白雲去来

蜷川正大の日々是口実

人、渾身の悩みあり。

2010-04-08 18:59:38 | インポート

四月七日(水)曇りのち雨。

 六時に起きて、久し振りに皆で朝食のテーブルを囲んだ。今日は、昼から免許書の更新に出かけた。ドジなことに、免許センターは相鉄線の二俣川駅の近くである。私の家は、交通が不便で、昼はバスが一時間に二本しかない。仕方がないのでタクシーで駅まで行ったが、普段は相鉄線など乗ることがないので、つい横須賀線の保土ヶ谷でタクシーを降りてしまった。降りてから、ここではなかった、と勘違いに気づき、またタクシーに乗って相鉄線の駅まで行った。懐が不如意な折に、自分を罵りたくなった。

 違反が二回あったので、二時間の講習を終えて、自宅に戻ったのが四時半。あーあ疲れた。

 夜は、楽しみにしていた、古い友人、二人との一献会を、前里町の、やきとり屋「だんらん亭」にて行なった。一人の友人と会うのは、約十年ぶりくらいだ。まず久闊を叙し、お互いの子供の話などに花が咲いたが、何と、一番下の娘さんが、中学時代に受けたイジメで、精神を病み、成人してからも入退院を繰り返し、現在も尚、ケアを続けているとのこと。定年前に会社を辞め、転職していたことを、聞いていたが、たまに電話で話しても、そんな素振りは全く感じなかった。歳のせいか、そんな友の話を聞いていて目頭が熱くなった。

 ふと、三上卓先生の句、「野火赤く、人渾身の悩みあり」が頭に浮かんだ。他人には、幸せそうに見えても、「渾身の悩み」を抱えている人がいる。何も出来ないが、今日のように、共に語り、酒酌み交わし、励まし合う、ことも必要ではないかと思った。

 「同志」という他人がいる。同志を装っていても、酒席を共にしたくない連中もいれば、例え、志は違えども気の合う友がいる。残り少ない人生、これからはつとめて、気の合う人のみと、会い、酒酌み交わしたいと、しみじみ思った次第。

コメント (1)
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さすがに休肝日です。

2010-04-08 18:26:11 | インポート

四月六日(火)晴れ。

 久し振りの良い天気だ。しかし昨夜の酒がたたって、とても起きられなかった。入学式の後片付けなどで、午前中に帰って来た子供に起こされた。午前中に、友人と待ち合わせをしていたのだが、夕方にして頂いた。

 遅い朝食を済ませた後に事務所へ。「燃えよ祖国」に連載して頂いている「草茅危言」が、新たに単行本となる。そのデーターが事務所のパソコンにあるので、取りに行った。窓を全開にして空気を入れ替えて、二時間ほど仕事。友人とお茶をして、自宅に戻ったのが、六時近く。入浴を済ませてから、家族揃って夕食。さすがに今日は、休肝日とした。

 食後は、「実話時報」に連載させて頂いている、野村先生との旅に触れた「回想は逆光の中にあり」の第十回の校正が上がってきたので、作業を終えて入稿した。

 本当は、平沼新党の事などについて書こうと思ったが、それはこの次にします。

 


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