11月11日(木)晴れ。
二日酔いなり。どんなに良い料理や酒を楽しんでも、酒が過ぎれば二日酔いとなる。ドンペリでも森伊蔵でも黒霧島でも同じこと。酒のレベルによって二日酔いも差がないものか・・・。バカなことを考えつつ10時過ぎまで寝ていた。汗水流して働いている労働者階級の皆さんに平身低頭、鞠躬如として身を屈めています。当然、朝食は食べられず、ふらつく頭で「ほっともっと」へ行き、いつもの「特のりタル弁当」で昼食。夜は、頂いた白菜と鶏肉の鍋と「正華」の焼売。当然ながら反省の休肝日とした。
ニュースで瀬戸内寂聴さんの訃報を知る。99歳とのこと。瀬戸内さんは生涯で400冊以上の単行本を上梓したそうだが、そのほとんどを読んでいないが、心に残る本と言えば、『瀬戸内寂聴伝記小説集成』全五巻(文芸春秋刊)である。特に、大杉栄と彼を取り巻く女性たち、そして最後の女性となった伊藤野枝のことを書いた『美は乱調にあり』、『諧調は偽りなり』はとても印象に残っている。思想的には共感できないけれど、友人から頂いた「瀬戸内寂聴講話集」のCDをゆっくり聴いてみるつもり。合掌。
また随分前のことだが、古書店で瀬戸内晴美の色紙が出ていたので、衝動買いした。私が買えるくらいなのだからさほど高い物ではなく、とても嬉しかった。買った色紙とは、「美は乱調にあり」。瀬戸内晴美のサインがある。自分では書かないが、書が好きで眺めているだけで心が豊かになるから不思議だ。※瀬戸内晴美の色紙。周りは汚れではなく色紙の柄です。