白雲去来

蜷川正大の日々是口実

昼は、コオヒイと読書の日々。

2020-04-27 08:12:25 | 日記
四月十五日(水)晴れ。

最近は、あまり硬い内容の本を読む気がしない。早い話が、勉強のために本を読むよりも、単に、楽しみのために読むことの方が多くなった。耳障りにならない程度にコンポから聞こえてくる音楽をBGMとして、のんびりと本を読む。昼間は、もっぱらコオヒイである。一杯ずつ落とすものだ。便利なことに外に出なくともアマゾンで頼めば、早いと二日ぐらいで届く。

取り寄せたのは、『トリカブト・本庄保険金殺人事件・元捜査一課刑事の回想』(大澤良州著・宝島社)と『トリカブト事件』(坂口拓史著・新風舎文庫)の二冊。二冊とも「トリカブト」関連だが事件が違う。前者は、容疑者が自分が経営するお店で、連日有料の記者会見を行い、三人の愛人が偽装結婚して夫となった男に多額の保険金をかけて殺害した。ああ、あの事件か・・・。と記憶に新しいと思う。

もう一冊は、自分の妻に多額の保険をかけてトリカブトの毒で殺害するという事件。この事件の舞台となった石垣島のホテルに泊まったことがある。石垣島の景色よりも、その事件のインパクトが強すぎて、旅の思い出よりも「トリカブト・ホテル」に泊まったことの方が印象に残っている。『本庄保険金殺人事件』の方は、読み始めて警察と犯人との攻防がとてもスリリングで、かつ、まるで読んでいて自分が刑事になったような錯覚を覚えるほど引き込まれる。

ハウス、ハウスではなかった「スティ・ホーム」をそれなりに楽しんでいる。
しかし、酒の減りがいつになく速い。

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ジワジワと街が死んで行くような気がする。

2020-04-24 17:37:31 | 日記
四月十四日(火)晴れ。

お世話になっている方から、「毎日家飲みで、飽きていると思って」と、「筋子」を送って頂いた。粋な計らいに感謝しつつ早速、晩酌の肴にした。お陰様で痛風ではないので、筋子やイクラにタラコなどの魚卵が好きである。ご飯に良し、酒の肴に良しで、籠城も悪くない。

余りみみっちいことを言いたくはないが、四人家族が毎日三食となると正直言って食費がハンパない。浪人の身としては、そろそろため息が出る頃であるが、外で飲み食いするよりも安いか・・・。とポジテブに考えるようにしている。

これを書いているのは二十四日(金)のこと。ちょっと用事があって中華街へ行ったら、連休前と言うのに人はまばらで、お店のほとんどがシャッターを下ろしていた。子供たちのために馴染みのお店「香菜」へ寄って、中華のカステラ「マーライコ」を買おうと思ったら、やはり休業していた。これがいつまで続くのだろうか。ジワジワと街が死んで行くような気がしてならなかった。

関内でお店をしている友人らに電話でもしようかと思っても、結果が分かっているので、変な慰めもかえって友人らを落ち込ませるうな気がして連絡も取っていない。ホステスさんたちも日給月給で何の生活の保証もない。「どうしてるの」と電話しても、返ってくる言葉は想像がつき、それに対して何もできない。全てにおいて無力感を感じる今日この頃である。

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そんなにアサリが食いたいかよ。

2020-04-23 16:28:24 | 日記
四月十三日(月)雨。

雨か・・・。と言っても何かがある訳でもない。テレワークになった上の子供と、アルバイトが全てキャンセルとなった下の子供と愚妻との朝食は、昔ながらのナポリタン、目玉焼き、ウェイパーを使った卵スープ。昼は、豚肉の生姜焼き、TKG、大根の味噌汁。夜は、おでん、つけ天蕎麦を肴に酔狂亭にて鯨飲。

何時になったなら終息するのか、このコロナウィルス。まだ知り合いに罹患した人はいないが(多分)、毎日発表される感染者の数が減らない。私の愛する関内(かんない=飲み屋街)のほとんどが店を閉めている。サリーズバーもだ。政府の言う五月六日までの自粛で果たして終息するのだろうか。いや自粛解除?となって欲しいと思っているが、中々難しいのではないかと思っている。緩い規制に従わないいい加減な人が多いことも原因の一つだが、ほとんどの人が「自分だけは大丈夫」と思っているのだろう。

横浜の潮干狩りで有名な金沢八景の野島公園があるが、「三蜜」を警戒して海岸にテープを貼って立ち入り禁止にしている。それなのに、その立ち入り禁止の網を跨いで堂々と海岸へ行く。そんな思いをしてまでアサリが食べたいのかよ。スーパーで買ったって幾らもしないだろうし。そのニュースを見て恥ずかしくないのかと、つくづく思った。まあそんな非常識な連中は少数だろうが、人生観の中に「恥」というものを持ち合わせていない人が何割かいることを知って情けなくなった。あさり・・・。そう言えば女子マラソンの浅利純子は元気だろうか。


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兵隊さんの位で言えば。

2020-04-21 16:28:31 | 日記
四月十二日(日)曇り。

その昔、山下清画伯をモデルにした映画「裸の大将」という映画があった。その中で、人を評価するときに「兵隊さんの位で言えば」。という有名なせりふがあった。まだ戦前生まれの人が日本の人口の大半を占めていた時代でもあり、さらに私ように終戦から何年も経っていない時代に生まれた人たちにとっては「兵隊さんの位」、すなわち下は二等兵から上は元帥、大将までの階級は自然と頭に入っていた。

将官:大将、中将、少将。佐官:大佐、中佐、少佐。尉官:大尉、中尉、少尉。准士官:准尉。下士官:曹長、軍曹、伍長。兵:兵長、上等兵、一等兵、二等兵。と言う具合である。「裸の大将」は戦争を題材にした映画ではなかったが、昭和三十年代にヒットした、伴淳三郎と花菱アチャコの共演の「二等兵物語」は、新兵の悲哀を喜劇として描き、シリーズ化された。又、佐藤允のヒット作「独立愚連隊」や、そのほか東宝や東映でも戦争映画が製作されており、自然と「兵隊さんの位」は頭に入っていた。

しかし、今の二十代や三十代の人、特に女性はほとんどと言って良いほど、この「兵隊さんの位」を知らない。まあ女性が戦争映画など見る機会はあまりないだろうから仕方がないかもしれないが、近い将来旧軍の階級など、ほとんど死語になってしまうかもしれない。残念なことである。自衛隊の階級も、旧軍と同じように戻せば、伝統がつながると思うのは、私も古ーい人間なんでしょうかねぇー。

朝食は、フクイのカレー、コロツケ、メンチカツにキャベツの千切り添え。フクイのカレーを「兵隊さんの位」で言えば、もちろん「大将」である。昼は抜いた。夜は、スパゲティーのペペロンチーノ、エビチリ、もやしとキャベツの中華風炒め。お供は「さつま」。


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休業のお店が目立つ。

2020-04-20 17:15:08 | 日記
四月十一日(土)晴れ後雨になった。

私の知り合いに「足を洗った」人は何人もいるが、その人たちを含めて私も、最近は頻繁に手を洗うようになった。消毒用のアルコールが手に入らないので、帰宅後は家庭用の洗剤でしっかり手を洗うようにしている。家族のことを考えたら、馴染みの店に行くのも憚れるし、結局は、家で飲むしかない。

朝食は、アジの干物、冷食の餃子、豆腐の味噌汁。しかし、水も油も蓋もしないで羽根つき餃子が出来るのだから大したものだ。味は・・・。そりゃ期待しちゃ失礼と言うものですぜ。昼は、マックのエビフィレオ。夜は、自宅近くのファミレスのチラシが入っていたので、テイクアウトの「フリフリチキン」「ガーリック、シリンプ」。うーんやっぱり「やまと」にすれば良かった。もう一品は、キャベツともやしと竹輪のあんかけ炒め。お供は「八千代伝」。

運動不足なので、昼間に一時間ほど歩いた。歩きながら感じたことは、休業しているお店が多いと言うこと。日本蕎麦屋さんは比較的営業していたが、やはり居酒屋関係のお店にが休業の張り紙が目立った。サリーズバーも閉めているが、この騒ぎが終息したならば、馴染みの店でパァーッとやりたいと思っている。

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