カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

ご先祖とお花見

2022-04-04 16:19:57 | おでかけ

 今日4月4日は「先祖祭り」の日。

 私の故郷の集落では、3箇所の墓地がある。

 各々の墓地ごとに集まって先祖供養の法要を営む。

 その日は、お寺の住職は3箇所を順に回って3回読経をするわけである。

 私の知る限りでは、土・日・祝祭日・平日関係なく、勿論天候に関係なく催される習わし。

 昨日町内会の役員を終わったばかりだが、今日から1年間お墓の世話役の一人になる。

 お盆・正月・先祖祭りの前に、お墓の一斉清掃や先祖祭りの世話等が主たる任務。

 持ち回りだから、否も応もない。

 法要の後は、お酒が入ったお花見状態になるのだが、コロナのご時世でその辺りは弁当を配ってアッサリ解散。

 弁当を持って、相方と菊池公園にお花見と洒落込んだ。

 

 (菊池公園の桜と故郷の山:鞍岳)

 この公園と前方の鞍岳の中間付近に墓所があって、先ほどまでお経を聞いていた。

 で、この菊池公園は昔の菊池城の跡で、現在は菊池神社のある場所。

 仏様の処で頂いた弁当を神様の地所で食べようという、まあ神も佛も有る話。

 

 (先祖祭りのお弁当)

 完全にお酒を意識した詰め合わせ。

 車なので、そこはぐっと押さえてお茶で我慢する。

 

 (菊池城跡月見殿方向)

 桜は完全に盛りを過ぎていて、少しの風でハラハラと花びらを散らす。

 弁当の中にも舞い降りてくる。

 酒杯に花びらが浮かぶ図は、想像だけにとどめておく。

 結構な量があって腹一杯となり、散策路を歩いて腹ごなしと歩数稼ぎを少々。

 

 (地面から直接開いた花)

 薄紫の小さな花が、地面に沢山咲いていた。

 今の時期だし、色からしてスミレだと思っていた。

 しかし、近づいてよく見るとスミレとは花の形が違っている。

 

 (リンドウ?)

 花の形はリンドウに似ている。

 春リンドウではないかという結論に達した。

 阿蘇の草千里などで、秋のリンドウはよく見かけるが、こんな平地は珍しい。

 これが、桜が満開の時期なら桜ばかり眺めて、木洩れ日程度の薄暗い地面など誰も見ない。

 ハラハラと花びらが落ち行く先の地面に、目を移して初めて薄紫の花に気がつくという仕組み。

 自然も中々の演出家である。

 島倉千代子が昔歌っていた「りんりんリンドウは小紫・・♪」という歌の文句を思い出した。

 昔の歌なら、どういうわけか直ぐに思い出す。

 「花に風人にはコロナ月に雲」・・・しろ猫

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コメント
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