(つづき)
先にお伝えした通り((1)、(3))、10月16日より、「新宮急行」のルートが図のように変更となった(郊外部の産業大学南口~新宮緑ケ浜間は、主要停留所のみ記載)。
これまでは、都心行きも郊外行きも呉服町ランプを経由していたものが、都心行きが天神北ランプ経由となり、天神からそのまま郊外行きとなり戻ってくるという「循環」の体裁を取ることになった訳だが、今後ちゃんと定着するだろうか。
土曜日の運行開始日には、運転手さんが「本日から運行ルートが一部変わっております」とアナウンスをしていた。
「産業大学南口」を過ぎ、「次は天神郵便局前です。天神郵便局前の次は、中洲、蔵本の順に停車いたします」というアナウンスが流れると、となりに座ったおばさんから、「天神北経由って書いてあったけど、天神北には停まらないみたいですね」と話しかけられた。
おそらく、「天神北ランプ経由」という表示を見誤まったのでは?と思われる。
その方(かた)は、用事で舞鶴まで行くことが多かったそうで、大濠公園行きが増えたことを喜んでいた矢先のルート変更を嘆かれていた。
でも、千鳥橋ジャンクションを過ぎ、天神北ランプに向かって走る頃には、「天神には早く着くんでしょうね。バスモニターに私は選ばれなかったけど、そこで出た意見などを聞いたんですかね」とも言われていた。
また、その方からは「帰りはどこから乗ればいいんですかね?」とも聞かれた。
香椎浜地区などとは違い、「循環」運行自体が、このエリアではあまりこれまでなじみがなかったことから、路線図で大局的に眺めるとそこまで複雑な訳でもないのだが、その循環の「輪」の中に身を置いてしまうと、なんだか複雑に感じるというのは理解できる気がする。
さて、写真の運賃表は、「新宮急行」の郊外行きのもの。
循環運行なので、「新宮緑ケ浜」から乗って、「新宮緑ケ浜」まで戻ってくることも物理的には可能である。
「新宮緑ケ浜」を出て都市高速を通って「天神」「中洲」「蔵本」を経て、再び都市高速を通って「高美台」(四丁目)まで戻ってきたときの運賃表にも、往路の停留所(始発の「新宮緑ケ浜」から、都市高速に乗る前の「産業大学南口」まで)の整理券番号(1~8番)に対応する運賃が(消えることなく)表示されている。
同じ循環運行でも、「390番」の前身である桜ケ丘からの都市高速路線は、蔵本を過ぎた時点で往路の運賃がバサッと消えていたような記憶があるのだが、記憶違いの可能性もある。
往路の停留所から乗った場合の運賃は、始発の「新宮緑ケ浜」から「天神」を経て「蔵本」まで乗った場合の運賃である「570円」で固定されており、距離が増しても600円、700円…と上がってはいかない。
これは、この路線が“たまたま”「新宮緑ケ浜」始発だったから、その片道の上限に固定しているというふうに見える。
もしこの路線が、大蔵から先の郊外部が廃止となり(個人的には廃止になっちゃ困りますけど)、「大蔵→天神→蔵本→大蔵」という路線になったとしたら、往路の停留所からの運賃は、「大蔵→天神→蔵本」の「530円」で固定されるのか?、とか、じゃあ始発が「新宮緑ケ浜」じゃなくて「赤間営業所」だったらどうなるのか?とか、ふとどうでもいいことを思った秋の夜長。
(つづく)
先にお伝えした通り((1)、(3))、10月16日より、「新宮急行」のルートが図のように変更となった(郊外部の産業大学南口~新宮緑ケ浜間は、主要停留所のみ記載)。
これまでは、都心行きも郊外行きも呉服町ランプを経由していたものが、都心行きが天神北ランプ経由となり、天神からそのまま郊外行きとなり戻ってくるという「循環」の体裁を取ることになった訳だが、今後ちゃんと定着するだろうか。
土曜日の運行開始日には、運転手さんが「本日から運行ルートが一部変わっております」とアナウンスをしていた。
「産業大学南口」を過ぎ、「次は天神郵便局前です。天神郵便局前の次は、中洲、蔵本の順に停車いたします」というアナウンスが流れると、となりに座ったおばさんから、「天神北経由って書いてあったけど、天神北には停まらないみたいですね」と話しかけられた。
おそらく、「天神北ランプ経由」という表示を見誤まったのでは?と思われる。
その方(かた)は、用事で舞鶴まで行くことが多かったそうで、大濠公園行きが増えたことを喜んでいた矢先のルート変更を嘆かれていた。
でも、千鳥橋ジャンクションを過ぎ、天神北ランプに向かって走る頃には、「天神には早く着くんでしょうね。バスモニターに私は選ばれなかったけど、そこで出た意見などを聞いたんですかね」とも言われていた。
また、その方からは「帰りはどこから乗ればいいんですかね?」とも聞かれた。
香椎浜地区などとは違い、「循環」運行自体が、このエリアではあまりこれまでなじみがなかったことから、路線図で大局的に眺めるとそこまで複雑な訳でもないのだが、その循環の「輪」の中に身を置いてしまうと、なんだか複雑に感じるというのは理解できる気がする。
さて、写真の運賃表は、「新宮急行」の郊外行きのもの。
循環運行なので、「新宮緑ケ浜」から乗って、「新宮緑ケ浜」まで戻ってくることも物理的には可能である。
「新宮緑ケ浜」を出て都市高速を通って「天神」「中洲」「蔵本」を経て、再び都市高速を通って「高美台」(四丁目)まで戻ってきたときの運賃表にも、往路の停留所(始発の「新宮緑ケ浜」から、都市高速に乗る前の「産業大学南口」まで)の整理券番号(1~8番)に対応する運賃が(消えることなく)表示されている。
同じ循環運行でも、「390番」の前身である桜ケ丘からの都市高速路線は、蔵本を過ぎた時点で往路の運賃がバサッと消えていたような記憶があるのだが、記憶違いの可能性もある。
往路の停留所から乗った場合の運賃は、始発の「新宮緑ケ浜」から「天神」を経て「蔵本」まで乗った場合の運賃である「570円」で固定されており、距離が増しても600円、700円…と上がってはいかない。
これは、この路線が“たまたま”「新宮緑ケ浜」始発だったから、その片道の上限に固定しているというふうに見える。
もしこの路線が、大蔵から先の郊外部が廃止となり(個人的には廃止になっちゃ困りますけど)、「大蔵→天神→蔵本→大蔵」という路線になったとしたら、往路の停留所からの運賃は、「大蔵→天神→蔵本」の「530円」で固定されるのか?、とか、じゃあ始発が「新宮緑ケ浜」じゃなくて「赤間営業所」だったらどうなるのか?とか、ふとどうでもいいことを思った秋の夜長。
(つづく)