白雲去来

蜷川正大の日々是口実

国際捕鯨委員会(IWC)を脱退だって。

2018-12-24 13:57:21 | 日記
十二月二十一日(金)晴れ。

午前中に病院へ行くので朝食は抜いた。常備薬を貰うのだが、六種類二十日分で一万円近い。高いか安いか分からないが、「命の値段」と思えば、高いなどとは行っていられない。帰宅後に遅い朝食。辛い鮭の切り身に野沢菜のおしんこ、笹かまぼこにトロロコブのスープ。夜は、テレビの「モニタリング」という番組で、大食いの女史が相撲取りと「ちゃんこ」を食べて、驚かす。と言うものを見て、急にちゃんこが食べたくなって、家族で鍋を囲んだ。

今日は、内科医、歯医者、お世話になっている方にご挨拶してから事務所にて、様々な手紙を六通。何かと忙しかった。報道では、日本政府が商業捕鯨を再開するため国際捕鯨委員会(IWC)を脱退する方針を固めたと報じた。鯨かぁー。子供の頃に食べたのは、鯨の角煮とベーコン。関西には、鯨専門の肉屋があると聞いていたが、横浜辺りでは、普通の肉屋の片隅に置かれていた。私は、鯨の肉を買ったと言う記憶がない。そして「美味しく食べた」と言う記憶もない。鯨は日本人の食文化と言うが、申し訳ないが、そういった意識が私にはない。

「国際捕鯨委員会(IWC)を脱退」と聞くと、連想ゲームのように頭によぎるのは、満州国の建国を巡る意見の対立で、国際連盟から脱退したことだ。全く内容は違うが、IWCからの脱退もかなりの勇気と決断が必要だったに違いあるまい。有隣新書刊の『神奈川の記憶』の第六十五話「全権松岡洋右の帰国」によれば、「昭和八年四月二十七日、横浜の港は人波で埋まっていた。正午のサイレンが鳴るころ、日本郵船の浅間丸が姿を現した。政府や軍の高官、知事、市長らの乗った歓迎の小型艇が何隻も付き従っていた。朝日新聞はその模様を一面トップで報じている。『船体が岸壁に横づけとなるや万歳の歓呼の声が怒濤のようにわき上がった。力強い上陸第一歩を印する瞬間、歓呼は爆発して一種壮烈なシーンを展開した』数万と伝わる大群衆が待ち構えたのは松岡洋右。首席全権として派遣されたスイス・ジュネーブの国際連盟からの帰国だった。『正義日本のために雄々しく戦った自主外交の勇将松岡帝国代表が元気で帰国して来たのだ』。記事には高揚感が漂う」とある。

ここまででなくとも良いが、鯨愛好家の皆さんからの、国際捕鯨委員会(IWC)を脱退歓迎の声が上がっても良いものではないか。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

任侠の関係本三冊。

2018-12-24 13:31:19 | 日記
十二月二十日(木)晴れ。

昼に、友人と食事の約束があるので、朝は、軽めに、明太子ととーふの味噌汁。昼は、伊勢佐木町の印度カレーの店「モハン」へ。大好きなカレーとナンを一枚半。夜は、鮭の頭の部分を豪快に焼いて酒の肴にした。

最近、筆名の高いNPO法人・五仁會の竹垣悟会長から、最新刊『ヤクザと東京五輪』(竹垣悟・宮崎学共著・徳間書店)をご恵送頂いた。目次を見ただけでも、とても刺激的であり、社会問題の研究書でもある。竹垣会長とはこの数年来昵懇にさせて頂き、十月の群青忌にも出席して頂いた。宮崎学さんとは、以前、三本菅先生の呼びかけで、何度か「暴排条例」の危険性について、広く世に訴えるために御指導を賜ったことがある。恐らく思想的には、少し異なるお二人だと思うが「反権力」「社会の不条理」を糺す気持ちは同じだと思う。一冊の本が世の中を動かすことがままある。多くの人に読んで頂きたい本だと思う。

ここの所、任侠関係の本を立て続けに三冊読んだ。山平重樹さんの『最強武闘派と呼ばれた極道ー中野太郎』(かや書房)、宮崎学さん監修の『悲憤ー中野太郎』(講談社)、そして『ヤクザと東京五輪』(竹垣悟・宮崎学共著・徳間書店)。師走の読書としてどれも心に残るものだった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする