ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

稀代の作曲家、筒美京平が残したもの

2020-11-01 10:18:12 | 音楽
先月、作曲家の筒美京平さんが亡くなりました。筒美さんの音楽で育った僕としてはひとつの時代が終わった感慨があります。

個人的に印象的な筒美作品を年代順に並べてみます。1970年代初頭では南沙織の「17才」、堺正章の「さらば恋人」。自分が生まれた頃の曲なので、当然、記憶はないのですが、不思議とその時代の街や人、吹いていた風が浮かんでくるようです。
少し後になって太田裕美の「木綿のハンカチーフ」。松本隆さんの文学的な歌詞を見事に名曲に仕上げました。松本、筒美のゴールデンコンビが誕生した曲でもあります。太田さんの曲では「赤いハイヒール」なども好きです。

80年代は僕にとってもリアルタイムになります。河合奈保子の「エスカレーション」は友人とレコード店に買いにいった記憶があります。多分、この曲が僕が初めて買った曲だと思います。小泉今日子の曲は色々ありますが、「魔女」と「夏のタイムマシン」を挙げておきます。そして斉藤由貴の「卒業」「初戀」ですね。

平成に入ってからも、何曲かヒット曲はありますが、筒美さんの全盛期は昭和と共に終わったのだと思います。筒美京平の曲を聴けば、あの頃、誰とどこにいたかを鮮明に、またおぼろげに思い起こします。そうした意味では僕にとって筒美京平は青春そのものでした。筒美先生、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
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