(つづき)
「西鉄三苫駅」にしか行くことができない“no alternative”な路線図。
「23番」と「23A」の終点の一つ手前。
「美和台循環バス」の廃止から既に7年以上が経過。
全国的に路線バスの減便・廃止で住民が不便になることがクローズアップされていますが、住民の利便性向上を考えて走らせた路線があまり利用されずに廃止になった例も相当あるわけで、なんとも複雑。
ここから「アイランドシティ方面」に行くことができたのは2019年春まで。
アイランドシティ方面に向かう「210番」「220番」は、現在は、次の西鉄三苫駅が始発に。
久原と山田で久山、警固と弥永と東郷で警弥郷、朝町と野坂で朝野、宮田と若宮で宮若、福間と津屋崎で福津…のように、三苫の「み」と和白の「わ」で美和台。
ちなみに、多々良と津屋で多の津…ではないようです。
なお、三苫の「み」といいながら、あてられた漢字は「美」。
近くの住宅団地「高美台」も、過去の地名が「大字上和白字高見」だったことに由来するそうだが、こちらもあてられた漢字は「見」ではなく「美」。
他にも、小郡筑紫野ニュータウンの「美しが丘」「美鈴の杜」「美鈴が丘」の「美」は「三国」から来ていると思われるなど、住宅団地の名前に「美」を入れると成功するというジンクスみたいなものがあったのかなかったのか。
ただ、蓑島が美野島、産みが宇美など、地名に「美」を入れたい欲求は人々の心の中に昔からあるのかもしれません。
(つづく)