七月二十六日(金)曇り。 午後から事務所に行き「燃えよ祖国」の第一九七号の印刷。夜六時までかかってようやく半分の印刷を終えた。 ★弊社には野村先生が自決なされた際に報道された新聞、週刊誌、月刊誌等がほとんど揃っている。前述の物は、新聞社の縮刷版や「大宅文庫」などでも揃うだろうが、民族派の機関誌、紙や民族派とは関係のなさそうな業界新聞などに掲載された「自決報道」などもスクラップしてある。 残念ながら弊社のスキャナーは最大A3版の大きさまでしか取り込むことが出来ないので新聞の一面全部のコピーが難しい。五大新聞社の方は、過去の記事のコピーサービスなどは充実しているだろうが、スポーツ紙などはどうだろうか。もし可能であるならば、「野村秋介自決報道集」をまとめてみたいと思っている。 ★しばらく野村先生の「追悼特集」を続けるつもりでいる。先生が亡くなられた年に生まれた人は今年で二十歳となる。すでに生まれていたとしても未成年者であったならば先生の自決事件のことはもちろん、その意味と意義を理解するのは不可能であったに違いない。私たちにとっての二十年は、つい先日のように感じてならないが、当事者でない方たちには二昔も前の出来事である。あらためて二十年の時をさかのぼり、先生とご縁のあった方やマスコミの人たちが、先生の自決事件をどう感じ、論評していたかを再考するのも無駄なことではないように思う。 残暑厳しき折から、皆さんのご健勝をご祈念申し上げます。 とは「燃えよ祖国」の後書きです。