(つづき)
・ららぽーと再編
ららぽーと福岡と各地を結ぶ路線はこれまで、
大橋駅
竹下駅
博多駅・天神
福岡空港
の4つがそれぞれ独立して運行されていたが、今回、整理統合される。
ざっくり言うと、
こうなる。
大橋駅はそのまま、竹下駅と福岡空港は統合、博多駅・天神は既存路線との組み合わせが進み一部竹下駅も兼ねる、
といったところ。
ららぽーと開業時の本数のボリュームがずっと維持されるとは誰も考えなかったと思われ、整理統合を予測した人は多かったと思われる。
福岡空港については、青果市場跡地売却時の公募にあたって、「バスを使った交通アクセスの強み」「福岡空港との連携」などを、西鉄が事業者として入ることの強みだとアピールしてしまった手前、廃止や極端な減便をするわけにはいかないという事情があるもよう。
もちろん、コロナ収束で利用者が増加する期待もあるとは思いますが。
博多駅・天神を結ぶ路線は、もともと「44番」でスタートし、開業4ヶ月後に「無番」に改番していたが、今回さらに行先番号「L」に変更となる。
また、新たに竹下を経由して「46番」のルートで博多駅・天神方面とつながる路線ができ、これには「46L」が付く。
これに合わせ、竹下営業所は廃止になるとのこと(営業所が廃止になるわけではなく、バス停としての「竹下営業所」が廃止)。
さらに、既存の「40番」のルートを一部変更し、「弥生小学校前、那珂経由」から「板付中央公園前、那珂五丁目(ららぽーと福岡前)、那珂下原経由」とした「40L」も誕生。
既存の「40番」も残るが、都心行きの10時台以降、郊外行きの10~15時台は1本も運行されなくなる。
ロイヤル、テレQなど、今回の改正は、地元有力企業に冷たいものとなった(笑)。
・アイランドシティに新路線
アイランドシティ内の運行パターンは、これまで、
こんな感じで、比較的シンプルなものであったが(こちらの記事も参照)、
今回の改正で、「230番」と「1-2番」という2つの路線が登場し、俄かに複雑なものとなる(緑が「230番」、赤が「1-2番」)。
アイランドシティの物流エリア「みなと香椎」地区及びこども病院への通勤用に、「230番」はアイランドシティランプ経由で都心と結ぶ路線、「1-2番」は千早駅と結ぶ路線。
「230番」という番号は、現在の「新宮急行」の前身として1984年に誕生した路線で用いられたが、今回久々の復活。
「23番」の末尾に0を付けたというよりは、「210番」「220番」の次という意味合いが強く(個人の感想です)、「630番」や「420番」などと背景を同じくする感じ。
順当にいけば「22I」とかが妥当なのでしょうが、やはりアルファベットの「I」は「1」と見分けがつきにくく使いづらかったでしょうか。
アイランドシティランプ経由の便は、照葉地区から都心への通勤路線として検討したことがありましたが、予測に反し、逆向きの需要を想定したものでした。
「1-2番」は、千早駅とアイランドシティを結ぶ「1番」の派生として、枝番が付いて「1-2番」。
福岡市総合体育館~こども病院あたりでは、千早駅に向かうルートが上下逆になり、「室見五丁目」「福岡城・NHK放送センター入口」「西月隈三丁目」などと同じ状況が発生。
千早駅とアイランドシティを結ぶ路線は、今後も派生系統が誕生する余地がありそうなので、通勤時間帯しか運行しないどちらかといえばマイナーな存在の今回の新路線の番号は「1-8番」とか「1-9番」くらいにしておいてもよかったのでは?というのはかなりの余計なお世話。
アイランドシティ内のルートが俄かに複雑化・・とはいうものの、それぞれ限られた時間帯に1日数本の運行なので、思い切って「目をつぶれば」、たいして大きな変化はないのですが。
(つづく)
46Lが出来て、46番の折立経由はかなり減便するようですね。
それにしても、朝8時台の44番や46番はなんで増えずにしかも小さいバスなんでしょうか。
もう毎日通勤しんどくて。
早起きすれば良い話なんですがね笑
Lはららぽーと内に入って、40Lは入らないで、46Lは…しかも大橋と空港国際線系統は無番のまま。確かに「直行」という違いはありますが。
ロイヤル勤務の人は帰りが少し不便になりますね。
逆に那珂バス停(下り)目の前のマンション住まいの人は、本数減っても朝晩が維持されるのでほっと一息ってとこでしょうか。