白雲去来

蜷川正大の日々是口実

酒もやらず、煙草もやらず、女もやらずに百まで生きた××。

2011-08-22 10:30:14 | インポート

八月二十日(土)曇りのち雨。

 いきなり真夏から秋になった。朝方は夏掛け一枚なので寒くて、慌ててジャージを着た。ニュースでは、「和牛オーナー制度」で、多くの人たちから運用資金を集めていた「安愚楽牧場」の経営が行き詰まり、会社更生法の適用を申請し、債権者への説明会が開かれたことが報じられていた。

 私は、生まれてこの方、「資金運用」などして金儲けなどしたことがない。誤解されずに言えば、決して、ファンドやこの種の資金運用が悪いとは全く思っていない。銀行金利が、ATMの手数料よりも低いのであっては、多少お金のある人は、その運用を考えてもおかしくはない。

 しかし私は、そういったことに全く疎い。本当はファンドと言うものが何か、株でどうして儲かるのか、先物取引とは何か、全く無恥である。金は欲しいが、金儲けの為の努力はする気がない。というのは、口実で、金融投資をする種銭がない。最も、数字に弱い私的には、投資で幾ら儲かるかなど考えるだけでも頭が痛くなる。

 まあ、浪人なんて、時代劇に出てくる長屋で傘貼りでもしなが、何か仕事があれば、おっとり刀で掛けつける。そんなもので充分だと思っている。

 野村先生から、生前に、口をすっぱくして言われた。「お前は、決して商売などしてはいかん。特に不動産屋の真似をしたり、株に手を出したりしては駄目だ。武家の商法で必ず失敗することは目に見えている。インチキ宗教だって信者がいるんだ。真面目に運動していれば、必ず支持者が現れる。支持者がいないというのは、本人の存在感や、自分の考えを発信する努力を怠っているからだ。蜷川、お前は、大きな花よりも、小さな実を食べて生きろ」。この言葉を肝に銘じて生きている。

 「安愚楽牧場」のオーナーシステムと言うものが、どういうものか良く知らないが、例えば、株で損した人が、証券会社に損失補てんを求めるだろうか。金儲けとは、当然リスクが伴うものだ。いい時は、配当を何年も貰っている人も大勢いたからこそ、あそこまで多くの人が投資したのではないか。口蹄疫が発生したときに、賢明な人ならば、どんなに会社に説得されようが、先を見越して資金を引き上げていたはずだ。

 そんな素人でも分かる判断を出来ない人たちが、資金運用などをすること自体が甘い、と言われても仕方がないのではあるまいか。世の中に、そう簡単に金儲けなどあるはずがない。リスクのない金儲けなどあれば、世の中に貧乏人などいなくなる。

 投資した人には、お年寄りが多いと報道にあった。人生の大先輩たちに聞いてみたいものだ。一体、何歳まで生きて、幾らお金があれば満足なのかと。


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礼、もっと礼、もっと礼だ!

2011-08-20 10:49:33 | インポート

八月十九日(金)雨。

 いやはや午後から久し振りに雨となった。残念ながら、窓を開けることが出来ないが、チョット外に出るとひんやりする。そういえば暦の上ではもう秋だ。

 民主党の代表選に向けて、候補者となるべき人たちの動きが喧しい。特に実力者の小沢一郎に対する媚びへつらいは、目を覆う、とは数多のマスコミが書く通り。ご存知のように、政治資金規正法違反罪で強制起訴された小沢は、現在民主党の党員資格を停止されている。その小沢の党員資格停止を解除しようとしているのが、小沢頼みの輿石東や海江田万里、小沢鋭仁といった連中だ。もちろん狙いは、百人を超す小沢グループの票にあることは言うまでもない。

 今日の産経の「民主漂流」には、「小沢氏は候補者がどれだけ頭を垂れるかを競わせることで、代表選後の幹事長人事などで主導権を握ろうとしている」と論評していた。私は、この記事を読んで、嫌な昔のことが頭に浮かんだ。それは、刑務所で、所長など高級幹部と会う時の出来事だ。

 担当の刑務官に付き添われて、幹部の部屋の前に行く。(それまで何の用件で呼び出されたのか、一切の説明もない)ドアの前に立ち、直立不動の姿勢で、自分の称呼番号と名前を名乗り、軍隊式の礼をする。部屋に入ると、もう一度同じ動作を繰り返すのだが、側にいる担当が、礼をしている私に、「もっと礼」。更に頭を下げると、追い討ちをかけるように「もっと礼」。と、もうこれ以上腰が曲がらないほどまでに頭を下げさせられる。これは「礼」などではなく、屈辱的な「従属」の姿勢である。

 恐らく、小沢事務所を訪ねる代表選の候補者たちは、もっと姑息に鞠躬如としてドアを開けるのに違いあるまい。小沢は、心の中で勝ち誇ったように、「もっと礼」、「もっと礼だ」と言っている顔が目に浮かびそうだ。

 今週号の週刊文春の特集記事は「あーあ民主党、こんな奴らが総理かよ」。近頃出色のタイトルではないか。

 雨の中を事務所に行き、郵便物のチェック。その後帰宅してから、雨が激しいので、子供と二人で食事。今日は、コンソメを使って、ジャガイモ、人参、ソーセージとキャベツを入れて「ポトフ」を作った。休肝日とし、十一時には寝てしまった。


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人生意気に感ず

2011-08-19 22:35:29 | インポート

八月十八日(木)晴れ。

 連日余り暑いので、ウォーキングに出ていない。もう少し涼しくなったなら又、歩こうと思っている。事務所が工事でうるさいので、自宅で仕事。友人が来訪して、一時間ほどよもやま話。その後、三時半から床屋へ。

 ニュースで、民主党の代表選びが混乱の様相を呈してきた。テレビでも、立候補しそうな人たちを紹介していた。その中で、確か海江田万里(間違えたらすみません)の座右の銘が「人生意気に感ず」であると紹介されていた。その一節は、私達は三上卓先生が作詞した「青年日本の歌」に使われていることでも知られている。

 私は、その一節の出典は、、明の李攀竜が編纂したといわれる唐詩選にある唐創業の功臣である魏徴の「述懐」の一節からとったものと思っていたが、実は、魏徴も、梁の荀済「贈陰梁州詩」に「人生感意気、相知無富貴」とあるものを出典としているとあった。漢詩は、故事来歴を学ばないと、意味が分からないものが多い。また古典を読み返すとするか。

 帰宅してから、体調が悪く、子供の夕食を作ってから早めに寝てしまった。


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花火を見た。

2011-08-18 12:13:59 | インポート

八月十七日(水)晴れ。

 午前中は事務所へ。通路のタイルを張り替える工事をしているためにうるさくてすぐに自宅に戻った。三時から歯医者に行くが、みなとみらい地区は今日行なわれる花火大会を見物する客ですでに混んでいたのには驚いた。また最近のガキ女が着ている浴衣と甚平の合いの子のような着物は何だ。だらしがないし、みっともない。良くあんなものを着させて人前に出すのか。親の顔が見て見たいものだ。

 それとGパンのミニスカートに、黒いもも引き、ではないレギンスとかいうものを穿いている女を良く見かけるが、足が冷えるならちゃんとしたGパンを穿けって言うの。まったくセンスがない。まあ、そんな格好しているのは大体ブスが多いからどうでもいいのだが、正直言って不愉快になる。甚平ガキに黒いレギンスのブス。こいつらが、横浜に溢れていた。ああ世も末だ。

 夜は、子供と一緒に花火を見に出かけた。友人の自宅が、海岸通りにあるので、そこの二階から良く見える。花火を見るのは随分久しぶりの事だ。花火も進化していて、様々な形と色の美しさに目を奪われた。

 九時過ぎに子供と一緒に帰宅し。帰省している大工のヒデちゃんと旅行に行っていた友人から頂いた海の幸で一杯やりながら、「三国志」を見て寝た。

P1000172 ※携帯の写真です。


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この時期にすし屋に行くのは野暮とは分かっているが。

2011-08-18 11:42:34 | インポート

八月十六日(火)晴れ。

 午後から、子供と一緒に伊勢佐木町の書店、有隣堂へ行った。子供が欲しがっている本を買うためのお付き合いだが、最近筆名の高い門田隆将氏の「太平洋戦争最後の証言」の第一部「零戦・特攻編」が目についたので購入した。門田氏は、第十九回山本七平賞の受賞作品「この命、義に捧ぐ-台湾を救った陸軍中将、根本博の奇跡」の取材の折に、台湾在住の友人や元特務機関の方を紹介したことから、共に中華街で食事をした事がある。

 出す本が、皆ベストセラーという、今では超売れっ子の作家である。八月十四日の産経新聞にも終戦の日特集で、元兵士の方々との座談会が掲載されていた。

 夕方に帰宅。子供に、ガーリックライスとアグー豚のソテー、卵入りコンソメスープの夕食を作り、私は、とろろ蕎麦を食べてから、サリーの店へ。関内はほとんどの店がお盆休みでシャッターが閉まっており、真っ暗である。元ジャガーズの沖津久幸氏と久し振りに一献。サリーも早目に店を閉めて、「写楽」に転戦したが、この時期にすし屋に行くのは野暮とは分かっているが、他に開いている店がなく、仕方なく、サンマの塩焼きで一杯やった。

 一時過ぎに帰宅。


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