久々に堤防コースを歩いてみた。
稲刈りがすっかり終わった田んぼは、畦にからし菜などの葉物が茂っていて、むしろ春の野を思わせる。
川もすっかり普通の姿に戻っていた。
(可動堰付近の川)
田んぼに水を入れるための可動堰で川がせき止められていた頃は、見えなかった川底が見えていた。
水草が川底で揺れている。
せせらぎも戻っていた。
水鳥もこころなしか嬉しそうで、何組かがペアで泳いでいた。
ただ堤防の場所によっては、車などの通行がないため蔓が両側から伸びて、道路が狭くなっているところもある。
(ススキの原)
河川敷の内側にススキの白い穂が、キラキラと逆光に光って見えた。
(用水路の葉っぱだけの彼岸花)
誰かがマリを落としたのか、落下する水の中でクルクルと回り続けていた。
溝の中で小石の様に見えるのは「カワニナ」で、異常なまでの数だった。
この写真では、その一部しか写っていない。
蛍の幼虫の餌になるそうだが、この溝の上流部では確かに夏の初めには蛍が飛んでいるのを見かける。
ただ蛍の出没を知っている人は、以外に少ない。
もう暫くすると、渡り鳥がやってきて川面は突然賑やかになる。
今は一時の静けさなのである。
「青い鳥見つけたけれど見ないふり」・・・・しろ猫
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます