11月14日(日)晴れ。
今年最初の忘年会。昨年はコロナ禍で忘年会がほとんど行われなかったので、思えば随分と久しぶりの忘年会となる。主催は、今年の群青忌・墓前祭にも出席して頂いた正論社の鈴木誠厳会長。場所はJR板橋駅の近くの居酒屋である。大熊雄次氏と待ち合わせたが、電車のつなぎが悪く少々早めに着いてしまった。駅のすぐ近くに新選組の近藤勇と土方歳三の慰霊碑があるのを思い出して参拝した。令和の御代に全く尊皇の志も、尽忠報国の信念もない団体が新選組を名乗っていることを、本家本元の近藤や土方は「噴飯ものよ」と笑っているのに違いあるまい。
板橋は、懐かしい場所である。私がこの運動に入った昭和の40年代の後半に、板橋橋に右翼の論客として『大右翼史』や『我らの教典』などを編纂した荒原牧水先生のご自宅があった。その先生のご自宅の近くの町内会館にて隔月で荒原先生の主宰する「辛亥会」という勉強会が行われていた。今考えると、青年思想研究会の高橋正義先生など当時は仰ぎ見るようなご高名な諸先生が参加なされていた。私は、当時一番若いこともあって、資料の配布、直会の段取りや片付けなどのお手伝いをさせて頂いていた。そんな昔のことを思い出しながら大熊氏と合流会場へ。
お店は、同憂・同志の方たちで満席。日本学生同盟や国士館の関係者の人が多く、私も随分と久しぶりにお会いする人も多く懐かしくも楽しかった。二時間ほど飲んで、大熊氏と共にお暇した。良い酒だった。