白雲去来

蜷川正大の日々是口実

音楽も食わず嫌いじゃダメ。

2014-03-14 12:07:35 | インポート

三月十二日(水)晴れ。

私の事務所にはテレビがない。DVDやビデオを見るためのモニターはあるが、テレビは置かないようにしている。理由は簡単、あくまでも仕事場なので気が散るからである。でも音楽は別。ミニコンポで好きな音楽をBGM程度に流して楽しんでいる。カセットテープも沢山あるので、再生するには随分前に買ったBOSEのアコースィック・ウエーブで聞いている。AM、FMも聞けるのだが、残念ながら型が古いのでCDの再生装置がついていない。また印刷機など様々な機械を同じコンセントに差し込んでいるせいかラジオにすると雑音が混じってクリアに聞こえない。そのうちに専門の人に聞いてみるつもり。

CD専用のミニコンポも、余り良い音がしないのだが我慢して使っているが、CDの出し入れの際に引っかかってしまうことがあったり、イマイチ調子が良くないので、そろそろ新しい物にしようかと思っている。欲しいのは、やはりBOSEの「ウエーブシステム」というコンポ。一度友達の家でそのコンポで音楽が流れているのを聞いていっぺんに虜になってしまった。ただ値段が六万もするので二の足を踏んでいる。飲んだり食ったりするときのお金は惜しいとも思わないのに、六万円の買い物をする時には、いつもためらってしまう自分がいる。

Wmsiii_0041 ※これを欲しいが悩んでいる。

何を聴いているのか・・・。以前は、ジャズや六十年代のR&B、ブルース、ロックなどばかり。絶対に聞かなかったのは演歌、レゲエ、ラップ関係。何故かって、簡単な話、演歌は昼間の事務所に似合わないし、歌詞が頭に入り込んできて、原稿を書くときの邪魔になるから。レゲエやラップはお経のように聞こえてしまうからだ。先日ショップの店員に勧められて買ったのがチャーリー・パーカーと言うサックス奏者の「ナウズ・ザ・タイム」。これを聞いている時に、何とジャズとは地球二周くらい縁遠い酒友の転展社の藤本隆之社長から電話が入った。「おおジャズが聞こえますね」。まあ彼にジャズの何かを理解させるのは、どんな啓蒙の天才をしても不可能だろう。珍しく電話の声が酒臭くなかった。

最近、久しぶりに演歌系のCDを買った。偶然に聞いた加藤登紀子の「蒙古放浪歌」がずーっと頭に残っていて、調べてみたら彼女の「日本哀歌集」というCDに収められているということを知って早速アマゾンにて注文した。「蒙古放浪歌」の他には「知床旅情」「銀座のすずめ」「満州里小唄」「弥三郎節」「西武門節」「琵琶湖周航の歌」「討匪行」「五右衛門節」「籠の鳥」「北帰行」「さすらい」が抄録されている。中でも彼女の作詞作曲と言う「五右衛門節」と言う歌がとてもいい。戦前の旧制高校の弊衣破帽のバンカラ学生が高歌放吟するような歌詞と曲なのだ。いっぺんに好きになってしまった。それと彼女は当然ながら歌が上手い。癒されるような声だ。楽しんでいます。

Photo ※「日本哀歌集」。

夜は名前だけ真面目な恒例の「蜷川政経懇話会」を野毛の「弥平」にて開催。美味しい物を沢山食べてから有志にて関内の「HIRO」へ転戦。思いがけず皆さんから九日早いがハッピーバースディのサプライズ。有難うございました。

P1000141 ※皆さん有難うございました。

コメント (1)
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