四月十五日(木)雨。
花の雨けむる祖国の淋しさよ という野村先生の句のような天気である。今日も朝六時に起床。七時から体操。天気が悪いので室内で行った。
昨夜レンタルしたDVD、「真夏のオリオン」を見た。潜水艦ものの映画の好きな私としては、筋立ても良いし、内容も良かったのだが、残念ながら、役者がいまいちだった。決して、演技のことではない。若すぎるのだ。どう贔屓目に見ても「軍人」には見えないのだ。いわゆる青春映画だったならば、どの役者も、それなりに良いのだろうが、演じているのは、帝国海軍軍人なのである。口調、動作、顔の表情・・・。
たとえば、男の眉と眉の間に気合いが漲るときを「気宇」という。眉と眉の間が開くことを、「愁眉を開く」という。こういった表現や表情を、教えられなくとも軍人は、その日頃からの厳しい訓練によって身に付いていたものなのだ。その昔の映画、「ああ海軍」や「海軍四号生徒」を是非見てほしい。海軍の軍人の姿が描かれていて、その爽やかさに感動するはずだ。せかく良い映画だったのに、少々残念だった。
ずいぶん前のことだが、アメリカ人は、誰が演じてもカウボーイが似合い、日本人は兵隊の役が似合う、という話を聞いたことがある。何となく分かるような気がする。最近の役者は、皆、イケメンかもしれないが、顔に厳しさや、凛としたものが感じられないのだ。これからは、軍人の役などできる役者がいなくなってしまうのかもしれない。
雨の中を、午後から一時間ほど歩いた。サボっていたことがてきめんに表れて、足腰が痛い。しかし自分の為なのだから、帰っても続けようと思っている。禁酒五日目である。