INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

続・一週間に一本だけ(2)

2008年04月30日 |    ┣ 一週間に一本だけ
(つづき)
香椎ローカル線の「2番」のうち、土曜日の朝一本だけ走っている「青柳四ツ角発西鉄香椎行き」のためだけのバス停。

「青柳四ツ角」は、本数が少ない割にはバス停の位置関係が意外に複雑である。
写真のバス停は、もともとは、こもの方面から来た「22番」が、道路が狭くて青柳町方面に曲がれないことから、いったん町川原交差点から県道筑紫野古賀線に入り、少し北上してから左折していたときに利用されていた停留所である。
道路も広くなった現在、維持しておく意味があるのかは疑問だが、往時を偲ぶ材料としては最適である。
(つづく)
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趣に赴く(14)

2008年04月29日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
「趣」のある名前を持つバス停を取り上げるシリーズ
8つめは、古賀市の「青柳町構口跡」のバス停。

バス停には「青柳構口跡」と書いてあるが、「町」が入るほうが正式のようだ。

「構口」とは、宿場町の出入口のことで、ここにはかつて唐津街道の青柳宿の西の出入口があったとのこと。
このバス停のそばには「青柳村役場跡」の石碑もあり、かつては交通の要衝であったのだろう。

このバス停にはこれまで何度も取り上げてきた香椎ローカル線の「2番」が通っている。
風前の灯火状態にある「2番」だが、もし廃止されてしまうとかつて取り上げた「太閤水」も一緒に消えてしまうことから、どうにかして「保存」してもらいたいものである。
(つづく)
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チラシのオモテ(13)

2008年04月28日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
「304番」が運行を開始するときのチラシ。

マリナタウンから地下鉄姪浜駅に向かうのを阻止して、そのままバスで都心まで連れていこうという、地下鉄との対抗心むき出しのルート設定であるが、現在も運行は継続しており、利用者は結構いるもようだ。

なお、チラシには「“通勤快速”運行開始!!!」とあるが、実際は「快速」としては運行されていない。
(つづく)
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colors(2)

2008年04月27日 |    ┣ colors&ぐりーん
(つづき)
色付きのバス停、二色目は西公園車庫のすぐそばにある「黒門」である。

西公園車庫から「西公園」始発のバスが天神方向に向け、何台も連なって出てくる様子はなかなか圧巻である。

西公園」バス停から北に約500mほど行ったところに、かつて「西公園下」というバス停があり、「61番」の終点のひとつとなっていたが、那の津通りの西への延伸に伴い、現在は福浜行きに変更されている。
「西公園」と「西公園下」では、一見したところ「西公園」のほうが西公園に近そうだが、実際に西公園に近いのは「西公園」ではなく「西公園下」であった(←日本語としてかなりヘン…)。
「西公園」という名前が、路面電車の電停名を引き継いだ名称であることが、このような事態が発生する背景にあるといえる。

先日のダイヤ改正時に「雙葉学園入口」に名前が変わった「動物園入口」についても、路面電車の電停名としてとしてみるとまあ妥当だろうが、バス停名としてみると、動物園まではけっこう遠く、最寄りの停留所とするのは厳しいものがあった。
「電停名を後世に残す」という観点からは、変えなくてもよかったと言うこともできるのだけど…。
(つづく)
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colors(1)

2008年04月26日 |    ┣ colors&ぐりーん
思いつきで、「色」の入ったバス停を取り上げてみることにした。
一回目は福岡市博多区の「緑橋」。

市内電車の循環線のルートに位置し、かつては代替路線「85番」(福博循環線)などが走っていたが、現在では「15番」のうちの地味なほう(博多駅~ゆめタウン博多線)と「41番」の中で一日2本だけ吉塚営業所まで行くもののという、影の薄い路線ばかりが走る場所となってしまった。

どうでもいいが、「緑橋」と「千鳥橋」は仮名では一文字違いである。
「中央ふ頭」と「ふ頭中央」は出てくる仮名は全く同じだが、位置は全く違う(←だから何?)。
(つづく)
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チラシのオモテ(12)

2008年04月25日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
昭和58年10月22日現在の「70番」「71番」「72番」の時刻表の一部である。
天神日銀前(19Aのりば)からは、以下の行先が運行されていたことがわかる。

「70番」
・妙見、松崎経由西鉄香椎行き
・妙見、松崎、八田小学校経由土井営業所行き

「71番」
・妙見、八田団地経由西鉄香椎行き
・妙見、八田小学校経由西鉄香椎行き
・東区役所、八田団地経由西鉄香椎行き
・東区役所、八田小学校経由西鉄香椎行き

「72番」
・妙見、流通センター、土井団地経由猪野行き
・妙見、(流通センターを通らず)土井団地経由猪野行き
・妙見、流通センター、土井駅経由猪野行き
・妙見、(流通センターを通らず)土井駅経由猪野行き
・妙見、流通センター経由土井団地行き
・妙見経由(流通センターを通らず)土井団地行き
・妙見、流通センター経由土井営業所行き
・妙見経由(流通センターを通らず)土井営業所行き
・妙見経由流通センター公園前行き

現存していない「70番」と「71番」については、以前「欠番を訪ねて」で取り上げた。

「71番」の東区役所経由は、現在「75番」の一部として、辛うじて生き延びている。

「72番」にはかつて、「土井駅経由」があり、猪野行きのバリエーションも4通りあった。
「流通センター経由」は、現在のように西鉄多々良や多々良小学校前を経由せず、多田羅交差点経由(現在の「75番」と同じ)であった。
なお、西鉄多々良や多々良小学校前など、多々良川沿いの道については、当時は「71番」が走っていた。

ちなみに、現在の「多々良」のバス停は、当時は西鉄バスのバス停であるにもかかわらず「国鉄多々良」という名称であった。
民営化を受けて、「JR多々良」には改称されなかった…。
(つづく)
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シューテングスター(10)

2008年04月24日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
「39番」の終点のひとつ、「桜ケ丘第五」のバス停。

志免町桜丘(町名には「ケ」が付かない)の住宅地の中ではもっとも標高の高いところに位置するので、折り返し場からの見晴らしもかなり良い。

桜ケ丘第四までは便数が多いのだが、この「第五」については、以前は一時間に一本程度運行されていたこともあったものの、現在は平日一日5.5往復(土曜と日曜は4往復)しか走っていない。
(つづく)
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お役所前の風景(52)

2008年04月23日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
先日に引き続き、またまた山口まで行ってきた。
高速を使って、ほぼ「とんぼ返り」の状態だった。

気候も良いことだし、下関から日本海側を通って長門、、秋吉台などへと、ゆったりドライブでもできたら快適なんだけどな…。
(つづく)
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SWEET NAIL(6)

2008年04月22日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
TVQ前」のバス停に停車中の「6-1番」の側面表示
「次はTVQ前です」って言われても、ここがTVQ前なんですけどね…。

「6-1番」のひとつ前の停車地である「博多駅前」からの利用者に対して「100円循環バスとは違って駅前四丁目には止まらない」ことを伝えるための表示であるのだろう。
TVQ前の次のキャナルシティ博多前でもまた新たな表示が必要となることから、「バス停ひとつごとに表示を変えていたら容量が足りなくなるから、TVQ前からの利用者には涙をのんでもらおう」というある意味「確信犯的なSWEET NAIL」なのかもしれない。
(つづく)
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チラシのオモテ(11)

2008年04月21日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
「312番」が運行を開始したときのチラシ。

同じ百道ランプから都市高速に乗る「302番」が天神北ランプで降りるのに対して、この路線は呉服町ランプで降りるので、真ん中の「0」を「1」に変えて、「312番」である。
姪浜ランプから乗って天神北ランプで降りる「504番」「505番」があるが、同様に呉服町ランプで降りるものは「514番」「515番」となっている。

この「法則」に従えば、西公園ランプから乗って天神北ランプで降りる「305番」に対し、呉服町ランプで降りる「306番」は、本来であれば「306番」ではなく「315番」が正しいはずである。
「法則」ができるより前から走っている路線なので、今さら変えても混乱するだけであり、あえて変える必要もないのだが…。
(つづく)
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SWEET NAIL(5)

2008年04月20日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市中央区の「法務局前」バス停にて。

「3-2番 天神、都市高速、室見団地経由博多駅行き」だそうだ…。
ツメがアマイ…どころではないかも。

こんな路線が実際にあったらぜひとも乗ってみたいけど。
(つづく)
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野芥ランプ・こたえあわせ

2008年04月19日 |    ┣ 思惑と提案
やはりというか、案の定というか、残念ながらというか…、19日に供用を開始する福岡都市高速道路5号線「野芥ランプ」を通る新路線はできないもようである。

野芥ランプから天神行きだと明らかに競争力はないのだろうが、博多駅行きであれば少しは利用価値というか勝算があるのでは?という思いで先日予測をしてみた次第だったのだが、ダメだったようだ。
「3-3N番」の運行を小ぢんまりと続けるくらいなら、思いきって「170番」を試してみてもよかったのではないだろうか(←未練がましい)。

都市高速5号線を反時計回りで都心に出る路線は、所要時間や走行距離を考慮すると野多目ランプが限界という判断がすでに下されているのだとしたら、ちょっと残念である。

あ、「3-3N番」がキライな訳ではありません、念のため。
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チラシのオモテ(10)

2008年04月18日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
平成5年4月1日現在の西鉄宇美営業所からの時刻表である。
ここに出てくる系統を整理すると以下のようになる。

「32番」
・空港通経由博多駅、天神、西公園、那の津4丁目行き

「32-1番」
・博多の森競技場経由博多駅、那の津4丁目行き

「34番」
・障子岳行き  ・上障子岳行き  
・四王子坂行き ・四王子坂経由日の丸行き
・原田橋行き
・妙見経由天神、西公園、那の津4丁目行き
・新生、妙見経由天神、西公園、那の津4丁目行き
・都市高速経由天神(日銀前)行き

「35番」
・箱崎駅経由天神、西公園、那の津4丁目行き

「36番」
・佐谷経由天神行き
・佐谷、恵山閣経由天神行き
・新原経由天神行き
・新原経由佐谷行き

「37番」
・新原、新生、月隈団地、空港前、空港通経由博多駅行き

「37B番」
・新原、新生、月隈団地、バイパス、空港通経由博多駅行き

「38番」
・月隈団地、榎田町、博多駅経由天神行き

「4番」
・関屋経由西鉄二日市行き

営業所を始発として、現在の宇美町役場入口(当時は「警察入口」)方面に向かう路線の時刻表のようなので、「11番」(南福岡駅~障子岳方面)などの掲載はない。

「34番」の障子岳行きは、障子岳方面に向かったあとそのまま天神方面行きになっていたと思う。
「34番」のところに出てくる「四王子坂経由日の丸行き」は、現在の「37番」の原型であり、おそらく「無番」として運行されていたと思うが、「日の丸行き」というのもなかなかインパクトがある。
「34番」には当時、「新生」を複乗するものがあった(現在の「1番」の橋本駅や「42番」「45番」の福岡女学院のような感じ)。
これまた「34番」のところに出てくる「都市高速経由天神(日銀前)行き」も実際には「無番」であり、亀山経由で都市高速の空港通ランプ→天神北ランプ→天神→蓮池→千代ランプというルートを通っていた。

「35番」は、以前「欠番を訪ねて」で取り上げた。

「36番」も現在と比べると意外に複雑な系統であった。
「恵山閣」とは、現在は宇美ローカル線(空港循環線という呼び方が正しいのかな?)の「5番」が走っている「老人ホーム前」のあたりから、北東方向に山を登った歴史民俗資料館などがあるところである。
「新原経由佐谷行き」は、日曜に一本だけ運行されており、大島原交差点(須恵町役場の南東角)~須恵交差点(須恵橋付近)間の旧県道を通る免許維持路線であった(というふうに記憶しているが間違っているかもしれない)。

「37番」はその後「37-1番」「37-2番」「37-3番」などに分化してゆき、さらにそれが「3番」「4番」「37番」などに変化していった。
「37B番」の経由地に出てくる「バイパス」とは、県立プール前交差点から東平尾公園西側を北上して柏木交差点に至る新道のことであり、「B」とは「バイパス」の略である。
現在もこのルートを走る路線に「39B番」があるが、現在は廃止されている「31A番」「201A番」「204A番」とともに、「都市高速道路を通らないのにアルファベットが付いている」という例外的な存在である。

「4番」(「4-1番」)は、現在は太宰府市役所前までしか運行されていないが、当時は、関屋経由で西鉄二日市まで運行されていた。

「ルートが複雑でわかりにくい」という声は数多くあったようで、宇美地区はこの3年半後、平成8年12月1日に運行系統を大胆に整理する大改正が行われることになる。
(つづく)
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チラシのオモテ(9)

2008年04月17日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
昭和59年4月27日現在の「2番」「22番」「23番」「29番」の時刻表の一部。
天神郵便局前からは、以下の行先が運行されていたことがわかる。

「23番」
・西鉄三苫駅経由和白営業所行き
・(和白交差点を左折する)和白営業所行き
・快速 和白営業所行き
・西鉄三苫駅行き
・高美台行き
・快速 高美台行き
・城浜団地行き
・箱崎ふ頭経由城浜団地行き
・香椎花園行き
・香椎花園行き(牧の鼻循環)
・サニータウン行き
・下原行き
・箱崎ふ頭経由下原行き

「22番」
・立花口行き
・青柳四ツ角行き
・こもの行き

「2番」
・城浜団地行き
・香椎花園行き

香椎浜はまだなかったので、城浜団地までの運行であった。
また、都市高速道路もできる前なので、夕方に快速が運行されていたようだ。

この時点で既に行先がたくさんあった「23番」だが、その後、香椎浜地区の埋め立てや、サニータウン(香椎台)よりさらに先の住宅地(みどりが丘)の開発が進み、さらに複雑化したため、城浜団地・香椎浜方面は「22番」、香椎台・みどりが丘方面は「27番」に分割され現在に至っている。

昭和59年時点で運行されていた「22番」は、現在のものとは異なり、上記の通り、「立花口」(新宮町)「青柳四ツ角」「こもの」(古賀市)に行くものであった。
なお「22番」の都心部の終点は「中央営業所」であり、上りには古賀駅から出るものもあった。
また、こもの~香椎~和白営業所という便も運行されていた。
立花口行きは、その後「135番」→新宮町コミュニティバス「山らいず線」へ、それ以外は香椎ローカル線の「2番」へと引き継がれた。

また、当時は「2番」(上記の香椎ローカル線ではなく、福岡市内線である「金武線」)が東部地区まで足を伸ばしており、「四箇田団地~城浜団地」「野方・室住団地~香椎花園」という系統が運行されていた。
コンセプトは「西と東の副都心(西新、香椎)を結ぶ」ということだったらしいが、あまり長続きはしなかった。
同様に、この時期には「西と南の副都心(西新、大橋)を結ぶ」ということで、「49番」が西新や飯倉まで運行されていた。
(つづく)
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お役所前の風景(51)

2008年04月16日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
「山田市役所」改め「嘉麻市役所山田庁舎」のバス停(停留所の表記は合併前のままであるが…)。
ここには、旧市町から受け継がれた「嘉麻市嘉穂バス」と「嘉麻市山田バス」のふたつが停車する。
(つづく)
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