(つづき)
個人的に例年以上に忙しく、また、公式にも発表が既に出ていますので改正の要点だけ。
・「深夜バス」廃止午前0時以降に都心を出るいわゆる「深夜バス」11路線が廃止に。
「深夜バス」のみが通るというオリジナル区間もあったわけですが、春からは代替路線は走らないもよう。
・バス停の改称改称圧力が高まっていたもののずっと改称されなかった「
東部青果市場前」はついに改称で、「
博多バイパス北」というわかったようなわからないような名称に。
一方、
博多区の本家「青果市場前」のほうは、市場はなくなっても今回はまだ変更なし。
「市民会館前」が「市民会館南口」に改称されても、結局、那の津通りに「市民会館北口」はできず。
「南新地」は「中洲・南新地」となるものの、「東中洲」と「中洲」は改称なしで、ややちぐはぐ。
ビルの名前を反映していなかった「
博多駅三井ビル前」や、
早急に解消すべきでは?と書いていた「
博多駅前BCD乗り場」については今回手が打たれる。
・西鉄高宮駅東口乗り入れ開始乗り入れる路線が、
“「61番」という番号で乗り入れるかには注目”と
書いていた件は、「
61番」ではなく「無番」としても乗り入れるようで、やはりちょっと捻ってきました。
那珂川営業所行きと老司団地行きが「無番」で、
若久団地第三行きが「61番」となっています。
あと、現在の「51番」「52番」の高宮駅構内行きや「
長丘~高宮循環バス」も、東口での折り返しとなる。
・都心の外縁部で折り返す路線の新設「46番」にアサヒビール前行きができ、「
140番」に
別府駅前行きができる。
アサヒビール園に行きたい人のためかと思ったらそうでもない感じで、効率的な運用のためのよう。
茶山方面に行かず、別府駅前で折り返したら、もはや「140番」ではない感じも。
今後、「
34番」に堅田橋行きができたり、「77番」に
松島一丁目行きができたり…ということが起きたりするかも。
・脇山線の大整理「3-1番」「3-2番」「3-3N」が廃止。
最古の枝番路線(おそらく)で、通勤に使っていたこともある「3-1番」廃止は寂しい。
最盛期は
「4分間隔」で運行されていたこともあったのですが。
「2-1番」は存続するので、赤坂交差点~
大正通交差点間にバスが走らなくなることはない。
シーサイドももち地区に一番最初に乗り入れた路線のひとつ「3-3N」の廃止も結構ショックです。
脇山支線の「曲渕~陽光台~脇山小~椎原」が廃止で、西四兄弟(
西神の原、西原田、西中山、西広瀬)も一斉に消える。
代わりに「椎原~
早良ニュータウン入口~内野~早良営業所」と「曲渕~内野~早良営業所」に再編。
いずれも「3番」としての運行のようだが、1年後とかには、これらに「3-1番」とか「3-2番」などが付くことになるのかもしれません。
・行先番号の統一「
71番」「
77番」「78番」「79番」都心行きは、県庁前から先で、大濠公園行きは「71番」、福岡タワー行きは「77番」に統一。
これは
6年前に提案していました。
・天神地区の乗り場削減渡辺通りを北上してきて
「天神北」で終点となる便は、一つ前の停留所が「天神ソラリアステージ前」から「
天神高速バスターミナル前」に変更。
築港方面に向かう「20番」「80番」「90番」は「天神北」非停車に。
「天神北」始発の郊外行きのうち、「44番」「54番」「54-1番」「59番」が「天神コア前」始発に、「55番」「46番」「46-1番」「151番」「152番」が「天神大丸前」始発に変更。
「天神北」より手前からやってくるもの(福岡タワー発や博多ふ頭発など)は、引き続き「天神北」に停車するもよう。
・その他「キャナルシティライン」の新設は先日お伝えした通り。
地下鉄七隈線が博多まで延伸したら、路線丸ごと廃止になりそうな感じも。
梅林地区(福大病院~野芥間)は大幅減便。
「
14番」が朝、「
114番」が夕方だけ残り、あとは「
福大病院~
西油山ハイツ」の区間便に。
また、「114番」は早良営業所まで行かなくなり、西油山ハイツ複乗はなくなる。
かつては早良高校まで運行されていた広義のエコルライナー「野芥三丁目行き」も廃止。
郊外部で、しかも、
山が迫ってきていて人を集める面的な広がりが少ない地域だと、鉄道との競合にはなかなか勝てないでしょうか。
今回の改正、「運転手さん不足」「働き方改革」という大義名分のもと、背景にはいろんな“駆け引き”も看てとれる(批判しているのではなく、強かであることはよいことだと思います)。
緊急事態をアピールすることにより、通常なら得られなかったものもいくつか得られたと思うので、悲観するだけではなく、今後の展開にも少しだけ期待したいと思っております。
(つづく)