六月二十三日(水)雨。
今日は、最悪の仏滅の日だった。午前十一時から、上野の寛永寺にて、大行社の創立者である清水行之助先生と大行社を再興した岸悦朗先生の墓参があり、雨の中を出かけた。自宅を出て、保土ヶ谷の駅近くになって、携帯電話を家に忘れてきたのに気がつき、自宅にユーターンした。この乗ったタクシーの運ちゃんがトロくて、運転はノロイは、道は間違えるし、おまけに下らんことを延々と話しかける。それでなくともイライラしているのに、話をやめないので、思わず「少し黙って運転しろ」と、怒鳴ってやった。
携帯を取って、再び駅に向かい、到着すれば、今度は「お釣りがないので両替してきます」ときた。金額は二千七百六十円。三千円を出した、その二百四十円がないと言うのだ。感じの良い運転手ならば、急いでいるし、戻ってもらったこともあるので、釣りなど貰わないのだが、こいつには小銭をやるのも勿体ないような気がして、キチント貰った。でもたまたまコンビニの前だから良かったが、もし、そんなものがなく、一万円を出したらどうしたのか。本当にイライラさせられた。
何とかぎりぎり間に合った。遅れて墓参。折角、カメラを持っていったのに写真も撮れなかった。その後、田町の駅近くの会議室で大行社の幹部会議に出席。
終了後は、東京駅から、新幹線で福島へ向った。五時にホテルで隠岐康、人見仁の両氏と待ち合わせている。「やまびこ」という二階建ての新幹線に乗ったのだが、一階に座ってたまげたのは、景色も何も見えず、ただ線路の塀が延々続くのには興ざめもいいところだった。
五時前に、福島着。隠岐、人見の両氏と、常日頃から敬愛している友人らとも合流。福島で一番美味いという焼肉屋で、一献会。ここで何と四人で、あっという間に「富乃宝山」「中々」の四合瓶を三本も空けてしまった。その後、日頃からお世話になっている方が合流して、三軒転戦。最後に、食べたカレーそばは絶品だったが、何しろ飲みすぎていたこともあって、ホテルに戻ってから大変な目にあった。夜中のカレーは、さすがに歳を考えなければ。
それでも、気の合う人たちとの酒席に感激した夜だった。何時に寝たのか、全く憶えていないほど爆沈した。