白雲去来

蜷川正大の日々是口実

群青忌。

2021-11-01 10:24:58 | 日記

10月20日(水)晴れ。群青忌。

今日は、野村先生の28回目の御命日、すなわち群青忌である。起床後に、先生の遺影に手を合わせる。先日、買った白菊に先生の句、。白菊の白があふれてとどまらぬ。が重なる。早いものだ、もう28回忌。先生の自決当時、私は、42歳。とうに先生の晩年の歳を越えてしまった・・・。

先生の自決事件の翌年(平成6年)に正気塾の故若島征四郎名誉塾長が正気塾の機関紙『右勇』の特別号として発行したのが「故野村秋介先生特集号」の「正気への歌」である。自決なされた翌月の11月26日に青山斎場にて行われた本葬儀の際に志賀敏行先生、衛藤豊久先生、大原康男先生が詠まれた「弔辞」や先生と親しかった人たちの追悼文などがまとめられている。その中で、若島名誉塾長が自決の翌月に書かれた「皆信じているよ」という原稿がとても素晴らしい。どう素晴らしいのかと言えば、自決の当日に行われてた「シンポジウム」に先生の自決の一報が入った様子、その後にご遺体が安置されている病院での出来事、仮通夜、荼毘に伏した斎場、通夜の様子などが、事細かく描写されている。まるでドキュメンタリー映画を見ているような錯覚に陥る。

私が忘れていた出来事や、関係各位の方々の所属やお名前も正確に書かれており、28年前の出来事が如実に甦って来た。来月の『燃えよ祖国」は群青忌特集号である。その若島先生の玉稿を現正気塾の若島和美塾長のご承諾を得て掲載する予定でいる。読者の皆さんは楽しみにしておいて下さい。

夜は、野村先生を偲んで友人らと会食。久しぶりに大破・轟沈の夜だった。※写真は、正気塾発行の野村先生の特集号。


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人生のターニングポイント。

2021-11-01 09:36:38 | 日記

10月19日(火)曇り。

寒い日。慌てて掛け布団を出した。昨夜、たいして飲んだ記憶がないのになぜか二日酔い気味で起きられなかった。自分でも何やってんだかと反省。従って朝食は抜いた。テレワーク中の子供と一緒に昼食。レトルトの「海自カレー」、メンチカツ、白菜のスープ。夜は、エビチリ、餃子、シチュー。プレミアム・モルツの小瓶2本だけにした。

8年ほど前に私が上梓したのが『師・野村秋介ー回想は逆光の中にあり』と言うもので、主に野村先生との旅をテーマにして書いた。その単行本に掲載しなかった原稿を加筆訂正して、私が発行している機関誌『燃えよ祖国』の最新号(272号)から連載している。タイトルは「続・回想は逆光の中にあり」で、第一回は、「民族派運動と野村先生との出会い」である。私は、昭和45年11月25日に起きた、いわゆる三島・森田両烈士の自決事件に触発されて民族派運動に入った。警視庁公安部によれば、私と同じように平成5年10月20日の野村先生の自決事件がきっかけで民族派運動に入った人が多いという。人生のターニングポイントとなった出来事は誰にでもあるのだろうが、私にとっては「楯の会事件」が一つのターニングポイントであった。


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