INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

近い遺産(105)

2021年11月14日 |    ┣ 近い遺産

(つづき)

令和に遺る原町団地線。

古賀駅~花見~原町団地は「134番」だったでしょうか。

原町団地は、もともとは新日鉄八幡製鉄所の社宅として高度成長期に造成された住宅団地。

もう1経路、古賀団地、東医療センター経由の便は、136番」→「4番」と番号を変え、また、終点も原町団地(牟田)から舞の里に変え、2017年春まで存続しました。

 

原町団地への西鉄バス乗り入れについては、

 

“地元からの原町団地へのバス乗り入れ要望を当初は断っていた西鉄が、同じく要望を受けたJR九州バスが団地乗り入れを開始した(福間駅~粟島神社の循環)のを受けて慌てて乗り入れを始めたものの、JR九州バスよりも先に早々に撤退したという、ある意味、曰く付きの歴史を持つ路線”

 

過去の記事で書きました。

 

東花見から古賀北中方向は、一時期運行されていた23番」千鳥パークタウン行きの名残りでしょうか。

 

 

時代は変わっても、時刻表の中にいまだに生き続ける遺産たち。

この記事この記事この記事この記事などでもかつて取り上げました。

 

宇美と二日市がつながっていたのもひと昔前。

 

野方天満宮、壱岐中と下山門を結んでいたのは、福岡市西区が3分割された日から走り始めた「97番」

 

干隈一丁目から早良方面には現在行けません。

というか、バスの本数的にはほぼどこにも行けません。

 

宮竹小学校西、井尻駅北は2016年に新設された比較的新しいバス停だが、昇町に行く路線が停車したことはこれまでなし。

この付近から郊外といえば昇町や那珂川方面だ!”という固定観念(?)を持つ人が名付けたからなのか、それとも、「46-1」はもともと昇町方面に行く路線として構想されていたのか。

(つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

no alternative(24)

2021年11月07日 |   ┣ no alternative

(つづき)

博多ふ頭」にしか行くことができない“no alternative”な路線図。

 

「築港本町」。

 

主に福岡市南部からいろんな行先番号で発車して、途中で「90番」か「99番」に番号を変えてやってくるバスの終点の一つ手前。

 

このシリーズの第一回で取り上げたときは、「博多ふ頭入口」という名前のバス停でした。

また、私が子供の頃は、「博多ふ頭」までの間に「市営桟橋」というバス停がありました。

 

反対側。

過去には「なかたに号」が一日一本だけ停車していました。

 

いろんな行先番号で天神もしくは博多駅を経由して主に福岡市南部へ(なお、「46」と「46-1」は、天神を経由して博多駅にも行きます)。

 

48-1」と「急行161番」は、このバス停を出てすぐ枝分かれをした後、終点の老司団地まで全く交わることなく運行。

 

老司団地側から見るとこんな感じ。

 

天神方面の“角度”は路面電車の名残り

 

これはまた別の鉄道の名残り…というか線路がまだそのまま描かれていますが。

 

那の津通り上にも「築港本町」バス停があるのですが、現在のバスの動き方をみると、もはや違うバス停な感じ。

下中原」に似た感覚を抱きます。

(つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする