(つづき)
福岡市博多区の「駅東三丁目」バス停。
行先案内の部分には、「40 博多駅、明治通、天神経由西公園」「45 博多駅、天神、都市高速経由福岡タワー南口」の記載があるがいずれも現存しない。
板付団地地区から博多駅~天神方面を結ぶ路線は、「56番」「68番」「
1番」など、
いろいろと移り変わったが(そういえばかつて「68番」には「駅東三丁目行き」というのもあった)、「
40番」を最後に天神までは足をのばさなくなり、現在は博多駅止め(一部は呉服町ランプから都市高速経由で福岡タワー南口まで運行)となっている。
「40番」の天神・西公園行き廃止後しばらくして、今年3月に、板付団地と天神を、
博多駅を通らずに都市高速経由で結ぶ「420番」が新設されたが、
わずか9ヶ月で大幅縮小されている。
「
45番」の「
福岡タワー南口行き」というのも、今考えたらかなり“無謀”な路線という印象である。
実際の町名は「博多駅東○丁目」「博多駅南○丁目」「博多駅前○丁目」と「博多」が付いているが、バス停名には「駅東○丁目」「駅南○丁目」「駅前○丁目」というふうに、「博多」の文字は付かない。
「一丁目」といえば「渡辺通一丁目」というのと同じように、「駅」といえば「
博多駅」ということだろうか。
私の頭の中もバス停名が基準になっている面が多分にあるため(笑)、仕事でも、本来は「博多駅東○丁目」と入力しなければいけないのに、「博多」を忘れてしまいそうになることがたまにある。
「駅東三丁目」から「博多駅」に向かうバスは、「筑紫口で終点となるもの」「筑紫口停車後、交通センターに向かうもの」「筑紫口停車後、A乗り場に向かうもの」がある。
「博多駅地区のどこに行きたいか」によって、乗るバスを上手に選択することができれば、バスの利便性もより高まるのだが、
大博通りから博多駅に向かう路線と同じく、時刻表やバスの行先表示からこれらを読み取ることがなかなか難しい(「全く読み取れない」という訳ではなく、「“全ての人がすぐにわかる”という状態からは程遠い」という意味で)。
ただ、オフィス街であるこの付近から博多駅に向かうバス利用者は、
「常連」の割合が高そうであり、「どのバスが博多駅のどこに行くか」を知って乗るバスを選んでいる人も多そうなので、大博通り地区ほどは問題はないのかもしれない…。
(つづく)