INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

2013年11月2日ダイヤ改正(6)

2013年10月26日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
今回のダイヤ改正で、「南市民センター前」に改称される「南警察署入口」バス停。

  
ここに停車する路線の多くが「W」となるが、全てが「W」になる訳でもない。
また、那珂川営業所から先、市の瀬方面へはここから直通では行けなくなる。

「南警察署入口」から「南市民センター前」への改称は、新たに警察署の前(まん前ではないかもしれませんが)に「南警察署前」ができるため、混同を防ぐ目的がありそう。

新たに「南警察署前」を通るのは「47番」であり、西鉄大橋駅~清水四丁目間の経路が「塩原四丁目・塩原経由」から「南区役所前・中央病院前・南警察署前経由」に変更となる。
「47番」の経路変更は、「W」の登場で、大橋駅を跨いで運行される便が減少し、「みやけ通り」から南区の公共施設(区役所、市民センター、保健所、図書館など)へのアクセスが悪くなることへの配慮と考えられる。


「47番」が通ることになる警察署前の道路。

   
「47番」は、ここ「塩原」には停車しなくなり、

 
「塩原」に停車するのは「48番」と「63番」のみに。
竹下駅西口経由、きよみ通り経由、それに南警察署前経由と、この付近の経路も、ここ1年あまりでにわかにバリエーションが増えてきた感じ。


 
こちらは再び大橋駅前のロータリー
もし今回の「バスからバスへの乗り継ぎ」が敬遠されて乗客が電車に流れたとしても、「JRや地下鉄じゃなくて西鉄電車だから別にいいや」という考えもどこかにあるのかも。

次の段階では、大橋駅から郊外部の路線・番号の再編を行って、大橋駅の拠点性をさらに高めることが求められると思われる。
「62番」「62-1番」「49番」に加え、「42番」も含めた番号再編は、遠くない将来に行われそうな気がする。
このほかにも、福岡空港線とか、南大橋地区へのミニバスとか、大橋駅西口の活用(「区1」「区2」「6番」「700番」を西口発着にするなど)とか、「老司方面~大橋駅~区役所~南署~竹下駅西口~塩原四丁目~大橋駅~老司方面」のようなループ運行とか、検討の余地はあるのではないだろうか。



あと、「7番」(大橋ローカルの東若久行きではなく、昭代線)に「那の津四丁目行き」が復活したりもします(天神→那の津四丁目は「W3」)。


 
こちらは、明治通りにもかかわらず「W」が停車することになる「蓮池」バス停の掲示。

住吉や柳橋からタワー行きは「W1」「W2」ではなく「305番」「307番」であったり、警固一丁目や今泉一丁目などから那の津四丁目行きが「W3」でなく「7番」「204番」などであったり、「W」が登場するシーンを渡辺通~日赤通りにできるだけ限定しようとしている中にあって、ここ「蓮池」に登場する「W」はかなり異質。
でも、じゃあ何番にすればいいのだ?という話にもなりそうですが(「もうすぐW」とか「天神からW」とか??w)
(つづく)
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2013年11月2日ダイヤ改正(5)

2013年10月25日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
今回の改正で登場する「W」の行先表示勝手に予測

どんなもんでしょう。
(つづく)
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2013年11月2日ダイヤ改正(4)

2013年10月24日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
西鉄大橋駅前のロータリー


今回のダイヤ改正で、大橋駅を起終点とする便が増えるのは確実と思われるのだが、ロータリーがバスで溢れかえったりすることはないのでしょうか…。


現在の乗り場配置は改められる予定とのこと。


都心行きの現行時刻表。
ここに出てくる路線の多くが、


ダイヤ改正後は、「W」に置き換わる。


掲示されているこの路線図にはない左上方向(福岡タワー方面)に路線が延び(W1、W2)、


那の津四丁目行き」は「W3」に。


吉塚営業所行き」は廃止となり、千代町県庁吉塚駅方面には行けなくなる。

「W4」で、明治通りの呉服町の先、「蓮池」までは行けるが、運行時間帯が午後のみであり(千代ランプで都市高速に乗って郊外に向かう便との直通運行のため)利用しづらい。
電車では不便なので、呉服町~県庁方面へはバスを利用していた…という人も居たと思うのだが、その人たちにとってはお気の毒(「47番」などに乗れば、博多駅経由で呉服町には行けますが)。


天神北止まり」の便もなくなる。
今後、もし復活したら「W0」(ダブリューゼロ)でしょうかw

なお、大橋駅でのバス同士の乗り継ぎの利便性向上のため、バス車内前方の液晶画面にて、「バスナビ」を表示して乗り換え便の案内をするとのこと。
従来のデジタル運賃表に代わる液晶モニターの導入は、今回の改正エリアを管轄する那珂川営業所と、もう一つは、宇美営業所の車両で実施されている。
ということは、今後、宇美営業所の管轄エリアでも大胆な路線再編が行われる…ということでしょうか??

でも、乗り継ぎ拠点の「大橋駅」は地下鉄JRの駅じゃなくて西鉄の駅なのだから、電車との乗り継ぎメリットについても、もっと高めるべきだったのではないだろうか(乗り継ぎ割引とか、現在もバス車内のモニターで大橋駅到着前に表示される電車時刻表に予想車内混雑度(?)を表示するとか…)。
西鉄電車に対して控え目でよそよそしいというか、バスの一人よがりというか、なんだかそんな印象を受けてしまう。
まあ、現時点でバス-電車の乗り継ぎ行動は既に成熟していて、それで十分収益が上がっているから、変にいじりたくないということかもしれませんが。



こちらは「天神バスセンター博多大丸前」の時刻表。
ここに出てくる路線全てが「W」になる。


これらも全て「W」に。


天神で「62番」が見られるのもあとわずか。
(つづく)
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2013年11月2日ダイヤ改正(3)

2013年10月23日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
今回のダイヤ改正で「福岡城・鴻臚館前」に改称される「平和台・鴻臚館前」バス停。


“平和台”の名がついに消えてしまうことになるが、一つ北の筋、昭和通りにはまだ「平和台通り」があるため、まあいいや、という感じだろうか。


ただし、バス停名変更に係るお知らせは、現時点ではなし。


来年の春からは、ここを通るバスが「M」になったりするのでしょうか。

なお、「6-1番」「13番」「140番」が停車する「NHK放送センター入口」も、「福岡城・NHK放送センター入口」に改称される。
今年春に、「城内美術館東口」が「福岡市美術館東口」に改称となって以来消えていた、福岡「城」が2つのバス停で復活する(ただし、もっと広い目で見れば、「城南」「城西」などに「城」は入っていますが)。
「城内町→城内→城内美術館東口→福岡市美術館東口」「美術館東口→NHK放送会館入口→福岡城・NHK放送会館入口」と、隣り同士2つのバス停で、お互い牽制し合いながら(?)名称が変わってきている感じも。

その他、今回の改正では、福岡タワーから百道ランプ経由で天神~早良or野方方面に向かう路線が、新たに「302番」として運行される(那の津口から先は「200番」「204番」として運行)。
天神から先、博多駅に向かうものも同じく「302番」で、大橋方面に向かうものは「W2」…というのはなんだかチグハグな印象もあり。

「タワー→都心(→さらにその先)」という大きな流れでみた場合、都心からさらにその先の目的地に基づいた番号(「39番」「44番」「151番」「W1」「W2」など)と、都心までのルートに基づいた番号(「200番」「204番」に変わる「302番」)が併存する状況は、いずれ改められるかもしれない。
(つづく)
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2013年11月2日ダイヤ改正(2)

2013年10月21日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
まず、「なかたに号」で朝一本だけ運行されている築港本町経由(築港ランプ経由)の便が廃止となる。
先日の記事は、悪いほうの虫の知らせだったもよう。

また、先日「高砂」の記事で取り上げていたSWEET NAILは、今回の改正でSWEET NAILではなくなるが、これもある種の虫の知らせだったのかも。

あと、「いとうづ号」の到津の森公園前~西小倉駅前間のルートが、下到津、金田経由から歯大前、南小倉駅、大手町西、ソレイユホール経由に変更となる。
現在、福岡~北九州間の高速バスは、福岡側の停留所は天神、中洲、蔵本だけなのに対し、北九州側の停留所はとても多い。
これは、北九州側でJR駅へのアクセスが相対的に悪い場所に停車して客を集めて天神に連れていくという構図であり、小倉都心部と比較した福岡都心部の優位性を表しているともいえる(まあ、天神にJR駅がない、というのもありますが)。
小倉都心側の勢いが再び高まるようなことがあれば、福岡側でも経由地のバリエーションが増える可能性もあり(例えば、県庁・東浜ランプ経由とか香椎浜・古賀インター経由みたいな感じで。古賀インター経由は以前ありましたが)、それに少し期待したりして。

で、ここからは、今回の改正の目玉、「渡辺通幹線バス(W)」関連で思うところを書き連ねてみたい。

そもそもこの「W」の試み、どういう意図があるのかというと、「都心部~ターミナル~郊外部」を運行する路線をターミナルで切り離すことにより、都心部の幹線道路を通る路線の系統をできるだけシンプルにして、バスに不慣れな人にもわかりやすく…ということと思われ(あくまで表向きには)、その意味で統一する番号(記号)として「渡辺通り」のイニシャルである「W」を付けていると考えられる。
そして将来的には、明治通りを走るバスには「M」、昭和通りは「S」、国体道路は「K」…みたいな感じで、都心部内の行先番号体系を再構築しようとしていると見るのが自然だろう(渡辺通り~日赤通りだけ「W」という異質な番号を持ち出しておいて、それ以外は現状通り…では逆に変だし)。

ちなみに、こんな記事もありました。
--------------
【ピストンバスで渋滞緩和 西日本鉄道 通りで色分け 福岡】
2013.6.4 02:06
西日本鉄道が、福岡市中心部の大通りでピストンバス運行を計画していることが3日、明らかになった。繁華街・天神を東西に走る「明治通り」や南北に通り抜ける「渡辺通り」など、通りごとに色分けしたバスを往復させる。観光客の利便性を高めるとともに、マイカーからの乗り換えを促し、都心部の渋滞緩和を目指す。
国内有数のバス保有台数を誇る西鉄だが、福岡を訪れた観光客を中心に「どのバスに乗ればいいか分からない」と不満が出ていた。また、福岡の天神や博多地区は、マイカーに加え、数多くの路線バスが集まり、渋滞が慢性化している。
西鉄はまず天神地区のメーンストリートに色分けしたバスを導入し、路面電車のように、大通りを数分~十分間隔でピストン運行する。
本数を多く設定することで、観光客に加え通勤・通学客も利用しやすくなる。また、ピストンバスが運行する通りの両端に駐車場を整備すれば、そこでマイカーを降りてバスに乗り換える「パークアンドライド」も普及し、渋滞緩和にもつながるという。西鉄は将来的に、二酸化炭素を排出しない燃料電池バスの導入も検討している。
こうした運行には実績もある。西鉄は平成23年3月、九州新幹線全線開業に合わせて、博多と天神地区を往復する黄色のバス「天神ライナー」を導入した。新幹線で福岡に来る観光客が迷わず、博多駅から天神に行けるように配慮した。
西鉄次期社長の倉富純男取締役常務執行役員は「幹線ごとにシンボリックなバスを走らせれば、海外の観光客はじめ、福岡都市圏に住む人にも分かりやすく、都心のスムーズな移動が可能になる」と述べた。
--------------

都心部を通る路線の番号統一は、
天神→中央ふ頭の「80番」
でまず行われ、バスの行先表示のLED化の進展とともに、
天神→博多ふ頭の「90番」、博多駅→中央ふ頭・博多ふ頭の「88番」「99番」
さらに、
天神→県庁方面の「1番」、天神→明治通り→博多駅の「3番」、天神→昭和通り→博多駅の「2番」、天神→タワー方面の「305番」、天神→渡辺通り→住吉通り→博多駅の「5番」
そして、
天神→国体道路→博多駅の「8番」
などで行われてきており(厳密には、行先番号が変わるのは天神よりも少し前)、これらは基本的に
「天神“から”○○方面“へ”」
というある種の“指向性”を持ったものだった(ただし、「1番」「2番」「3番」は逆方向にも走っており、この詰めの甘さについては過去の記事で触れました)。
これに対し今回の「W」にはこのような“指向性”がなく、渡辺通り~日赤通りを走るバスには両方向ともに「W」が付く。
この“指向性がない”ことは、かなり根本的な問題であるような気がする。
「どの通りを通るか」だけがわかっても、「天神からどこに行けるのか」がわからなければ、すなわち、目的地へのベクトルがイメージできなければ、実はあまり意味がないのではないだろうか(渡辺通りに限らず、他の通りでも同様)。

また、渡辺通り~日赤通りを通ることを意味する「W」なのに、それ以外の場所にも「W」のバスが走ることも問題点として挙げられる。
従来、「305番」「307番」が担っていた天神→福岡タワー間の統一番号の役割を、新たに「W」(西公園ランプ経由がW1、百道ランプ経由がW2)が引き継ぐため、「W」に「渡辺通り」以外の意味合いが出てくる。
また、都市高速経由との直通運行との兼ね合いで、明治通りの蓮池→天神間にも「W」が登場することになる。
「W」を名乗るのは、原則として日赤通り~渡辺通り上のみ…というルールを事前に作っておかないと、今後、「M」など他のアルファベット系統が出てきたときに混乱が起きると思われ、早くも“火種”を抱えた印象がある。
天神からタワー行きの統一番号は、現時点では従来通りにしておいて、将来的に「T」などに移行させるほうがよかったのでは?。

さらに、W1、W2などアルファベットの後に付く数字のチョイスも大丈夫なの?という気がしている。
今後、明治通り~博多駅が「M1」、明治通り~県庁が「M2」になったりして、数字の整合がとれなくなり混乱を招く…という状況も容易に予測され、これも“火種”と言えそうだ。

新たに登場する「W」の意味を、一般の利用者がごくごくシンプルなカタチで理解できなければ、やや厳しい言い方だが、導入の意味がないような気もする。

その他、
郊外向けは大橋駅まで行かなければ「W」ではなく、清水町までしか行かない「61番」「151番」などは「W」を名乗らないため、「渡辺通り~日赤通りならW」とは言えない点、
その逆方向、野間四角方面からやってきて清水町から日赤通りに合流する都心行きのバスは、「151番」などのタワー行きは「W1」「W2」となる一方で、天神から呉服町方面に向かう「61番」は番号が変わって「W4」にはならない点、
この整合を図るため、清水町から合流する路線にも「W」を適用しようとすると、福浜が「W5」、博多ふ頭が「W6」、中央ふ頭が「W7」…みたいに早くもグダグダになってしまいそうな点、


郊外行きで、大橋駅を跨いで運行されるものも完全になくなるわけではないが、大橋駅から先、片縄方面、警弥郷方面、曰佐方面、どこに行こうと大橋駅より手前の区間では「W」としてやってくる点、
…など、もう少し詰めてほしかった点がかなりあるのだが、あくまで今回はまだスタート(過渡期の始まりというか実験段階)であり、場合によっては「後戻り」もありますよ、ということなのかも。
Wの悲劇、黒歴史にならなければよいのですが…。

なお、那の津四丁目行きの番号統一の可能性及び現状の問題点は以前の記事でも触れたが、それは今回一応解決をみることになる。

また、那珂川ハイツからの「急行」が「162-1番」ではなく「162番」となり、過去の記事で指摘した“条件面での制約”が露呈してしまったカタチ。


(つづく)
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2013年11月2日ダイヤ改正(1)

2013年10月19日 |   ┣ ダイヤ改正2013
「62番」「49番」の大部分が「郊外~西鉄大橋駅間」のみの運行となり、そこから先の「日赤通り~渡辺通り~天神方面」は新たに「W1~W4番」が約8分間隔で走るとのこと。

「W1~W4番」の「W」は、渡辺通りのイニシャルと思われる。
「W」の後に付く1~4の数字は、天神から先のルートの違いで、1は西公園ランプ経由タワー方面、2は百道ランプ経由タワー方面、3は那の津四丁目、4は呉服町方面である。

なお、那珂川方面から大橋経由で天神にバスで行こうとすると、原則、大橋駅での乗り換えが必要になるが、その弊害を緩和するため、従来の乗り継ぎ割引(80円)に加え、nimocaポイントの付与(100ポイント)も行われるとのこと。

また、「47番」が現在の「塩原四丁目、塩原経由」から、「南警察署前(新設)経由」に変更となる。
これは、南区役所への足が分断されないようにするための措置と思われる。
また、「4番」が、再び老司団地から先、やよい坂経由那珂川営業所まで延長となる。

このような試みは、姪浜駅で「1番」が分断されて以来だが、果たしてうまくいくでしょうか(「32番」「34番」を上宇美止めにして、「極楽寺上宇美~原田橋」の「無番」への乗り継ぎを図ろうとしたかつての失敗のようにならなければよいですが…)。
あと、このような試みを行う場合、逆方向、すなわち、都心部から那珂川方面に行く足がなくなる(ように見える)という懸念があるため、「大橋駅で乗り換え可能」な旨を継続的にちゃんと周知していけるか、というのも課題になると思われる。
例えば、「曲渕や椎原方面に行きたければ、早良営業所で乗り換え可能」などは、現状、都心部では案内されておらず、需要は多くなくても、そのような周知は必要と思われる(大橋駅から先に行きたい人は、椎原・曲渕よりも断然多いし)。

今回の変更がうまくいけば、将来的には、「M番」や「S番」なんかも登場することになりそう(昭和通り経由の大濠公園行きは、早速「S番」にしてもよさそうですが)。
(つづく)
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どうでもいいですよ(52)

2013年10月18日 |   ┗ どうでもいいですよ
(つづき)
福岡市中央区の「南薬院」バス停。

薬院エリアの南、というよりは西のイメージがあるのだが、


市内電車の電停名の頃から「南薬院」。

「東中洲」も、中洲地区の中では決して東にはないのだが、「西中洲」よりは東に位置していることは確か(ただし、ここでの方向感覚は「福岡仕様」ですが)。
ただ、「福岡東医療センター南門前」は、どう見ても、東医療センターの南にはない。

地名に方位が付くバス停名の場合、最近では「乙犬東」「朝日西」「上山田南」「古賀北」…のように、地名の後に方位が付くケースが多いが、かつては、「東大橋」「東七隈」「西大岳」「南薬院」「北片江」…のように地名の前に方位が付くケースが多かった。

非常にどうでもいい話だが、地名の後に方位が付くと、かなりピンポイントな感じがする一方で、地名の前に方位が付くと、「地域」「エリア」を表しているようで「面」的な感じがする(←あくまで個人的な感想です)。
「東ドイツ」「西サモア」「南スーダン」「北朝鮮」が、「ドイツ東」「サモア西」「スーダン南」「朝鮮北」だったら、ずいぶんとコトバから受けるイメージも変わってくる。

バス停名の後に方位が付くようになったのは、検索の際の利便を図る意味もあるだろうし(例えば、五十音順に並べたときに「片縄」と「東片縄」で全く違う場所に出てくるよりは、「片縄」と「片縄東」で近接して出てきたほうがわかりやすい)、また、バス停の密度が時代とともに高くなり、方位を付ける前の「地名」自体がピンポイント化する傾向にあることも背景にあると思う。

バス停ではないが、「博多南駅」の開業がもう少し早かったら「南博多駅」になっていたかもしれないし、「南福岡駅」の改称がもっと遅かったら「福岡南駅」になっていたかもしれない。


「南薬院」の西行きと、


東行き。
博多駅行きの行先番号が統一される気配は今のところなし。
(つづく)
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続・ひっそりと(32)

2013年10月11日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
天神郵便局前の18C乗り場。


22-1番」「23-1番」「23-2番」だけのための乗り場であり、


天神地区のバス乗り場の中で、停車する本数はかなり少ない部類に入る(もっと少ない乗り場もありますが、それは後日取り上げます)。

かつては、この乗り場のためだけに「バスナビ」が設置されていたが、費用対効果の観点から見直され(笑)、


現在は、隣りの18B乗り場と共用になっている。

もともと、この18C乗り場には「2番」「2-1番」「3-1番」が停車しており、博多駅方面行きの乗り場という位置付けだったが、2008年春より、博多駅行きの乗り場は少し先の日銀前に変更となっている。

立地条件的にはかなり良い場所に位置する18C乗り場に停車するバスがほんの少しだけというのはもったいない感じもするが、実際は、天神北ランプを降りて天神にやってきたバス(「新宮急行」「24C」など)の降車用のスペースとして機能している(私もほぼ毎朝、ここでバスを降りています)。

天神地区の「重心」は、かつては市内電車の貫線と循環線が交差する「天神」交差点(明治通りと渡辺通りの交点)だったと思われ、バス乗り場も、その「重心」に近いところから重要な乗り場が配置されていたように思う。
例えば、明治通り西行きは、片江、桧原方面の「協和ビル前」よりも、西新方面の「岩田屋前(現在は新天町入口)」のほうが「重心」に近い…というように。
18C乗り場に博多駅行きが停車していたのも、そのような背景があるように思う。

ただし、近年は、
天神の「重心」の南下
・昭和通りを走る博多駅行きの本数が減少
天神大和証券前に「100円循環バス」の博多駅行きが停車(その後、「3番特快」も)
天神北ランプ経由のループ運行路線の増加
という要因が重なり、博多駅行きを敢えて18C乗り場に停車させる必然性が低くなった…という解釈ができるのかもしれない。
(つづく)
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続・ひっそりと(31)

2013年10月10日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
一日一本だけの「なかたに号」の伏兵。


従来は「博多ふ頭入口経由」という呼び方だったが、今年3月のバス停名変更により「築港本町経由」に改められている。

はっきりとした存在意義はよくわからないが、なんだか重要な任務を背負っていそうにも見える…そんな存在。
(つづく)
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続・ひっそりと(30)

2013年10月06日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
9月末でひっそりと運行を終了した「美和台コミュニティバス」

当初6月末までの運行予定だったものが3ヶ月間延長されていたのだが、「3ヶ月間の延長」も、そして今回の「運行終了」も、結局、西鉄のサイトでは触れられることがないままだった。

橋本駅循環バス」も今のところ再登場の気配はなく、福岡市内のコミュニティバス(的なもの)でどうにかやっていけそうなのは、現時点では「長丘~高宮循環バス」のみという状況であり、このままこのような試みがフェードアウトしてしまうのはもったいない感じがする。

香住ヶ丘コミュニティバス」とか「香椎おでかけバス」とか「茶山・田島・友丘ミニバス」とか「野芥~梅林循環バス」とか「筑紫丘・南大橋スマートバス」とか…次なるチャレンジャーは出てきませんかね??
(つづく)
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SWEET NAIL(40)

2013年10月05日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
冒頭の画像、どこが“SWEET NAIL”なのでしょうか。

特にクイズという訳ではありません
(「どこが“SWEET NAIL”なのでしょうか、いや、決して“SWEET NAIL”ではありません」という反語でもありません(笑))

周辺のバス停では、“SWEET NAIL”が修正されているところもあります、…と一応ヒント。

  
福岡市中央区の「高砂」バス停。


「高砂」といえば、「カメラの大洋」のイメージが強かったが、


現在、ランドマークとしては、FBSのほうが優勢。
(つづく)
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秋雨の西鉄香椎2013

2013年10月04日 |    ┣ ○○の西鉄香椎
(つづき)
駅の壁面には、松本清張の「点と線」の縁起。


ここに写る桜の木は今も健在(場所はやや変わっていますが)。

 
西鉄貝塚線「西鉄香椎」駅


香椎花園前方面と、


香椎宮前方面。

西鉄「雑餉隈」駅と同様、駅前にはバスがやってきません
(つづく)
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一途に位置図(17)

2013年10月03日 |    ┣ LEDに位置図
(つづき)
「周辺バスのりばご案内」の位置図


かつては、この位置図とともに各乗り場の時刻表も掲示されていたと思うのだが、この位置図だけでは何もわからない。


ここは、駅の真ん前にはバス停がない西鉄天神大牟田線の「雑餉隈」駅。
井尻」と「春日原」の間。


ホームは、カーブが特徴的。

位置図に出てくる各バス停については、こちらの記事を参照のこと。
(つづく)
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近い遺産(76)

2013年10月02日 |    ┣ 近い遺産
(つづき)
美しが丘南四丁目朝日東西畑…など、西鉄のバス停跡は過去に何度か取り上げたが、さて、ここはどこでしょう(特にクイズという訳ではありません)。

 
別アングル。


そしてヒント。

 
この近くにある線路跡…っぽくも見えるが、これは「水道みち」。



ついでに、全く別の場所のバス停跡(既に標柱はありませんが)。


その一つ隣りのバス停跡。
(つづく)
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