三月十六日(日)晴れ。
午前中から事務所にて機関誌の製本。ようやく「燃えよ祖国」の第二百一号が完成した。まて考えてみれば、コツコツと二百号も出してきたものだ。早い話が、出せば出すほど赤字がかさみ、何度止めようと思ったことか。しかし志半ばで倒れた同志、先輩のことを考えると、何もせずに日々を過ごすことは、先に逝った人たちに申し訳ないと、せめて機関誌ぐらいは発行しなければと思ってここまで頑張ってきた。高い購読料を頂いている支援者の皆さんの期待も裏切るわけにはいかない。今後とも鋭意努力を致しますので、ご支援のほどを伏してお願い致します。
近々、ウインドーズ「XP」のサポートが終了して、新しい「8」が標準となる。自宅で私が使っているディスクトップは「XP」である。事務所の物は昨年、お世話になっている方からの寄贈いただき「8」が搭載されているので、古いパソコンのデーターを移すために自宅に新しいものを持ってきてデーターを移した。パソコンや電子機器は正に日進月歩。私のような老人は、その進歩のスピードについてゆけないのが情けない。
機関誌を本日に発送しようと思ったが、封筒詰めなどに思いのほか時間がかかり月曜日の集配を予約した。また印刷機を新しいものに変えたときに、「トナーの中身が少ないので気をつけて下さい」と言われていたが、その通りで表紙を半分印刷したところで、「トナー交換」が点滅した。今日は日曜日なので、注文しても早くて火曜日の着。とりあえず有料購読者の方や原稿の掲載者の方のみを優先して発送することにした。
事務所から自宅に戻る途中に伊勢佐木町の旧松坂屋後にできたお店のスーパーで「かつお」を買った。何とパックが一七五〇円もする。どうしようかとためらったが、「はしり」のものとしては中々良さそうだし思い切って買った。 当然、新鮮なネギとショウガに青森県産のニンニクも。
昔から江戸っ子は「初物七十五日」と言って、その年の初物を食べると七十五日寿命が延びると言われた。ちなみに、「はしり」とはその季節に初めて出回るもの、いわゆる「初物」のこと。その反対にそろそろ今年のシーズンも終わりだなという時期のものを「なごり」。そして「はしり」と「なごり」の間の出盛りのものが「旬」。
夜は当然、初物の「かつお」を肴に、畏友と言ってもお世話になってばかりいる石橋卓次氏より「誕生日に飲んで」と送って頂いた「魔王」の封を切って、わが酔狂亭にて月下独酌。かつおは大正解だった。
今日は、平成十五年に亡くなられた盟友の岡崎一郎氏の実兄、道夫氏の命日。もう十一年も経つのか・・・。昨年末の私の出版記念会には、一番下の弟氏が参列してくれた。正月の靖国神社でも、ご子息を連れた彼と会った。合掌。
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