白雲去来

蜷川正大の日々是口実

一週間ぶりの酒に酔った。

2015-03-30 11:30:03 | 日記
三月二十九日(日)曇り後雨。

花の雨 けむる祖国のさみしさよ。とは野村先生の『銀河蒼茫』の中の春の句から。先生が桜を詠んだ句には好きなものが多い。もし無人島に一冊の本を持って行くとしたら、私はためらいなく『銀河蒼茫』を挙げる。春夏秋冬、先生の祖国に対する思いや葛藤。十七文字の中に先生のすべてが込められている。

国の愁い かくも切々たる落花。自民党の総裁室に飾って貰いたいものだ。

今日は、サリーズ・バー主催の「三月生まれの誕生会」を相鉄線の天王町駅近くのスペイン料理屋で開催。仲良しさんたち三十名が集まった。気の置けない人たちとの酒席ほど楽しいものはない。今月に還暦を迎えた印南さんから「ムーンアイズ」のパーカーを頂いた。申しわけなし。一週間ぶりの酒で、かなり効いた。二次会の居酒屋へ行った時はかなりヘロヘロ。カメ&アコちゃんや山崎雅夫氏らと「颯」に転戦した時には文字通り。、酔眼朦朧歩武蹣跚たるありさまで、一杯も飲めずに、皆さんに挨拶して帰宅。子供たちに着物を脱がしてもらい布団に入った。

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桜の下での家族写真。

2015-03-30 10:34:12 | 日記
三月二十八日(土)晴れ。

天気予報では明日の日曜日に雨マークが出ている。まだ横浜の桜は五分咲き程度だが、家族揃って恒例の写真を撮りに行った。横浜の下町を流れているのが大岡川である。その川沿いにいつの頃からか桜が植えられ、今では桜の名所となった。私の子供の頃は、運河と言えば柳と相場が決まっていたものだ。中学生の頃までは、京急の黄金町駅から日ノ出町駅の川沿いには、川に半分せり出したバラックが並び随分と怪しげな雰囲気があった。黒沢明の「天国と地獄」の舞台にもなった場所だ。当然ながら今ではそんな面影さえも感じられない。

大岡川沿いの南区役所のすぐ近くの桜の下でもう十年ほども家族写真を撮っている。私にとっての十年などは、ほとんど変わりがないが、子供たちの十年は、正に激変の十年でもある。残念ながら桜はさみしかったが、恙なく今年も桜の下で揃って写真を撮れたことに感謝。

大塚家具のお家騒動は、結局娘の完勝で終わった。一昔前だったなら与党、野党の総会屋が入り乱れて大変なことになったのだろうが、今では、正義の仮面をかぶった金のことしか頭にない株主とか言う連中の意思が尊ばれる。良いのか悪いのか貧乏人の私には分からん。親父が会見で「私の不徳の致すところ」と言ったそうだが、全くその通り。しかし七十を過ぎて金も余るほどあるのだから、後輩、それも自分の娘を信用して悠々自適の生活に入ったらどうかと思う。大きなお世話かもしれないが、事業の他に楽しみがないと言うのもある意味では寂しいことで、幾ら金があっても家族が不和では、正に裸の大様だ。まあどうでもいいことですが。

その後、マイカル本牧へ。昼食をとってから夕食の買い物。禁酒も今日で終わり。長い一週間だった。

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