 11:21:48 | 手仕事 和裁


刺繍半襟、どこか物語めいていて、素敵ですよね。

最初は、きものの襟の汚れを避けるためという実用だったものが、おしゃれ用になったというプロセスも、日本女性のおしゃれに対する高いセンスを感じさせます。

首周りの、ほんのわずかな場所なのに、存在感大きい。

刺繍半襟といえば池田重子さま。

P1010496_2

半襟のおしゃれ・池田重子コレクション」(実業之日本社刊)

紫苑が半襟が好きなのは、洋服の襟のように顔写りがよくなる効果があると思うからです。

写真撮影のときのレフ(反射)効果ですね。それゆえ失敗するダメージ大きい(失敗、よくします)

地味なきものも半襟を変えれば結構見栄えするような気がします。

紫苑もいつしか集めるようになりました。

その一部です。

P1020419_2

P1020420

P1020421_6

いつしか、自分でも作りたいと思うようになり、夜チクチクし始めました。和裁のようにお道具広げなくていいから結構手軽にできるんです。

P1020424_2

桜に雪輪。

絹糸だけではいつできるとも果てしないので、木綿糸との二本取りです。木綿だけでは光沢が出ないのです。

繊細さは劣りますが、早くできる上存在感が出てくるので。お遊びならお勧めです。

使うのはフランス刺繍用の枠です。

ひいらぎと赤い実のクリスマス

P1020422_7

最初は、もっと手の込んだものをたくらんでいたのですが時間がなくて断念

まっ、仕事ではないので、チクチクが癒しになるくらいで止めておきます。

音楽聞きながら刺していると、刺繍糸の色と音のハーモニーが身体を包んでくれて、別の空間にいるようです。

普通の半襟に波型に線を刺していくだけでも、結構ニュアンス出るんですよ。

刺す色も、そのときの気分によって、優しい色や明るい色を選びます。

いつかこんなの作りたいと思っています。

再度、重子さまの「半襟コレクション」から。

P1010499_2

わっかだけでも可愛い

P1010504_7

ぐるぐる渦巻きがお気に入りです。これだけでもいいかも。葉っぱの赤はちとキツいので、刺すなら色を変えようかな。

まっ、いつ取りかかるかは不明ですが、やりたいことたくさんあると明日に希望が持てますね

ご訪問ありがとうございます。

気が向いたらクリック、よろしくお願いします。

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笹島寿美先生の著作で解けたきものの疑問

2012-12-06 05:57:50 | 着付け、試行錯誤

笹島寿美先生の「きもの上手は着付けから」(淡交社)という本を読んで、これまできものについて感じていたささやかな疑問についての答えをいただいたような気がしました。

P1020393
柔らかな着付けです

そのひとつが、こんな疑問「置きコーディと実際に着たときとが違うのはなぜだろう

お出かけのために夜に用意しておいたコーディネイトが、次の日、いざ出かけようとすると、しっくりこないことがあります。

もちろん天候などにも左右されるものですが、天気予報あらかじめわかっていてもなぜかNG。

もちろん着付けが未熟なせいもあるのですが、寿美先生も同じようなことを仰っていて、

「あるときは想像以上に美しく見えたり、期待を裏切られることもあります。ーーきものは確かなバランスを持たない不安定な衣服であるといえましょうか」

そうですよね。この不安定さをできるだけ少なくするために着付けやコーディネイトの修行があるわけですが、それでも残る不安定さ。だからきものは魅力的なのでしょうね。

そのほか、「きものは骨格で着る」「着くずれの美しさ」など、着付けの大御所だからこそ言える言葉が随所にありました。

P1020394
きちんとした着付けだけでは出せないお人柄が出ているように思います。

洋服でもそうですが、着くずしの魅力は、着付けがちゃんとできてこそ。

やはりせっせと精進することにいたしましょう

着くずせるほどの極みに

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箱根で足元を見られた

2012-12-04 20:02:45 | 旅・少し遠出

娘と退社慰労会の食事を終えたあとは、友人と箱根行きのロマンスカーに。

箱根にきもので行くのは初めてです。

ロマンスカーのなかでのきものは、帯がクッション代わりになって快適

P1020331romance_2
宿に着いたのは夕方。

用意していったのは、泥大島です。

P1020402

同じ帯、帯揚げ、帯締めです。

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パノラマで撮ってみました

温泉に入るだけでよかったのですが、せっかくだからと桃源台のほうまで行くことにしました。

箱根には車で来ることが多く、美術館やら彫刻の森やらに行くのに忙しく?ケーブルには乗ったことがなかったのです。

箱根湯本から桃源台までは登山鉄道、ケーブルカーで行きますが、往復料金が5千円近くもするのにびっくり

ロマンスカーの料金より高い。

でも、その景色を見て納得

P1020362_2

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せっかくの絶景も、カメラが(撮る人が下手?)よくなくて迫力出ません

いいカメラほしい~

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紅葉は先週くらいがベストだったそうだけど、それでもきれい

P1020370
娘の門出を祝ってか?、富士山が見えました。

「箱根のケーブルカーから富士山を見た人はいいことがある」と、勝手に決めてます

で、結局大島紬は着ませんでした。

それまで誰にも気づかれなかった足元を、帰りの電車に乗る際、「あら、面白いですね」とご婦人に言われてしまいました

P1020372_2

ちょっと恥ずかしい

きもの着るつもりで靴持っていかなかったんです。でも山に行くのにきものもないと思って~~。

帰宅してせっかくだから。大島着てみました。

P1020408


写真なりとも富士山を見た人に

いいことありますように。

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アンティーク紅葉訪問着、娘が退社したので慰労会

2012-12-03 09:53:36 | 家族

娘が、二年間勤めた会社をやめることになりました。

一年くらい前から「辞めたい」と言っていたのですが、せっかく社員で入れた会社だし、キビしい就職状況で先が心配と反対していたのですが、やりたいことがあると、ついに辞めてしまいました。

で、V6のいのっちがドラマに使ったというレストラン「アピシウス」で慰労会です。

娘の?、いえ母親のです

ご馳走してくれるそうです。

心配かけ賃?

 

きものは紅葉、ピンク地に葡萄刺繍やつたの更紗っぽいものです。

P1020273annthiku

先の更紗小紋の一式が出ていたので、やはり赤の更紗をチョイス。

帯揚げ・半襟に合わせて瑠璃色の染め分け。

帯締め・裾の合わせてピンクの更紗。

P1020384_3

裾の、更紗っぽい模様が気に入っています。

ピンクに葡萄の部分が刺繍です写真ではよく見えないですね。

このあと箱根に行くので、帯は名古屋です。

一応大島紬を持っていきます。

 

お食事中の撮影はご遠慮ください、と案内に書かれていたので写真はなしです。

出るとき、撮っていただきました。

で、その足でロマンスカーに。

きもので箱根行くのは初めてです。

 

娘の前途に幸あれとの

クリックをありがとうございます。

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年を重ねるしあわせーー友の命日に想う

2012-12-01 18:00:56 | 健康・病気

 

 

このところブルーな日が続いているなと思ったら、

友の命日が近いせいでした。

P1020013

窓から見える景色に癒される日々。

50代になったばかりの頃

乳がんで亡くなった友だち。

あれからもう何年も経ちますが、

いまだにこの時期になると思い出します。

 息子のサッカー仲間の母親で、

受験などで忙しく、

自分の身体のことを慮る余裕がない日々が続き、

ある日「おかしい」と気づいたら末期でした。

 病気のことを知らされ、

彼女が入院しているあいだ息子と

二人分のお弁当を作った日々~~。

 育ちざかりの子どもがいるときに

病気になることの大変さを知り、

すぐに私も検査を受けました。

 その結果、初期の乳がん病が

みつかり助かった経験もしています。

 彼女に助けられたわけですね。

 その後、彼女は息子の大学入学を

見ないままに逝ってしまいました。

 

普段は、「ああ、また年を取った」などと

嘆いていますが、年が加わることは、

どんなに幸運なことかとしみじみ思います。

 

いつまでも若いままの友人の写真は悲しいです。

 

よく一緒に映画やお芝居など

誘ってくれた友人ですが、

あれからきものにはまった私とも

一緒にお出かけしたかったです

P1010638

どんな時期も、それなりに楽しめます。

このところ我が家は波乱含みですが、

そんなことなんでもないですよね。

 

みなさまも健康だけには

気をつけてください。

応援のポチをしたり、

されたりするしあわせ

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