朝晩は涼しく過しやすいものの日中は34度の予報。
夏場の最高気温は他所に負けるが、夏日の長さでは当地は負けていない。
特に私の部屋は日当たり良好風当たり不良で、我慢できず先ほどエアコンのスイッチON。
せめて、雰囲気だけでも涼しくしようと先日の阿蘇路で立ち寄った池山水源をUP。
(池山水源への道)
入り口に架かる小さな橋を渡ると、ひんやりとして流れる水の音も心地よい。
(水源の池)
下の砂地からモコモコと水が噴き出している。
名水百選に選ばれている水源は、県下には数多くあるが此処もその一つ。
某飲料メーカーが富士と此処阿蘇の伏流水を、天然水として売り出したのはもうかなり以前のこと。
(足水?)
この池山水源は、いつも他の目的地に向かうときちょっと脇道に逸れて立ち寄る場所だった。
ところが今回、気にも留めていなかった場所に目がいった。
足湯風の施設があったのだ。
足湯は、温泉地にはよく見かける施設だが、ここは温泉とは無縁の冷たい水が売り。
多分湧水池に足を踏み入れたらどんなに冷たいかを体験できる場所なのだろう。
夏場の暑い時期なら、ちょっと靴を脱いで足を浸してみる気になるかも・・。
我が町の南に位置する里山の麓にも湧水地がある。
(湧水地:そうめん滝)
岩の割れ目から水が噴き出していて、わずか50cmほどの滝状になっているところから「そうめん滝」と命名されている。
ひょっとしたら、冷蔵庫もなかった昔はこの冷たい水で集落の人はソウメンを冷やした由来かも・・。
阿蘇のカルデラを囲む外輪山を分水嶺として、北は福岡県の筑後川、東は大分県の大野川や宮崎県の五ヶ瀬川、南は熊本県の緑川、それに西はこの「そうめん滝」も含めて阿蘇カルデラ内の無数の湧水が白川や菊池川となって、有明海に注いている。
肥後は火の国であるとともに、水の国でもある。
と、まあ、ささやかなお国自慢でお茶を濁す。
もちろんお湯は、上水道100%湧水の町の水道水を沸かしたもの。
「秋深し趣味で疲れる果報者」・・・しろ猫