INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

素顔のままで(25)

2011年11月15日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
北九州市八幡西区の「四ツ角」バス停。

日本にたくさんある四ツ角の中でもっとも著名な四ツ角なので、敢えて固有名詞を付けるまでのこともない…という訳ではないと思うが、なぜか単に「四ツ角」(ちなみに、四ツ角が指すと思われる交差点の名称は「東鳴水2丁目」)。

黒崎~西神原~四ツ角~鳴水~屋形船~花尾東登山口~祇園三丁目~八幡駅中央町イオン八幡東~スペースワールド」を結ぶ「73番」のルートであり、かつては、「23番」などもここを通っていた(と思う)。



南行きは、2つの乗り場があり、「73番」の「屋形船車庫行き」「八幡駅行き」「スペースワールド行き」に乗ると、何事もなかったように(?)二つ連続で「四ツ角」に停車する。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(24)

2011年10月24日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
北九州市門司区の「テニスコート前」バス停。

門司港地区田野浦間を走る路線のうち「山手経由」の便が停車する。

このようなローカリズム溢れる名称は大切にしていってほしい。

「テニスコート」「」というコトバはいずれも固有名詞ではないが、それが駅名やバス停名になると、「門司テニスコート前」のように固有名詞による修飾がなくても、立派に(?)「固有名詞」となってしまう
色の種類としての「」と人名の「緑」…などとはまた違って(「テニスコート」が指すものが全く同じという意味で)、駅名やバス停名の面白さの本質のひとつがここにあると思う(いまいち伝わりづらいですかね?)。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(23)

2011年10月06日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県宗像市の「公園前」バス停。

9月17日のダイヤ改正で、「赤間急行」の、「自由ケ丘南三丁目行き」の一部が「青葉台入口」まで延長された。


 
「自由ケ丘南三丁目」から、終点ひとつ手前の「青葉台」の間は、新たにバスが通る区間であり、その区間に新設されたのがこの「公園前」である。


   
自由ケ丘地区の西鉄のバス停としては珍しく、赤間駅には行くことができない。

「近隣公園前」「広陵台中央公園前」「広陵台児童公園前」…と、このエリアには他にも「公園前」バス停があることを考えると、新たに付ける名称としてはやや練れていない感も否めない。
ただ、「自由ケ丘南南通り」や「自由ケ丘南四丁目南」だと、“どんだけ南なんだよ”という感じだし、ここで「自由ケ丘南公園前」を登場させるのも癪かもしれず(←そんな思いはないと思いますが)、利用者もほぼ限定されることを考えれば「公園前」でもよいのかもしれない。


(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(22)

2010年11月15日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県太宰府市の「老人ホーム前」バス停。
西鉄バスと「まほろば号」のバス停が並んで立っている。
バス車内からの撮影なので文字が見えにくいのだが、「まほろば号」のバス停のほうは「双葉老人ホーム前」となっていて、抽象名称ではない。

西鉄のほうは「4-1番」(太宰府市役所前太宰府~老人ホーム前~松川口~只越口原田橋宇美町役場入口宇美営業所)、「まほろば号」のほうは「5番」(西鉄都府楼前駅~関屋~太宰府市役所西鉄太宰府駅連歌屋~老人ホーム前~大原団地~北谷地区)が停車する。
「4-1番」と「5番」という、近接した番号ではあるものの、両者の間に特に関連はない
西鉄のバス停の行先案内には、「宇美営業所」以外に、「北谷」「松川口」という「まほろば号」がここに現れる以前の行先も残っている。

公園前」「農協前」「警察署前」でも同様のことを書いたが、西鉄のサイトで検索すると、「老人ホーム前」という名のバス停は、全部で3つ(ここ以外で2つ)ある。
ただ、このバス停は、実際のバス停の表記も西鉄のサイト上も確かに「老人ホーム前」ではあるのだが、車内アナウンスでは「まほろば号」と同じく「双葉老人ホーム前」と案内しているため、その分「素顔のままで」度は低い。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(21)

2010年05月18日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県柳川市の「警察署前」バス停。

西鉄バス堀川バス2社のバス停が並んで建っているが、運行本数はご覧のとおりであり、かつ、反対方向にはバスが走っていない。
もし、柳川を徒歩で散策している観光客が、歩き疲れてバスにでも乗ろうかと思い、バス停を探して歩き回って、ようやく遠くにバス停を見つけて近づいてみたところ時刻表がこれだったら、その落胆は計り知れないかもしれない。

ちなみに、西鉄のサイトで検索すると、名前に「警察署」を含むバス停は11箇所、「警察署前」を含むバス停は7箇所あり、単に「警察署前」という名のバス停もここ以外に2つある(「公園前」「農協前」でも同様のことを書いた)。
「警察署」は、その地域を管轄するものであるから、バス路線が、その地域内の輸送を主としているのであれば、バス停名が「柳川警察署前」でなく「警察署前」であっても何の問題もないといえる。
ただ、西鉄の全バス停の中から特定のバス停を検索することができるようになった昨今では、“「警察署前」って、どこの警察署の前なの?”ということにもなり、このあたりの兼ね合いは難しい。 

こう考えると、地方都市のターミナルから「空港行きのバス」と言って、“どこの空港を指すのかわからない”という状況はある意味異常であり、空港の「造り過ぎ」を象徴しているといえるのかもしれない。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(20)

2010年04月13日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
糟屋郡志免町の「集会所前」バス停。

桜ケ丘第四」と「桜ケ丘第五」の間にひっそりと佇んでいる。

桜丘地区のバス停は、北から(標高の低い順から)「第一、第二…」と名前が付いている。
その流れに従うと、この「集会所前」が「桜ケ丘第五」で、「桜ケ丘第五」は「桜ケ丘第六」でもよさそうな感じだが、実際そうなっていないのは、桜丘の「丁目」が一丁目から五丁目までしかないので、「六」を用いると違和感が生じると判断したためではないかと推測され、「ニュータウン第一」と「ニュータウン第二」の間にある「学校前」とは、また背景が違う感じだ。

なお、住所としての地名は「桜丘」だが、バス停の名称は「桜ケ丘」であり(よみはどちらも「さくらがおか」)、不一致な状態が長らく続いている。
敢えて「“ケ”を取ります」という宣言をしてまで、一致させる程のことでもないということだろうか。

桜丘地区のバス停のうち、ここだけ「桜」が付いていないのだが、バス停のそばにはちゃんと「桜」が咲いていた。
(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(19)

2010年02月28日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡市早良区の「百道」バス停。

藤崎」と「ももち浜クリニックゾーン前」の間にできた、比較的新しい停留所である(この自作路線図の頃には、まだ存在していなかった)。

このバス停、北行きは百道小学校の前(百道三丁目)、南行きは早良保健所の前(百道一丁目)に建っており、バス停名が「百道」でも全然間違いではない。

しかし、ここから北に約300mを東西に走る「よかトピア通り」の北側に広がる埋め立て地「シーサイドももち地区」(住所でいうと「百道浜」)のことを「ももち」と呼ぶ人も最近は多いことから(RKBの「ももピッ!」も「百道」に由来している)、検索などを想定した「わかりやすさ」という観点からは、このバス停が、「小学校前」や「三丁目」「一丁目」等のコトバが下に付かない、(地域の中心というニュアンスもありそうな)単に「百道」という名称なのはやや不親切な気もする。

ただ、こちらのほうが「元祖」百道であることは確かであり、「百道浜」のほうはほんの2~30年前までは存在しなかった土地な訳なので、「百道」を地元にする人からは余計なお世話と言われそうだ。
(つづく)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(17)

2010年01月27日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県春日市の「バスセンター」。

「バスセンター」の前にも後にも何もコトバは付かず、単に「バスセンター」である。

春日市コミュニティバス(各バス停の標柱は「コミュニティーバス」と「ー」が入っている)「やよい」の起点(兼終点)であり、「やよい」以外の交通機関は停車せず、コミュニティバスだけのための「バスセンター」である。
春日市は、市の東端部に市役所があることから、この「バスセンター」は市役所併設ではなく、市域のほぼ中央部、文化センター、図書館、スポーツセンター等が集まる大谷地区に立地している。

「やよい」は、全5路線(桜ヶ丘線、須玖線、上白水線、平田台線、春日原線)あり、全ての路線とも1周の所要時間が35分(運賃は100円均一)である。
「バスセンター」の発車時刻(45分間隔)、到着時刻も全て同一で、到着の10分後に発車するようになっていて(左回り・右回りが交互運行なので、左回り到着の10分後に右回りが発車する)、ルート、ダイヤともに、かなり「作り込まれている」感じがする。
「商品があって価格を決める」という従来の商売に対して、「価格があって商品を決める」100円ショップのように、この「やよい」も「路線があってダイヤを決める」というよりは「ダイヤがあって路線を決める」という感じだろうか。

この「やよい」、いつも結構お客さんが乗っていて、採算がとれるかは別として、市民の足としてかなり定着しているように見える。

「やよい」には、「乗継カード」というシステムもあり、「バスセンター」において、到着直後(10分後)に発車するバスに乗り継ぐ場合、次のバスの運賃については無料となっている(前のバスを降りる際に「乗継カード」をもらって、次のバスに乗る際に運転士さんに渡す)のだが、このシステムも形骸化しておらず、ちゃんと機能している。

春日市のように、人口密度が高く、都市部と山間部・農村部のような人口の偏りがなく市のほぼ全域に人が住んでいるような都市だからこそ、このような系統だったシステムが成り立ち得るといえるのかもしれない。
お隣りの那珂川町でも、昨年10月から走り出したコミュニティバス「かわせみ」が、「北西部ルート」と「北東部ルート」の2系統で、「やよい」と同じようなシステムを採用しているが、もしこれに「南部ルート」を絡めようとすると(「南部ルート」の計画があるかは知りませんが)、バランスを取るのが難しそうな気がする。

ちなみに、
「かわせみ」⇔博多南駅⇔「やよい」⇔西鉄春日原~(徒歩)~大野城サティ⇔「まどか」(大野城市コミュニティバス)⇔水城ヶ丘入口~徒歩~水城ヶ丘中央公園⇔「まほろば」(太宰府市コミュニティバス)
という乗り継ぎもできるのでお試しください(あ、上記「乗継カード」は使えませんけど…)。
(つづく)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(16)

2009年12月21日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
熊本県宇土市の「踏切」バス停。

ひとつとなりの「宇土市役所前」を取り上げた際に、このバス停についても触れたが、「会社前」「学校前」「公園前」などと並び、「素顔のままで度」がかなり高い。

もしも、この先にある線路が高架になるか、もしくは、この道路が高架になって線路を跨ぐようになったら、このバス停の名称は「高架橋」とかになるのかな??
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(15)

2009年12月10日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
佐賀県鳥栖市の「産業団地前」「産業団地」「産業団地西」バス停。

「産業団地前」は業務地区と住宅地区を隔てる広い道路上にあり、「産業団地」は業務地区の内部にあり、「産業団地西」は業務地区内部の西の方にある。
「博多駅」と「博多駅前」のように、停留所名における「前」の有無というのは結構曖昧な場合も多いのだが、ここでは「産業団地前」と「産業団地」は全く別のバス停であり「前」を厳密に(?)使っている。

ここには現在、今年の10月から運行を開始した鳥栖ローカルの「6番」が停車する。
この路線は、「産業団地西」の次のバス停である「シーエックスカーゴ」(ちょんびんさんが探検されています)の従業員送迎バスと西鉄の既存路線(それまでは「1番」と「2番」)を一本化して運行されているもので、運行経費の半額が国の補助で、残りを鳥栖市と企業で負担しているそうだ(←今年春頃時点の情報なので、最終的にどのような形で運行を開始したかは要確認)。
地域の足の確保のために、いろんな形を模索する姿勢は評価すべきではないだろうか。

「産業団地前」のバス停には「2 JR基山駅」を消した跡がある。
「地域の足を確保する」というのは、主に一つの自治体の内部での話であるため、たとえ地域の足が確保されたとしても、一方で、この「JR基山駅行き」のような市町村境を跨ぐ路線はどんどん「貴重」なものになっていくというのが実情である。
単一の自治体だけでなく、いくつかの自治体が一緒になって広域行政の観点から地域の足を維持するという試みがもっと進んでよいのではないだろうか。
例えば、「まほろば号」と「まどか号」と「やよい号」(と「かわせみ号」)を一体化するとか。
那珂川町役場内山行きとかあったらとても楽しそうだが、「楽しさ」を基準に動く問題ではないので、実現は難しいですかね??

この「産業団地」地区から、鳥栖筑紫野「無料」道路を挟んだ反対側には「鳥栖プレミアムアウトレット」があるが、「6番」はそちらには行かない。
「仕事・生活の足」と「遊びの足」で、完全に役割分担をしている感じである。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(14)

2009年12月03日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県新宮町の「新宮」バス停。

町のコミュニティバス「マリンクス」の「相らんど線」の停留所であり、西鉄貝塚線の線路沿いの細道にひっそりと建っている。
西鉄の「新宮」バス停は、以前の記事で書いたように、交通量の多い全く別の場所(国道495号上)にある。

町のコミュニティバスなので、「マリンクス」が走る場所はある意味全て「新宮」なのだが、その名前を冠するバス停がこんなにひっそりと佇んでいることがなんだか興味深い。

篠栗駅前」を取り上げたときに 「篠栗」バス停は「地域の代表的な位置にあるバス停」と書いた。
太宰府市の「太宰府」、志免町の「志免」、古賀市の「古賀」、久山町の「久山」…なども同様に「地域の中心にあるバス停」と言えるだろう。

一方でここ「新宮」は、現在の町の中心部からはかなり離れているものの、“新宮”の名の由来ではないかと言われている神社(磯崎神社と新宮神社)にも近く、「大字新宮」という地名も残っていることから、「地域の中心」というよりは「発祥の地」という感じであり、春日市の「春日」バス停とも似たところがある。

「相らんど線」は、ここ「新宮」から「西鉄新宮駅」に向かうあたりや、相島渡船場を複乗するルートなど、狭路が多く適度に乗り応えがあり、「じぇーあーるふっこーだいまええきけーゆしんぐーまちやくばゆきです」ととても流暢に喋る上の子(このアナウンスはもう一つの系統「山らいず線」のものですが…)ともたまに一緒に乗って一周している。

来年春のJR鹿児島本線「新宮中央駅」開業に合わせ、「マリンクス」についても、新駅への乗り入れや、現在は一方向のみの循環運行である「相らんど線」に逆回りを新設することなどが検討されているようだが、この「新宮」という名前はそのままにしておいてほしいものである。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(13)

2009年11月13日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県春日市の「放送所前」バス停。

井尻方面行きバス停の英字表記は「HOSOSHO MAE」、昇町方面行きは「HOSOSHO」、バス車内の自動アナウンスや西鉄のサイトでは「ほうそう“じょ”まえ」となっている。

現在ここには、「西鉄大橋駅~井尻六ツ角~放送所前~昇町~博多南駅及び平野台・月の浦」を結ぶ「42番」、「博多駅~諸岡~井尻駅~放送所前~昇町~南福岡駅~雑餉隈営業所」を結ぶ「45番」、「45番」の派生系統で今年春に新設された徳州会病院経由の「45-1番」が停車する。
現在、博多駅方面から竹下を経由して井尻六ツ角まで運行している「46番」も、以前は井尻から南に向かい、ここを通って那珂川町に向かっていた。

後ろに見える赤と白の細長いアンテナが「放送所」であり、これは、NHK(ラジオ第一・第二放送)福岡本局の送信所である。
ちなみに、RKBラジオとKBCラジオの同種の施設は東区の和白干潟にある。

「放送所前」のひとつ北の停留所は「須玖(すぐ)小学校前」だが、福岡女学院経由のバスは「須玖小学校前」までの間に女学院に寄り道(複乗)するため、すぐには着かない。
「複乗」というのは、本線からいったん外れて「寄り道」した後、また本線に戻ることを指す業界用語(?)のようである。
このブログでも以前からこの用語をもっともらしく使用してきたのだが、ほんとは最近までこの用語を知らなかった…。
(つづく)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(12)

2009年10月15日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡市東区の「ふ頭一丁目」バス停。

箱崎ふ頭地区には、ここ以外にも「ふ頭西」「ふ頭中央」「ふ頭五丁目」というバス停があり、いずれも「箱崎ふ頭~」ではなく「ふ頭~」という名称である(箱崎ふ頭地区には他に「リサイクルプラザ前」もあり。また、「ふ頭西」は、その他の「ふ頭~」に比べて新しくできた停留所である)。
箱崎ふ頭以外にも、福岡市には、東浜ふ頭、中央ふ頭博多ふ頭、須崎ふ頭、荒津ふ頭と、いくつかの「ふ頭(埠頭)」があり、その中で箱崎ふ頭が代表格…という訳でもなさそうだが、なぜか昔からバス路線的には「ふ頭といえば箱崎ふ頭」である(「ふ頭」が、唯一、町名の中に入っているという意味では、「格上」なのだろうか…?)。
ただ、それはあくまで「バス路線的には…」であり、一般の人(特に箱崎ふ頭地区に用がない人)にとっては知ったこっちゃないことなので、かつてはバスの方向幕でも経由地に「ふ頭」と表記されていたものが、最近では「箱崎ふ頭」と表示するようになっている。

かつては、「23番」の一部が「ふ頭経由」であり、数ある「23番」の系統の中から香椎浜地区に向かうものが「22番」として独立した際には「22番」にも「ふ頭経由」ができた。
そして、「22番」「23番」から、それぞれ「ふ頭経由」が独立して、現在ここを通る「22-1番」「23-1番」ができた、というのが大まかな流れである。

「ふ頭経由」が「22番」「23番」だった頃、箱崎ランプ経由の「22D」「23D」という路線があったのだが(バス停の行先案内の部分には未だに表示されていた)、詳細なルートを知らず、このブログでも何度かその旨を書いてきた
…と、この記事の下書きをしているときに、yakuさんが、先日愛宕浜営業所で購入された方向幕について書かれた記事を発見した。
それは、和白営業所の側面幕のようで、そこになんと「23D」のものがあるではないか!(なんという偶然)。
そこには「天神←蔵本←都市高速←箱崎ふ頭←名島[23-D]」とあり、そして、都心方面(上り)のみしかないとのこと。

以前の記事にいただいたコメントに対する返信で、「下りがもしあったとすると、都市高の出口の位置関係で、ふ頭一丁目などには非常に行きにくく、どうやって行っていたのか(もしくは行ってなかったのか)?…など、いろんな謎が残されてしまう」と書いていたのだが、「22D」「23D」には上りのみしか存在しなかったというのは、ほぼ間違いないのではないだろうか。
また、「御幸町」の香椎浜方面行き停留所に「23D」があったことを考えると、「23番」から「22番」が独立する時点を跨いで、この「D系統」が存在していたという仮説も成り立ちそうである。
右上の写真、前後のバス停を表示する部分には、都心側が「網屋立筋」、郊外側が「ふ頭西」と書かれているが、「網屋立筋」の下に不自然な空白があることから、この下にはおそらく「蔵本」が隠れているのではないかと思われる。
長い年月を経て、少しずついろんなことがわかってきた。
引き続き、情報をお待ちしております。

写真の時刻表は、対面の郊外向け(名島方面)のもの。
「23-1番」の「西鉄香椎行き」が、2列に分けて掲載されている。
左側の経由地は「名島 リサイクルプラザ」、右側の経由地は「名島」となっているが、いずれも「リサイクルプラザ前」を通り、それ以外も両者の経路は全く同じであり、違いはない。
しかしこの表示だと、右側は「リサイクルプラザ前」には行かないのか?と誤解されそうである。
おそらく左側の始発地が西公園、右側が天神ということで、何らかの会社側の都合(?)で別の列に表示されてしまったものと思われるが、バス停でバスを待っている人にとってはほとんど関係ない話である(かつて、西鉄大橋駅の「49番」(下り)の時刻表は、大橋駅始発便に印を付けていたことがあったが、これは、遅れが生じる可能性や座れる可能性について利用者に情報を提供する意味があったと思われ、「ふ頭一丁目」の例とは異なる)。
かつての記事で、通常の時刻表では「何の違いもないのに違う列に表示されているような例」があると書いたが、まさにこれがそうである。
だからといって、ここのような、どちらかといえばマイナーなバス停にまで、「オリジナル様式」の時刻表を拡大しようとすると、莫大な手間がかかり、ミス発生の可能性も高くなりそうであり、難しいところなのかもしれない。

右下の写真は、バス停のそばにある標識。
「建前」と言ってしまえばそれまでだが、以前「香椎パークポート」の記事のときに書いたが、「香椎パークポート」からアイランドシティ方面にバス路線がつながっていないのは、このあたりの影響があるのかもしれない(←あくまで想像)。

たくさん写真を使うなら、記事内に写真を複数アップすればいいじゃないかと言われそうだが、どうも「1記事1画像」でないと、うまく文章が書けないもので…すみません。
(つづく)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(11)

2009年10月02日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡県筑紫野市の「学校前」。
今年8月末までは、「17番」の三国が丘系統もここに停車していたが、現在は、「17番」の筑紫駅原田駅美しが丘・光が丘を結ぶ系統のみとなっている。

原田小学校と筑紫野南中学校、道路を挟んで両側に「学校」があるため、バス停名に両校の名前を入れると長くなるし、どちらか一方では角がたつし…ということで「学校前」なのだろうか。
でも、このバス停ができた時点では、中学校のほうはまだなかったような気もする。

このバス停は、「ニュータウン第一」と「ニュータウン第二」の間に位置する。
「ニュータウン第一」と「ニュータウン第二」が既にあって、その後に両者の間に新設された停留所ということであれば、この名称でも仕方なさそうだが、実際は「ニュータウン第一」「学校前」「ニュータウン第二」は同時にできたと思う。
ということは、「学校前」は「ニュータウン」ではないのか?とか、当初の時点で「ニュータウン第一」「ニュータウン第二」「ニュータウン第三」でも別によかったのでは?などという気もしてくる(「ニュータウン第○」という名称が適切かは別として)。

ここ以外にも、「美しが丘・美しが丘南・美しが丘南四丁目」「公園前」に「老人ホーム前」など、この地区のバス停の名前の付け方は、いろんな意味で全体的に「ゆるい」感じがする。
そのことに対して、以前の記事ではどちらかといえばやや批判的な視点で書いたのだが、特にバス停名が原因で問題が生じているという訳でもなさそうなので、「ゆるい」名前のバス停たちが一体となってこの地区の路線の「味」を醸し出しているともいえそうである。
 
なお、「ニュータウン第一~ニュータウン第二」間は、フリー乗降区間になっているようなのだが、実際にその制度を活用している人はいるのだろうか…。

ちなみに、久山町の「学校前」は「趣に赴く」で取り上げたが、今回は「素顔のままで」である。
このへんの微妙なニュアンスの差は、私の心の中にしまっておきます(笑)。
(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素顔のままで(10)

2009年09月26日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
福岡市西区の「農協前」バス停。

少し前に撮影していたのだが、「市民会館前」「谷がに」「西神の原」などの二の舞になりそうな「虫の知らせ」が少ししたため、公開を躊躇していた。
しかし、今月末の改正では減便にもならず、とりあえずは存続するようなので、今回取り上げることにした。

バス停には、郊外行きの「2 四箇田団地」、都心行きの「2 天神」が併記してあり、「東区役所前」、かつての「太閤水」、そして、ここから羽根戸方面に4つ進んだ「保育所前」などと同様、1本のバス停で上り・下りを兼ねている。

この「農協前」、「前」と付いてはいるものの、「農協」は、ここからやや離れている。
西鉄のサイトで検索すると、名前に「農協」を含むバス停は21箇所、「農協前」を含むバス停は16箇所あり、単に「農協前」という名のバス停もここ以外にもう1つある。
購買店」同様、「農協」も、かつては「地域の中心」としての役割が強く、バス停の名称として今以上に「ふさわしい施設」だったのだと思う。

ちなみに、地下鉄七隈線野芥駅の最寄りバス停である「野芥一丁目」も、私が子供の頃は「農協前」であった

現在ここには「2番」の羽根戸経由の便が平日8往復、土日祝日6.5往復停車するのみである(ダイヤ改正後も便数に変化なし)。
1系統しか運行されていないのに「行き先確認」という運転手さん向けの注意喚起が貼られているが、これは、「1番」が新道経由になる前の名残りなのだろう。
(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする