白雲去来

蜷川正大の日々是口実

若き戦場カメラマンに乾杯。

2014-03-27 22:15:32 | インポート

三月二十六日(水)曇り。

毎月、今日はつらい日となっている。なぜか。明日の様々な支払いのために東奔西走、と言えばオーバーだが、とりあえずは銀行にそれなりのお金を入金しなければ、砂上の楼閣である弊社と我が家は、三秒で瓦解してしまう。ヒーコラ言いながらようやく昼過ぎに終了。

今日は、社友で映画プロデューサーの都築真吾君と二十二歳の報道カメラマンの吉田尚弘君が来訪しての一献会を定宿の「やまと」にて行った。吉田君はシリア帰りの戦場体験もしている。若くして海外への雄飛を目指したのは、沢木耕太郎さんの「深夜特急」がきっかけだったとか。私もその本は好きで三回ほど読んだ。しかし、沢木さんのその本のファンという人の多くが、沢木さんの他の本を読んでいないことに、少々寂しい気がしてならない。

元々沢木さんはノンフィクションの旗手で、味のある作品が多い。私の友人であるボクサーのカシアス内藤氏のドキュメント「一瞬の夏」は私の好きな作品である。アリスの「チャンピョン」は内藤氏のことを歌ったものだ。そういう事を知らない沢木ファンがいることはチョット残念かな。

カシアス内藤氏がボクシングジムをオープンする際には私や沢木氏が発起人となってパーティーをしたことがあった。場所は横浜のヨットハーバーにある会員制のクラブだった。内藤氏も息子さんが活躍しているので頑張り甲斐があるに違いあるまい。

吉田尚弘君のことは、PCで調べてみてください。ポリシーを持った若き戦場カメラマンです。しかし残念ながら都築、吉田の両君は下戸である。私は初対面の人と会うときに酒がないとどうも照れくさい。間が持てないので友人のカメちゃんを呼び出して相手をしてもらった。

都築、吉田の両君のご健闘を祈念して別れた。その後は、カメちゃんの奥さんが合流して「やまと」の隣のジンギスカンの店に転戦してから帰宅。今日の厳しい支払いは、二軒の店をハシゴするにふさわしい努力でもあると自身に納得。


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