経団連事件の日。

三月三日（火）曇り。経団連事件から３８年。

野村先生が同志らと「財界の営利至上主義を撃つ」として財界の総本山である経団連会館を襲撃・占拠したのが三十八年前の今日のことだった。当時、私は二十六歳。何気なくテレビを見ていたら臨時ニュースで「右翼が経団連を襲撃」というテロップが流れた。すぐに野村先生たちの行動とピンと来た。居ても立っても居られなかったが、何をして良いか分からなかった。何で、俺が家にいるのかと、いたたまれなかった。何年たっても今日の日が来ると、あの時の忸怩たる思いが甦る。その時に城山三郎の「一歩の距離」を読んだことが、その後に私の背中を押してくれた。最も十年の歳月を必要としたが。早いもので、経団連事件から三十八年が過ぎたか・・・。

家で一日ＰＣソフトと格闘していた。週刊誌の「中刷り広告」をまねて『燃えよ祖国』の中刷りをイラストレーターで作っているが、人物の写真の加工ができない。写真の加工はフォトショップでなければ無理なのだろうか。仕方がないので「イラストレーター」の解説本を買って勉強するか。いやー難しいですね。

夜は「山芋」をすりおろし、卵を加えて紅生姜を入れてフライパンで焼いた。山芋の「お好み焼き風」なのだが、最近これにハマっている。具を換えると様々に楽しめるので、家族にも評判が良い。スーパーにカツオが出ていたので、良せばよいのについ買ってしまった。当然ながらこの時期の物は、世間知らずの小娘のようで、まったくカツオの味がしなかった。年増女のような濃い味になるのはもう少し先か。