白雲去来

蜷川正大の日々是口実

沖縄を守るために、多くの若人が特攻隊として散華した。

2010-04-28 19:27:27 | インポート

四月二十七日(火)雨。

 外は雨。やっぱり昨日歩いておいて良かった。朝食の後は、締め切りギリギリの原稿をガァーッとやった。午前中に何とか入稿してホッとした。後一本、月末までに書き上げなければ。

 午後から事務所で調べ物をしたが、事務所に持って行ったはずの資料がどうしてもないのだ。先月、随分と資料を整理して、捨てるものは捨ててしまったので、まさかとは思うのだが。

 忘れっぽいので、いつも何かを探そうと思うと、こういうハメになる。事務所には、いつか使おうと思って、大事にしてある資料が山積みとなっているので、いずれキチンと整理をしなければと思っている。

 夜は、日頃からお世話になっている方たちとの一献会。六時から飲み始めて、気がつけば十時半。三人で「赤霧島」を一本、「黒霧島」を二本も空けてしまった。いやはや久し振りの大破・轟沈の酒だった。

 沖縄がまた熱い。もちろん米軍の普天間基地の移設問題。日本に米軍の基地があるのはおかしい、と言うのはもちろん正論である。それならば沖縄の地理的状況を考えれば、米軍規模の自衛隊が駐屯するのは認めるのか。恐らく認めまい。反基地運動を指導しているのは、反日、反米の思想を持った運動家であるからだ。

 好むと好まざるとに関わらず、戦後の日本と日本人が、国の安全保障を米軍に委ね、経済繁栄をしてきたのは、否定できまい。それがアメリカの極東戦略であろうが、アメリカの都合であろうが、平和を満喫してきたことの大きな要素は日米安保にあることは、余程のへそ曲がりでなければ、イエスと言う他はない。国の安全をかつての敵国に委ねていながら、「日米対等」などと言うのは、正に画餅である。

 日米が対等の立場でいようと思うのならば、改憲して自主防衛体制を強化することが必要であることは、今や、小学生でも分かる論理ではないか。先の大戦で、本土の防波堤となった沖縄には、米軍に代わる国軍、即ち自衛隊の駐屯こそ、英霊に対する鎮魂であるのだ。先日の九万人が参加したという集会に、「米軍に代わり自衛隊を」というプラカードを持った人が居たのかどうかは、寡聞にして知らない。

 確かに、戦後、沖縄は、米軍駐留と言うことで様々な労苦を強いられたかもしれない。しかし、それは沖縄と言う地理の上で、ある意味では仕方がないかもしれないのだ。共産支那や北朝鮮が虎視眈々として我が国の安全を脅かそうとしており、もし沖縄に軍隊が皆無ならば、台湾や韓国でさえ領土、領海、領空に対して様々な無理難題を押し付けてくるに違いない。だからこそ、先の大戦で、我が国は沖縄防衛の為に死闘を演じ、死力を尽くして戦ったのだ。

 私の大好きなブログ「爆ちゃん吠える」に、沖縄に関して、とても良いことが書いてあったので、失礼ながら無断で、転載させて戴く。

 沖縄県民もそろそろ被害者意識から脱却し、歴史を冷静に見つめては如何だろう。沖縄が歴史的に翻弄されたという事実は理解するが、沖縄がその地理上故に安全保障上重要な要であるということも認識するべきで、普天間問題での混乱は国益を害するだけだ。

 先の大戦で、連合軍の沖縄への上陸、本土決戦を阻止しようと神風特別攻撃隊が編成された。昭和19年10月20日、フィリピンのレイテ島に圧倒的勢力で上陸を図ろうとする米軍部隊への起死回生の反撃作戦としたのが最初である。以降終戦に至るまでに、3972名の若者が特攻攻撃に命を捧げたのである。祖国を守る為に死を決意して志願した特攻精神は祖国愛の極致と言うべきもので「神風精神」こそは大東亜戦争が、自存の為の祖国防衛戦争であったことの何よりの証である。
 

 沖縄戦に於いても特攻部隊が重要な役割を果たした。特攻戦死者の実に76%が沖縄戦で亡くなっている。鹿屋基地(海軍航空)からの特攻で1981名、知覧基地(陸軍航空)からの特攻で1021名の合わせて3002名である。特攻は航空だけではなく、特殊潜航艇、回天魚雷、空挺特攻、対戦車特攻、震洋特攻艇、陸軍海上特攻なだ様々な工夫により劣勢を覆す為の特攻攻撃が行われた。集団自決が問題となっている座間味、渡嘉敷両島に於ける梅沢、赤松部隊は元々島の防衛隊ではなく、海上特攻の部隊であった。米軍がこれを察知して  

 特攻艇を先制撃破した為、止むを得ず上陸軍と戦闘を行ったのだ。
戦艦『大和』が沖縄戦の為に出撃したことはよく知られている。これも特攻攻撃の一つであろう。沖縄に到達した暁には、海岸に乗り上げて全力を挙げて砲撃戦を行う予定であった。しかも、『大和』には歯磨き粉、ブラシ50万人分、月経帯15万人分などの民生品を大量に積み込んでいたのである。

 沖縄と沖縄の人々を必死で護ろうとした何よりの証明と云えよう。
「日本は沖縄を見捨てた」「日本は沖縄を捨石にした」「日本軍は沖縄の敵であった」などとホザく人々がいる。米軍基地反対や集団自決軍命令説のウソを主張している連中である。「米軍基地反対!」を叫ぶのも良いが、こうした純粋に国の為に尊い命を捧げてくれた特攻の英霊に一体どんな顔向けが出来るというのか。

 沖縄で9万人の反対集会が行われた昨日、東京日比谷公会堂で、拉致被害者の早期救出を求める「金生日はすべての拉致被害者をすぐ返せ!『国民大集会』」が行われ、約1500人が集まった。マスコミ各社はこの大会を黙殺したが、沖縄の県民集会よりも拉致問題の国民大会をもっと国民に知らせるべきであろう。
 拉致問題を解決することも国益上重要で、余りにも軽く扱われ過ぎていることは憤激に堪えない。


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