今日は我が家ではお盆である。
現在住んでいる町は、新旧混在であるが主力は月遅れの8月がお盆のようである。
昨日は梅雨の晴れ間を見計らって田舎へお墓参りに行ったが、花が飾られていない墓もかなりあった。
「千の風に乗って・・・」の歌詞にはお墓の前にぬかずいて冥福を祈る人に「私はそこには居ません」と言う。

千の風に乗って漂っているのだという。
義弟の初盆を迎えるが、火葬場で骨を拾った一人として不思議な感慨にとらわれた。
「千の風焼き場の骨の意味を問う」という句は、その時の気持ちを詠んだものだ。
意味の無いことをして、気休めか無駄なことをしているのだろうか・・・・と。

「無意味の祝祭」ミラン・クンデラ(著)西永良成(訳)2015・4河出書房新社(刊)
無意味という言葉につられて図書館の本を手にしたのだが、少々手こずった。
多少回りくどいが良い作品が多く好きな作家の一人なのだが、今回の本はとにかく表現が回りくどく小難しい。
おまけに現実・空想・そして時代が混在して非常に分かりづらい。
最後に出てくるセリフだけが妙に自信に溢れリアリティーがあった。
「ねえ君、無意味とは人生の本質なんだよ。」
葬儀も、墓参も、諸々の約束や決まり事や、何度も繰り返す愚かな行為も、無意味と言われりゃ無意味だが、その行為を集めたものが人生でしかない。

現在住んでいる町は、新旧混在であるが主力は月遅れの8月がお盆のようである。
昨日は梅雨の晴れ間を見計らって田舎へお墓参りに行ったが、花が飾られていない墓もかなりあった。
「千の風に乗って・・・」の歌詞にはお墓の前にぬかずいて冥福を祈る人に「私はそこには居ません」と言う。

千の風に乗って漂っているのだという。
義弟の初盆を迎えるが、火葬場で骨を拾った一人として不思議な感慨にとらわれた。
「千の風焼き場の骨の意味を問う」という句は、その時の気持ちを詠んだものだ。
意味の無いことをして、気休めか無駄なことをしているのだろうか・・・・と。

「無意味の祝祭」ミラン・クンデラ(著)西永良成(訳)2015・4河出書房新社(刊)
無意味という言葉につられて図書館の本を手にしたのだが、少々手こずった。
多少回りくどいが良い作品が多く好きな作家の一人なのだが、今回の本はとにかく表現が回りくどく小難しい。
おまけに現実・空想・そして時代が混在して非常に分かりづらい。
最後に出てくるセリフだけが妙に自信に溢れリアリティーがあった。
「ねえ君、無意味とは人生の本質なんだよ。」
葬儀も、墓参も、諸々の約束や決まり事や、何度も繰り返す愚かな行為も、無意味と言われりゃ無意味だが、その行為を集めたものが人生でしかない。
