当地は朝から線状降水帯が発生する恐れのある地域になっている。
九州南部から中部北部へと順次雨域は北上するようで、要注意は九州北部から山口県。
ただ、気まぐれだからどこで長居をするか判らない。
▲(今朝の西の空)
南西の方向から次々と雲が来るので、南西方向の雲域の動きには注意を要する。
昨日はちょっと天気が持ち直した時間帯に歩いた。
▲(田んぼと里山)
先日までの田んぼは、里山を撮し込む水も見えていたのだが苗の成長に応じて見えなくなりつつある。
▲(雨水調整池)
蒲の穂が揺れる貯水池では、牛蛙がヴォーヴォーと独特の声で鳴いていた。
ここのところ降り続く雨で、木山川や秋津川がどうなっているか様子を見てみた。
▲(木山川)
▲(秋津川)
どちらの川も、岸辺や中央部に生茂った草がなぎ倒されている辺りまで増水したことが窺える。
洪水を心配するほどには上流部でも降っていないようだ。
我が町には、一級河川緑川水系の小さな支流の木山川と秋津川が流れている。
▲(3つの河川が同地点で合流)
左が町の直ぐ南を流れる秋津川、中央が田んぼの真ん中を流れる木山川、右は隣町から流れてくる矢形川である。
同一地点で合流するのも珍しいと思う。
ここから1kmほどは、木山川と名を変え、江津湖方向から流れてくる加勢川と合流。
さらに下流で緑川と合流し有明海に至る。
この小さな支流の木山川や秋津川に流れ込む更に小さな小川の上流巡りをここ数年続けている。
先日は木山川に流れ込む小さな小川(中畑川)を遡った。
▲(中畑川)
川というより、溝か用水路といった川幅と流量。
ふと橋の袂に目をやると標識が立ってた。
▲(畑中川法河川上流端の標識)
一級河川緑川の支流の加勢川の更に支流の木山川、その支流の中畑川の法で定めた上流端だという標識。
河川は一級河川、二級河川、準用河川、普通河川に区分されているらしい。
一級河川は国土交通大臣、二級河川は都道府県知事、準用河川は一・二級河川の末端等やその他の河川で市町村管理。
一級河川はどんなに支流に昇って行こうが、最後まで一級河川だそうである。
つまりこの標識は一級河川緑川水系の木山川の支流の中畑川で、国土交通大臣の所管する責任分界点なのだろうか。
これより上流部は、市町村の管理下におかれ、無数の溝や沢があり小川の長さとしてはこの標識より上流部が長い。
小さな山崩れや土石流、小さな堤防の決壊などこの標識の上流で起ることが多い。
そして、余程の事でない限りニュースで取り上げられることもない。
恵みの雨は災害と表裏の間柄。
最近の自然は、少~し短気になっている。
「歳時記に合わぬ庭木の花が咲く」・・・しろ猫
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