INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

2013年4月1日ダイヤ改正(8)

2013年03月31日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・さようなら130番台

古賀市内線の特徴的な「130番台」という行先番号体系も本日で最後。

  
4月からは「1桁」の番号に移行


「3番」「4番」は、「11番」「12番」とかでもよかったのでは?というのは今さらでしょうか。


結局、「なぜ130番台なのか?」という疑問に対する明確な答えは得られぬまま終焉を迎えることとなった。


なお、冒頭で「古賀市内線」と表記したが、厳密には、「131番」が新宮町久山町を、「133番」と「136番」が福間町(現在の福津市)を、「135番」が新宮町を走っていた時代もある。

近いうちに、米多比~こもの間が複乗となり、青柳系統と筵内系統が連続運行…というようなこともあり得そうな感じ。

再開する美和台コミュニティバスのバス停


マルショク三苫店

  
美和台三丁目集会所

  
美和台三丁目第二
(つづく)
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2013年4月1日ダイヤ改正(7)

2013年03月30日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・美和台コミュニティバスの「再開」3


運行再開の「お知らせ」が掲示された「美和台コミュニティバス」の「JR福工大駅前」バス停


「ご利用をお待ちしております」「詳しくは別紙時刻表をご覧下さい」と書いてあるわりには、


路線図があるだけで時刻表はなし(配布用にくくりつけていたものが既になくなっているという可能性もありますが)。

西鉄のサイトで検索すると、JR福工大前駅発美和台方面行きの最終便は「18時30分」とのこと。
せっかく朝に反対方向に「快速」を走らせて通勤・通学への配慮もしている訳だし、その帰りの便が18時30分というのはあまりに早過ぎないだろうか。
運行期間が「春から初夏」という、だんだん日が長くなる時季であることも、この“最終便早すぎ感”を募らせることになりそうだ。
最終便を繰り下げることが難しいのなら、「23番」の三苫駅行きの最終から数えて5便ほどを、ここ福工大前駅に乗り入れるくらいのことは検討してほしいものである。


「ハローデイ入口」の福工大前駅方面と、


福工大前駅入口方面。
バスを停車させるために、駐車場を空けているのでしょうか??

なお、「ハローデイ」の「イ」は小文字ではなく大文字が正解なのだが、西鉄のサイトでこのバス停は「イ」が小文字になっているため、「ハローデイ」で検索しても出てこない。
一方で、「若宮田(ハローデイ前)」の「イ」は大文字なので検索に引っかかるというちぐはぐな状態。
まあ、「ハローデイ」のことを「ハロディー」みたいな呼び方をする人も居るので、あまり厳密に考えても仕方ないのかもしれませんが。


「福工大前駅入口」は既存の標柱を使用


こちらには、年代物の路線図が健在。


「購買」ではなく「購売」なのは昔から。
(つづく)
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2013年4月1日ダイヤ改正(6)

2013年03月29日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・美和台コミュニティバスの「再開」2

暗闇の中の黒ビニールバス停は、4月1日から再開の「美和台コミュニティバス」の「JR福工大駅前」バス停(となるであろう工作物)
この時点ではまだ、「お知らせ」などの掲示はなし。

 
前回と同様「マリンクス」のバス停並んで立つ

 
県道筑前新宮停車場線上には、「ハローデイ入口」バス停(となるであろう工作物)
こちらには、「マリンクス」のバス停はない。

なお、ご存知の通り「筑前新宮」は、現在の「福工大前」駅の旧称であり、この県道は、旧駅舎の位置から国道495号に向けて延びる道路である。
(つづく)
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2013年4月1日ダイヤ改正(5)

2013年03月28日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・美和台コミュニティバスの「再開」

昨年2月27日から5月26日まで試行運行が行われた「美和台コミュニティバス」が、6月28日までの約3ヶ月間、再度の試行運行が行われる。
春からの再開の話は耳にしていたのだが、その気配がないので、運行開始はもう少し先なのかと思っていたところ、ここにきてバタバタの展開という感じ。

ルートは、前回3ルート(新町ルート、公民館ルート、外周ルート)だったものが、今回はその3つをを統合したような形で1ルートに一本化される。
その結果、前回よりも所要時間が長くなることから、朝にショートカットルートの2種類の「快速」が2本ずつ運行される(美和台地区→福工大前方面のみ)。
全体の本数は、前回の平日40本(西鉄三苫駅→JR福工大前駅間でみた場合)だったのに対し、今回は16本(快速を含んだ本数)と6割減であり、また今回は、土日祝日の運行は行われない(前回は平日と土曜日の運行だった)。
運賃は、前回と同じく全線で200円均一である。
前回の試行運行の結果を踏まえ、実現可能なギリギリのラインを追求したという感じがする。

今回、ルートを一本化したことに加え、美和台地区内のバス停も増設しているため、三苫駅に近い地区から福工大前駅までは結構な長い道のりとなる。
本数もぐっと減っているため、西鉄のバス停まで歩いて既存の「23番」に乗ることと比較した場合の優位性が確保できるかも生命線となりそう。

また今回、美和台地区以外にも、「JR福工大前駅」と「福工大前駅入口」の間に「ハローデイ入口」も設置される。
新宮町コミュニティバス「マリンクス」の拠点のひとつである福工大前駅は新宮町ではなく福岡市なのだという面目躍如(←使い方間違ってますかね?)といったところ。

1回目の試行運行の以前から、福工大前駅と美和台地区を結ぶ路線の可能性については折に触れて書いてきたのだが、今回の2度目の試行が本格運行への足がかりになることを期待したい。

これまで、橋本駅→美和台→長丘高宮…と、渡り鳥的に展開されてきた西鉄の「コミュニティバス的なもの」だが、今回は、2つが併存し、かつ、どちらにも新車が導入されるようであり、新たな局面を迎えたとも言える。
美和台コミュニティバス」の試行期間延長や本格運行化ががあるのかは現時点ではわからないが、もし、美和台がダメだったとしてもまた別のエリアで、「コミュニティバス的なもの」の試行が行われる蓋然性は以前よりも高まったといえるのかもしれない。
(つづく)
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2013年3月16日ダイヤ改正(10)

2013年03月26日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・タイムリーヒット?

3月6日に「タイムリーヒット」で取り上げようと思って事前に撮っておきながら、いつも忘れてしまう「三六」バス停。


小倉方面行き乗り場。


3月16日の改正で「90番」は廃止となり、中原経由の「98番」に振り替えられている。
黒崎方面と砂津を旧バス専用道路経由で結んでいた「90番」「91番」「97番」のトリオの一角が崩れることとなった。


バス停付近には旧バス専用道路の入口



反対側、戸畑市街地黒崎方面の乗り場。


商店街もあり。


北九州市的風景。
(つづく)
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2013年4月1日ダイヤ改正(4)

2013年03月23日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・「長丘~高宮循環バス」の運行期間延長

春からは本格運行では?と考えていたのだが、11月末までの再延長ということに。

そして、利用者へのアンケートを踏まえ、
「新車両の導入」と「運行ルートの見直し(5月実施予定)」
を行うとのこと。


先日、西鉄高宮駅前から乗車した際には、まだこれらの告知は行われていなかった。

ニュースリリースによると、5月実施予定という運行ルートの見直しについては、
“片方向運行による遠回り感を低減するとともに、医療機関やお買い物施設へのアクセス向上を図るための運行ルートを検討中”
“通勤・通学はもちろん、ショッピングや通院といった日常生活の足として引き続きご利用いただければと考えております”
とのことである。

具体的にどうなるのかは何も知らないのだが、考えられることとしては、

内回り、外回りの交互運行」もしくは「東側半分のみの“小回り”循環系統(高宮駅→…→ヴィルヌーブ前→穴観音→…→高宮駅)の新設」、
長丘二丁目スイーツマリア前~大池公民館前間のルートが、現在の穴観音経由から、野間大池の近くに立ち寄るルートに変更」

…みたいな感じだろうか??(天神や福岡空港への直行、竹下駅西口への延長のような大胆なことはないでしょうかね)。

「片方向運行」については、その合理性の高さについて以前触れたのだが、それを崩すことで、系統が複雑化し、わかりにくくなってしまうようなことにならなければいいなと思う。

いずれにせよ、本格運行を見据えていることは伝わってくる。
以前提案した「愛称募集」なども含め、定着のための諸施策を進めて、西鉄の“コミュニティバス的なもの”の成功例となってほしいものである。
(つづく)
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さくら色の西鉄香椎2013

2013年03月22日 |    ┣ ○○の西鉄香椎
(つづき)
約半年ぶりに、西鉄貝塚線「西鉄香椎」駅前の様子。
この記事も気がつけばもう8年目。


今年は開花も早め。


駅前にバスがやってこない期間は、2011年7月の時点では「来春(予定)までの間」ということだったのだが、2回目の春を迎えても、ここにバスが戻ってくる気配はない。


これがバスの待合スペースになるのかとも思ったのだが、そうではないのだろうか。


桜があるのは駅の西側。


西鉄香椎行きのバスがやってきていた方向。


西鉄香椎発のバスが3号線に向かって出ていっていた一方通行路は、既に一続きの道ではなくなっており、


そのひとつ南側に新たな道路が整備中。


駅舎を通りぬけ、


反対の東側にも駅前広場のスペース。


西鉄香椎を発着していた路線は、依然こちらのセピア通り上のバス停で乗降取り扱い中(折り返しスペースは別の場所に)。


こちらはJRの香椎駅からセピア通り~3号線方面。


その北側に目をやると、こちらも大きく変わりそうな雰囲気が。
(つづく)
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2013年3月16日ダイヤ改正(9)

2013年03月21日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・出発進行1

運行開始した「香椎浜・千早駅~福岡空港線」。


福岡空港まで降りることはできない。
「途中でも乗降させてほしい!」という要望はきっと出てくるだろうから、ここからなし崩し的に、香椎浜から千早駅への路線開設へという流れができていくのかもしれない(そうなる気配を感じ取ると、運行をやめてしまう可能性もありますが笑)。

このクローズドドアの問題など改善が望まれる点はいろいろあるにしろ、今回の千早駅~福岡空港に限らず「天神や博多駅以外の主要地点同士を直接結ぶ」という選択肢が提供されること自体は健全な姿だと思う。


飛行機イラスト


空港利用者だけでなく空港勤務の方、それに、“空港が意外に近い場所だ”ということが認識されて、空港にちょっと遊びに行ってみようという人などにまで利用が広がっていけば、試行期間延長などの可能性もなくはなさそう。


なお、これまで一つだけだった「千早駅前」の乗り場は2つに分けられていた。


天神、福岡タワー、福岡空港方面と、


土井、流通センター、アイランドシティ方面。



福岡空港国際線~博多駅~天神線」のほうは、途中のバス停でも乗降可能。

筑紫通りまでの間に「半道橋一丁目」バス停も新設されており、今後、一般路線が福岡空港国際線に乗り入れる…ということもあるかもしれない。

なお、時刻表では「A」となっていた行先番号だが、実際のバスの行先表示も「A」となっていた(ただし、香椎ランプは通りません)。


国際線ターミナルでの乗り場は2番乗り場。



再び昭和通り経由に戻った「4番」


間違っていた乗り場案内も修正されていました。
ただ、昭和通り経由に戻すのは東行きだけでよかったような気も。
(つづく)
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2013年4月1日ダイヤ改正(3)

2013年03月20日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・古賀市内線関係

新旧の行先番号の対応はこんな感じ。

「6番」の「古賀駅東口舞の里間」と、「2-1番」が新設ということになる。
また、「1番→3番」「2番←→3番」のルートを辿るものも引き続き運行されるが、「古賀駅」を境に番号が変わることになるもよう(現在は、全区間が「131番」「132番」として運行されており、これがわかりにくさの原因となっていた)。
なお、「5番」がないのは、西鉄宮地岳線代替路線の「5番」が、旧3号線(国道495号)通っているため。


せっかく番号を整理しても、経由地をもっと詳しく書いてくれないと、なかなか理解してもらえない気も。


この時刻表に出てくるうちの「薦野行き」は「4番」ではなく「3番」が正解ではないかと思うのだがいかがでしょう。

 
舞の里行きは、ここ「ししぶ駅東口」では「6番」だが、「古賀駅東口」から先は「4番」に。

番号のわかりにくさ解消、の次に来るのは、「古賀駅前」と「古賀駅東口」の役割見直し・路線再配置でしょうか??
(つづく)
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2013年4月1日ダイヤ改正(2)

2013年03月19日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・「中間高速」が引野口経由の「なかま号」に衣替え

現在の
「香月営業所~岩崎~中間三丁目~JR中間駅前~中間ハーモニーホール通谷電停~通谷団地口~塔野口~蔵本~中洲~天神」
というルートから、この掲示によると、
「香月営業所~岩崎~中間三丁目~JR中間駅前~中間ハーモニーホール~通谷電停~通谷団地口~通谷口~大平台~沖田西口~名前谷橋~養福寺裏~引野口~高速千代NT~若宮IC~直方PA~蔵本~中洲~天神」
というルートに変更となる。
ただ、「通谷口」というのは「塔野口」のことではないかと思われ、また、若宮ICと直方PAの順番も逆になっていたり、「大平台」はホントは「現行ルート」ではなく「新規ルート」上のバス停であるなど、かなりSWEET NAIL感が漂う。

「中間高速」登場以来、2度目のルート変更となる。
当初は、北九州都市高速小嶺ランプ経由で運行されていたが、都市高速道路の料金の節約のため(?)なのか、現在は、北九州都市高速を通らないルートになっていた(そのかわり、直方PAと若宮ICが非停車に)。

今回の変更では、再び北九州都市高速を通るようになり、小嶺ランプではなく黒崎ランプ(北九州直方道路の時代の呼び方を踏襲すれば黒崎インター)を利用して、新たに、大平台、沖田西口、名前谷橋、養福寺裏、引野口、そして都市高速上の高速千代ニュータウンに停車するようになる。
既存ルートの「香月営業所、岩崎、中間三丁目、JR中間駅前、中間ハーモニーホール、通谷電停、通谷団地口、塔野口」からの利用だけでは、なかなか採算が合わないので、もう少し利用が見込めそうな区間を取り込もう…という意図が感じ取れる。
ただ、中間・香月地区から天神へはかなり遠回りな感じになってしまい、それで客足が遠のく…ということにならなければよいのですが。
香月営業所~引野口間では乗降どちらも可能…みたいにできないもんでしょうかね??

なお、今回の改正で「なかま号」という愛称が付くことになり、「福岡~北九州線」のひとつとして、「なかたに号」「ひきの号」「いとうづ号」と同列で扱われることになるもよう。
だったら、「福岡~行橋線」も「ゆくはし号」とか「けいちく号」とかにしたほうがよかったのでは?という気も(まあ、引野口も小倉も通らないので、今のままのほうが紛らわしくなくてよいという気もしますが)。

方向幕は、藤色から変化があるでしょうか。
(つづく)

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2013年4月1日ダイヤ改正(1)

2013年03月17日 |   ┣ ダイヤ改正2013
3月16日に引き続き、4月1日にもダイヤ改正である。

福岡、北九州の大都市は3月中下旬の土曜日、自治体との調整が必要な場面が多い周辺都市は年度替わりの4月1日、というのが概ねこのところの定番という感じ。

・古賀市内線の「再編」


詳しいことはまたおって書くつもりだが、これまでの「130番台」の行先番号が消滅し、「1番」からの番号が付けられる。
ただし、路線自体を一から再編…という感じではなく、現在の大きな枠組みは維持しつつ、これまで過去に何度も書いてきた古賀市内線特有の番号の「わかりにくさ」解消を意図して、区間によって番号を付けなおした、という感じ。

しかしその中でも、1年半前にここでも提案したことのある「筵内系統のサンコスモ乗り入れ」や「舞の里とグリーンパークの直通系統の新設」など、新たな試みも行われる。
停留所の増設や増便、ルート変更など、ここ最近細かい変更は続いており、来年あたり、抜本的な改正が行われたりすることもあるのかも。

この路線図は保存版になります(笑)。

その他、
長丘~高宮循環バス」の運行期間延長、
芦屋急行」の縮小、
久留米市内の行先番号統一
飯塚~八木山線
の廃止、
中間高速」が引野口経由の「なかま号」に衣替え、
中間鞍手を結ぶラインの消滅
…など、結構いろいろと見どころはある感じ。
(つづく)
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2013年3月16日ダイヤ改正(8)

2013年03月15日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・さようなら「97番」

3月15日までの運行となった「97番」


現在のルートは「姪浜駅南口~内浜西区役所前~都橋~下山門~中村~拾六町団地~野方」であり、「都橋」までの区間に行きたい人は「1-4番」「507番」、


「中村」までの区間に行きたい人は「507番」、


「中村」から先に行きたい人は「1-5番」に乗ればよいので、「97番」がなくなったからといって、


ここ「姪浜駅南口」から行けなくなる場所がなくなる訳ではない。
ただ、他の路線の本数が増える訳でもないため、明らかに利便性は低下する。

このように“削れるところは削ってしまおう”というのが、今回のダイヤ改正の特徴のひとつ。



こちらは「97番」が運行を開始した昭和57年当時の時刻表。


そしてこちらはそれから5年後、昭和62年当時の時刻表。

西山行き四箇田団地行き、姪浜(折り返し場)行き、藤崎行き、一本だけの新道経由拾六町団地への乗り入れ、旧道から新道への乗せ換え能古渡船場行き、都心まで足を延ばす「1-1番」、橋本駅行き…などなど、今日までいろんな変化を遂げてきた「97番」。
「90番台」の位置づけが、“「1番」「2番」「3番」の補完的役割”から“区役所連絡路線”に変化する中で登場した路線であり、西鉄バスの営業エリア(当時)の西端にへばりつくように走るのも特徴的で、私の好きな路線の一つだった。

また、「97番」の登場により、それまでは「狭義の終点」であった「羽根戸」「藤ケ丘団地」「下山門」の3つのバス停が一気に「狭義の終点」ではなくなったという意味においては、西鉄バス路線のネットワーク化、そして、福岡市の都市化の進展を象徴する路線でもあった。

その「97番」が、“削れるところは削ってしまおう”というポリシーで廃止というのは、これもまた、時代の流れを象徴する出来事といえるのかもしれない。


復活の可能性もない訳ではないと思うのだが、とりあえず31年間お疲れさまでした。


・小ネタ3


雨粒の向こう側には「愛宕下」。


明治通りの「愛宕下」は、「愛宕神社前」に改称。
でも「」よりは「」のほうが、より適切な説明だったような気も。
(つづく)
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2013年3月16日ダイヤ改正(7)

2013年03月14日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・ダイヤ改正ギャラリー2

冒頭の画像は「4番」の乗り場変更を知らせる、天神大和証券前の告知。
明らかに誤り。


こちらは、天神郵便局前の告知。
せっかく2種類作ったのに、貼る場所を取り違えてしまったもよう。
天神での乗り場変更は、多くの人に影響する重要事項と思われるが、もう修正されていますかね?


平日と土曜の朝に一本だけ運行されている「4番」の土井営業所よりも先に行く便流通センター方面行き。その先、火の見下経由で千早駅前まで運行)は、平日の運行がなくなり、土曜のみに。
旧「71番」の流れを汲む系統でもあったのだが、風前の灯に。


「オロシアムFUKUOKA~流通センター中央~」ってすごい名称ですね。
車内の運賃表の表示はどうなるのでしょうか。


早良高校行きの2つの「無番」のうち、「天神→六本松→堤→早良高校」は、野芥三丁目で打ち切りになることは既にお伝えしたが、もうひとつの「六本松→福大正門前→早良高校」は廃止に。
(つづく)
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2013年3月16日ダイヤ改正(6)

2013年03月10日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
・ダイヤ改正ギャラリー(笑)1


4番」のタワーまで行くものは少数派に。
来年あたり、「24番」とか「21-4番」なんかになりそうな気も。



巴町」を通るバスもまた減る(これに加え、あと「74番」がありますが)。
でも「74番」も、近い将来「71番」と統合されて、月見町を複乗して、松島小学校経由で津屋本町方面へ…という時代が来るかも。



原北中学校前と小田部五丁目間の線がなくなり(「202番」以外の路線はなくなりませんが)、「西陵高校前」は「福岡西陵高校前」に変わる。



福大病院付近が少しすっきりして早良高校まで延びる線はなくなります



「天神ライナー」や「100円循環バス」、近いうちに大きな再編もあるのかもしれません。



(つづく)
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2013年3月16日ダイヤ改正(5)

2013年03月08日 |   ┣ ダイヤ改正2013
(つづき)
「廃止」や「以前の状態に戻る」ということが目立ち、例年の春と比較して、ダイナミズムというか躍動感というか、そういうものがあまり感じられず、総じて“小粒”な印象がしてしまう今回の改正(あくまで個人の感想です)。
書いていても「ときめき」や「心躍る感じ」があまりないのだが、構わず続けます(笑)。

・「赤間急行」に停留所新設

赤間急行」の都心行きのうち、「イオンモール福津経由」について、若木台団地~イオンモール福津前間に「上西郷(宮城病院前)」が新設される。

「イオンモール福津経由」が登場した際、「イオンモール福津前」を経由しない便を「上西郷経由」として区別したばかりなのに、イオンモール福津を経由する便も(従来の「上西郷」ではないとはいえ)「上西郷」に停車するようになり、なんだかねぇという感じ。
方向幕はそのままでいくんでしょうかね?

・「510番」に郊外行きが新設


昨年9月に運行を開始した「陽光台→野芥駅前→(野芥ランプ~都市高速~呉服町ランプ)呉服町→博多駅」を結ぶ「510番」。
これまで、都心行き(博多駅行きが平日朝に2本)のみだったところに、今回新たに郊外行き(陽光台行きが平日の帰宅時間帯に4本)が新設される(朝の都心行きも4本に倍増)。
地下鉄との協調姿勢を装うことにもいい加減疲れ、本性が現れてきた感じ?である。

・「60番」の一部ルート変更


昨年7月に運行を開始した、博多駅と大橋駅をきよみ通り経由で結ぶ「60番」。
今回、郊外行きの起点が、「博多バスターミナル13番乗り場」から「博多駅前B乗り場」に変更となり、その結果として、郊外行きは「筑紫口」には停まらなくなる(コメントでも情報をいただきました。ありがとうございます!)


こちらは、新たに「60番」の起点となるB乗り場。

「60番」運行開始の際の記事で、
“「博多駅での60番の乗り場をどこにするか」というのは、路線の成否を左右する意外に大きな問題のような気がしている”
と書いていたのだが、その意外に大きな問題に気付いたということだろうか。

・小ネタ3


廃止となる「12-1番」。


派手に装飾した「天神ライナー」の乗り場、博多バスターミナル2番乗り場。
3月16日以降は、土日祝日のみの運行となり、かつ、3番乗り場に移動する。

・バス停名の改称など


「ヤフオクドーム前」への改称はやはりこのタイミング。
「シーホークホテル」は「ヒルトン福岡シーホーク」に改称。

施設は同じなのに、名称が変わるたびにバス停名もころころ変わって忙しい。
「ドーム前」「ドーム横のホテル前」じゃダメなんですかね?(笑)。

この他にも、結構至る所で改称が行われるが、既に公式にも発表されているため、一つ一つ紹介することは割愛。


・北九州地区

ルート変更や系統の新設などについては他の方に任せるとして、気になったバス停名の改称を。
北九州地区でも多くの改称が行われるが、JR八幡駅周辺の同じような名前のバス停たちが、以下のように整理される。

 八幡駅前[駅前ロータリーの乗り場]→八幡駅
 西本町・八幡駅前         →八幡駅入口第一
 八幡駅前[旧電車通りの乗り場]  →八幡駅入口第二

「入口第一」「入口第二」というのは、かつての「スペースワールド北門入口第二」を彷彿とさせるが、
“どうにかして区別したい。でも、「八幡駅西口・東口」や「八幡駅前通り」はちょっと違うしねぇ…”
…という議論が行われたかはわからないが、苦心の跡がうかがえる。
でも、ちゃんと定着しますかね?
(つづく)
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