INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

どうでもいいですよ(12)

2010年10月31日 |   ┗ どうでもいいですよ
(つづき)
18.駅前の風景

「八幡駅前」「八幡駅前」「西本町・八幡駅前」「西本町」。
JR八幡駅周辺の同じような名前のバス停たちだが、それぞれ全く別のバス停である。

駅のまん前にあるバス停が「西小倉駅」「吉塚駅」「JR原田駅」で、そこから少し離れたところにあるバス停が「西小倉駅前」「吉塚駅前」「原田駅前」のように、駅との位置関係によって「駅」と「駅前」を使い分けるケースもあるが、駅のまん前にあるバス停でも「千早駅前」「JR二日市駅」、駅から少し離れていても「南小倉駅前」…のように、決まったルールがある訳ではない。
また、正式名称が「~駅」なのか「~駅前」なのかよくわからないバス停も多い。

それに、駅自体の規模によっても、駅「前」と呼べそうな場所の範囲は変わるし(駅の規模が大きいほど駅「前」の範囲は大きくなると思われる)、バス停と路面電車の電停の違いでも駅「前」と呼べそうな場所の範囲は変わる(バス停よりも電停のほうが駅「前」の範囲は大きくなると思われる)。
さらに、駅の名前自体に「前」が入っていたら、バス停名からは簡単に「前」が取れてしまったり、時間軸における「前」は、「十年前」や「一時間前」のように意味的には「後ろ」だったりして、「前」というコトバは脆さ曖昧さを含んでいる気がする。
それでも、バス停の名称としては、「前」を付けることによって、なんだか収まりが良くなるという面もあり、「前」は、ある種の麻薬のようなコトバと言えるかもしれない。

どうでもいい話が長くなったので話を「前」に進めると、写真左上のJR八幡駅に一番近いバス停(「54番」山路行きなどの始発になっている)は、とりあえず「八幡駅前」ではなく「八幡駅」としたほうがよいのでは?
(つづく)
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イミカヨミカ(23)

2010年10月29日 |   ┣ イミカヨミカ
(つづき)
北九州市小倉北区の「南小倉駅前」バス停。

国道3号の「清水」と「木町交番前」の交差点の間にあり、「清水」交差点で合流したバスたちが、「木町交番前」交差点ですぐにまた分岐する(東行きでみた場合。反対向きは当然その逆)ことから、停車する路線のバリエーションも(相対的に)多くなっており、福岡市南区の「野間四角」などにも少し似ている(なお、野間四角の近くの交差点はシミズだが、こちらはキヨミズ)。

バス停の英字表記は「MINAMIKOKURAEKIMAE BUSSTOP」となっている。
この部分に「BUSSTOP」という表記が入っているケースはかなり珍しいのではないかと思う。

「南小倉駅って、ローマ字にすると結構長そうだから、左から詰めて字を並べてみたけど、予想以上にスペースが余ってしまってから“BUSSTOP”って入れてみました!」ということではないと思うのだが…。
(つづく)
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く・ふ・う(29)

2010年10月28日 |   ┣ 工夫とSWEET NAIL
(つづき)
福岡市東区「馬出通り」バス停の都心方面行きのりばの時刻表。

今月16日のダイヤ改正で、「29番」の運行本数が一時間あたり3本から2本に減ったことを受け、「博多駅」方面に向かう2つの路線「9番」と「29番」のダイヤが非常に近接したものになってしまった。
「梅光園一丁目」における「69-1番」と「96番」の「藤崎行き」とは異なり、ここ「馬出通り」からの「9番」と「29番」は、博多駅への足として代替性が高く、それを考えると、もう少し工夫がほしかった気がする。
それとも、“ダイヤ上は近接しているけど、現実にはどちらかが遅れるので、結果的には概ね等間隔になるさ”という深遠な(?)考えがバックにあったりするのだろうか。

ちなみに、博多駅における停車バス停は、「9番」はAのりば、「29番」は交通センターである。

なお、先日の記事で、“来春の新博多駅開業に合わせ、「福岡交通センター」が「博多バスターミナル」に名称を変更する”と書いたのだが、名称の変更は来春ではなくすぐ目の前の11月1日からだそうだ。
これを機に、バスの行先表示やバス停の時刻表における、「博多駅地区での停車停留所のわかりにくさ」が解消される…ということはなさそうだな。
(つづく)
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クインテット(13)

2010年10月27日 |    ┣ クインテット
(つづき)
音楽なバス停、「」「太鼓」「シンバル」「」「ハーモニー」「」「ドラ」「」「」「調(ちょう、あるいは、しらべ)」「ギター」「テクノ」に続いては、熊本県上益城郡御船町の「メロディー」。

「メロディータウン」が何なのか私は知らないのだが、国道445号から「平成音楽大学」へ至る複乗区間の途中にあることから、大学の誘致に合わせて整備された住宅団地か何かだろうか。

バス停は草に覆われてとてもワイルドであり、「メロディー」というよりは「ビート」という感じである…。

久々に、子供が最近お気に入りのナンバーを。
なお、この曲は「ハ長調」ではない。
(つづく)

大黒摩季 ら・ら・ら


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近い遺産(42)

2010年10月26日 |    ┣ 近い遺産
(つづき)
福岡市中央区の「天神三丁目」(西行き)バス停。

バス停名が「天神 天神三丁目」となっている理由はこちらこちらを参照。

そして、バス停名の上の2本の線は「方面色」を表しており、バス前面の行先表示の右端の色幕の色に対応している(幕の時代は、番号の背景色)。
上の「ブルー」は、福岡市中心部から西部(西区~早良区方面)に向かう路線を意味しており、具体的には、このバス停に停車する「2番」「2-3番」「4番」のことである。
下の「オレンジ」は、福岡市南西部(城南区~南区方面)に向かう路線を意味しているのだが、現在このバス停に「オレンジ」は停車しない。

バス停上部には、「平尾」「小笹」を消した跡があるが、この「オレンジ」は、かつてここに停車していた「54番」(博多駅~昭和通り~天神~法務局前~平尾~山荘通~小笹~小笹二丁目上長尾~桧原営業所)のことである。
54番」は、晩年は、小笹から先が笹丘、東油山経由の片江営業所行きとなり、昭和通り経由(天神三丁目)から明治通り経由(協和ビル前)に変更され、さらに天神~平尾間が渡辺通り(天神コア前)、薬院駅経由の「59番」の一部に組み入れられ、その後「59-1番」に改番され、そしてつい最近さらに「54番」に改番され、現在に至っている。
本数は激減し、当初とはルートも異なるが、時代が巡って「54番」という番号が「復活」したカタチである。

「天神三丁目」には、もともと高宮、野間方面に向かう「51番」「52番」も停車しており、「オレンジ」は一大勢力であったが、「54番」の明治通り経由への変更を最後に、「天神三丁目」からは姿を消している。
なお、かつては「天神~法務局前~平尾~野間四角~大橋~井尻~南八幡町~南福岡駅~雑餉隈営業所」を走る旧「50番」(現在の「50番」とは別モノ)もここに停車していたが、これは「オレンジ」というよりは「グリーン」かもしれない。

明治通り沿いの「天神・協和ビル前」と、その向かいの「天神・証券ビル前」のバス停は、新型バスシェルター(バステラス)化の工事が始まりつつあるが、ここ「天神三丁目」には、今のところそのような気配はない。
(つづく)
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お役所前の風景(97)

2010年10月25日 |   ┣ お役所前の風景
(つづき)
福岡県中間市の「新手」と「中間三丁目」バス停。

いずれも、中間市役所の最寄りバス停であり、「中間市役所前」というバス停はない(「新手」のほうが役所にはより近く、遠賀川の対岸の「垣生」も意外に近い)。

市役所、区役所、町役場、村役場…というのは、バスを利用してそこまで行く人も多く、最も重要な公共施設のひとつではあるのだが、かといって、それを必ずバス停名に入れなければいけないという規則がある訳でもないので、「~市役所前」「~町役場前」といったバス停がない自治体も結構多い(でも、自治体のコミュニティバスなどで、その自治体の役所を冠したバス停がなかったりしたら、それは問題かもしれませんが)。

例えば、北九州市だと、7つの区全てに名称に「区役所」が入ったバス停があるが、福岡市だと東区、南区、城南区、西区にしか「区役所」が入ったバス停はなく、しかもこのうち、東区と西区は“正名称”ではなく“副名称”として入っているだけである(「箱崎浜東区役所前」と「内浜西区役所前」。東区のほうは、西鉄のサイトでの扱いは単に「箱崎浜」であり、副名称といえるのかも怪しく、西区についても、副名称が付いたのは区役所誕生からかなり時間が経ってからである)。
中央区、博多区早良区は、車内アナウンスなどでは「藤崎・早良区役所前」のように、区役所の最寄り停留所であることを案内しているが、バス停の名称としては「区役所」が入っていない。
このあたりは、区政が施行される前からの停留所名が活きている福岡市と、5つの市が合併して1つの市になったため各区役所の拠点性が相対的に高い北九州市という、両市の成り立ちの違いを表しているのかもしれない。

なお、「中間三丁目」のほうは、現在「中間高速」のみが停車し、中間市内のみでの乗降ができないことから、中間市の住民の方が市役所に行くためのバス停としては不向きである。
(つづく)
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続・ひっそりと(8)

2010年10月24日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
西鉄の「魚町」バス停を間借りしているサンデン交通の「小倉~山陽小野田~宇部線」の“バス停”。

この小さな紙切れの中に、「時刻表、路線図、運賃表」という、バス停の機能が全て詰め込まれており、「貼る場所」さえあれば、どこにでもバス停はでき得るということを教えられる(もちろん、バスが通れるの道路沿いじゃないといけませんけど)。

この路線の開設時(たしか「中間高速」と同じ日)は、西鉄も参画して共同運行していたが、西鉄は早々に撤退し、現在はこんな感じである。

北九州市を基点とする高速バスは長期低落傾向にあるのだが、「北九州~鳥栖プレミアムアウトレット」や「北九州~別府・大分」など、新たな可能性を探る動きがない訳ではない。
いろんな試行錯誤の中から、新たな“飯のタネ”が見つかることを期待したいと思う。
(つづく)
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タイムリーヒット(23)

2010年10月23日 |   ┣ タイムリーヒット
(つづき)
シーズンということで、福岡県古賀市の「コスモス館前」バス停。

このバス停には、「グリーンパーク古賀~コスモス館前~八反田~小竹~青柳~宮前~勤労者研修センター前~ししぶ東口花鶴ケ丘二丁目~花鶴丘郵便局前古賀橋市役所前古賀駅東口」を走る(「133番」ではなく)「無番」が停車する。

「コスモス館」とは、農産物直売所などが入る建物の名称であり、九州自動車道(福岡インター~古賀インター間)を走る高速バスからもよく見える。

なお、コスモスは、古賀市の“市の花”だそうだ。
ただし写真のコスモスは、古賀市のものではない…。
(つづく)
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シューテングスター(59)

2010年10月22日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
熊本県玉名郡南関町の「南関」バス停。

西鉄バスは、ここから二つのルート(田隈・通町経由の「55番」と、庄山・勝立経由の「無番」)で福岡県大牟田市の市街地に至る。
路線図も、左右対称に美しく描かれているが、現在は「庄山、勝立経由」(路線図では左の青色)のほうは、補助金などの関係なのか「庄山」にて別のバス(「25番」)に乗り換える必要がある。

西鉄バスという単位でみると「狭義の終点」だが、南関町の市街地からは、西鉄以外にも、産交バス熊本市、旧植木町、玉名市、山鹿市のそれぞれの中心部まで運行されている。
かつては、JR九州バスがみやま市(旧山川町、瀬高町)~南関町~山鹿市を結んでいたが、産交バスに引き継がれた後、瀬高駅~南関間は廃止となり、現在はみやま市方面とは結ばれていない。
それでも、「南関」の名にふさわしく、依然「IIK」「ITK」はとても高いといえる。

来春の九州新幹線の全線開通で、このあたりから熊本市の中心部に行く場合、「新大牟田駅」にて新幹線に乗り換えという選択肢も生まれると思うのだが、「南関」をひとつの核とする路線バスのネットワークがこれ以上崩壊しないことを願いたい。

「南関」とは関係ないが、来春の新博多駅開業に合わせ、「福岡交通センター」が「博多バスターミナル」に名称を変更するとのこと。
天神の「西鉄天神バスセンター」も、現在の建物になる前は「西鉄福岡バスセンター」という名称であり、かつては「博多」「天神」の二大拠点にあるバスターミナルに、それぞれの地名が入っていなかったのだが、そんな時代も完全に終わりを迎えることになる。
(つづく)
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2010年10月16日ダイヤ改正(4)

2010年10月20日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
先にお伝えした通り((1)(3))、10月16日より、「新宮急行」のルートが図のように変更となった(郊外部の産業大学南口~新宮緑ケ浜間は、主要停留所のみ記載)。

これまでは、都心行きも郊外行きも呉服町ランプを経由していたものが、都心行きが天神北ランプ経由となり、天神からそのまま郊外行きとなり戻ってくるという「循環」の体裁を取ることになった訳だが、今後ちゃんと定着するだろうか。

土曜日の運行開始日には、運転手さんが「本日から運行ルートが一部変わっております」とアナウンスをしていた。
「産業大学南口」を過ぎ、「次は天神郵便局前です。天神郵便局前の次は、中洲、蔵本の順に停車いたします」というアナウンスが流れると、となりに座ったおばさんから、「天神北経由って書いてあったけど、天神北には停まらないみたいですね」と話しかけられた。
おそらく、「天神北ランプ経由」という表示を見誤まったのでは?と思われる。
その方(かた)は、用事で舞鶴まで行くことが多かったそうで、大濠公園行きが増えたことを喜んでいた矢先のルート変更を嘆かれていた。
でも、千鳥橋ジャンクションを過ぎ、天神北ランプに向かって走る頃には、「天神には早く着くんでしょうね。バスモニターに私は選ばれなかったけど、そこで出た意見などを聞いたんですかね」とも言われていた。

また、その方からは「帰りはどこから乗ればいいんですかね?」とも聞かれた。
香椎浜地区などとは違い、「循環」運行自体が、このエリアではあまりこれまでなじみがなかったことから、路線図で大局的に眺めるとそこまで複雑な訳でもないのだが、その循環の「輪」の中に身を置いてしまうと、なんだか複雑に感じるというのは理解できる気がする。

さて、写真の運賃表は、「新宮急行」の郊外行きのもの。
循環運行なので、「新宮緑ケ浜」から乗って、「新宮緑ケ浜」まで戻ってくることも物理的には可能である。
「新宮緑ケ浜」を出て都市高速を通って「天神」「中洲」「蔵本」を経て、再び都市高速を通って「高美台」(四丁目)まで戻ってきたときの運賃表にも、往路の停留所(始発の「新宮緑ケ浜」から、都市高速に乗る前の「産業大学南口」まで)の整理券番号(1~8番)に対応する運賃が(消えることなく)表示されている。
同じ循環運行でも、「390番」の前身である桜ケ丘からの都市高速路線は、蔵本を過ぎた時点で往路の運賃がバサッと消えていたような記憶があるのだが、記憶違いの可能性もある。

往路の停留所から乗った場合の運賃は、始発の「新宮緑ケ浜」から「天神」を経て「蔵本」まで乗った場合の運賃である「570円」で固定されており、距離が増しても600円、700円…と上がってはいかない。
これは、この路線が“たまたま”「新宮緑ケ浜」始発だったから、その片道の上限に固定しているというふうに見える。
もしこの路線が、大蔵から先の郊外部が廃止となり(個人的には廃止になっちゃ困りますけど)、「大蔵→天神→蔵本→大蔵」という路線になったとしたら、往路の停留所からの運賃は、「大蔵→天神→蔵本」の「530円」で固定されるのか?、とか、じゃあ始発が「新宮緑ケ浜」じゃなくて「赤間営業所」だったらどうなるのか?とか、ふとどうでもいいことを思った秋の夜長。
(つづく)
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LED REAL(25)

2010年10月19日 |    ┣ LEDに位置図
(つづき)
北九州市小倉北区の「砂津」バス停(西行き)における側面表示。

一つ目。
「90番」「91番」「97番」は、いずれも砂津と黒崎(一部は小嶺、香月まで)を中井口、戸畑、枝光、中央町経由で結ぶ路線なのだが、「春の町」と「西鉄黒崎バスセンター」の間で、以下のような経路の違いがある。

「90番」
 春の町~西本町・八幡駅前~陣山~黒崎駅前~西鉄黒崎バスセンター
「91番」
 春の町~西本町・八幡駅前~市立八幡病院前~祗園三丁目~黒崎駅前ふれあい通り~西鉄黒崎バスセンター
「97番」
 春の町~平野一丁目~祗園三丁目~黒崎駅前ふれあい通り~西鉄黒崎バスセンター

通称「山手線」(やまのてせん、ではなく、やまてせん)を通る割合が、下に行くに連れ高まるのだが(「90番」は山手線を全く通らない)、この表示ではそれらの違いが全くわからない。
“小倉都心部から90番台に乗る人は八幡東区までは行かないだろうし、もし行く人がいたとしてもそれは常連客なので番号で判断できるだろう”という考えもわからないではないのだが、そうであるならば、戸畑地区あたりまでの経由地表記の充実を期待したいところである。

二つ目。
福岡では、都市高速経由のバスは、都市高速を降りた時点で「都市高」の表示が消えているケースが多い(306番、312番の博多駅行きなど、消えないケースがないもあり)が、北九州では消えない場合が多い。
この「170番」は、“ここ砂津から青葉車庫に行くまでの間に都市高速を通ります”という意味ではなく、あくまで“既に都市高速を通ってきました”という意味なのだが、敢えて表示する必要があるのだろうか?ということは常々感じる(“敢えて表示している”のではなく“消すのが面倒”ということなのかもしれないけど)。
方向幕の時代は、都市高速に乗る前でも降りた後でも「都市高速」の文字が入っていたが、それは、全区間を「1枚」の幕で表現することが通常だったからである。
LEDの“通過停留所(←停留所に限らず、通りや都市高速なども含め)を消していける”という(数少ない)利点を、もう少し活かしてもらいたいものだ。

三つめ。
八幡製鉄所総合センター」…やはり長い
もし終点じゃなかったら、LED表記における経由地として採用されることはなかったかも。
(つづく)
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みなもとのよりみち(10)

2010年10月17日 |    ┣ みなもとのよりみち
(つづき)
複乗(復乗?)シリーズの10回目は、福岡市南区の「福翔高校前」バス停。

福翔高校はかつての福岡商業高校で、バス停も「福商高校」という名称だった。
もともとは「48番」と「60番」の「狭義の終点」であったが、ガンセンター方面からやってくる「48番」が「レークヒルズ野多目」に延び、中尾方面からやってくる「60番」(かつての桧原循環線。廃止後は現在の「61番」に引き継がれている)が「九州ガンセンター」まで延びたことから、ここはそれぞれの路線の寄り道ポイントとなった。
なお、遺産の解析によれば、校名変更よりもレークヒルズ延長のほうが時系列的には先のようだ。

複乗ポイントのバス停においては、別の方向に向かう路線がひとつのベクトルとなって集まってくることから「どこに行くバスなのか」がわかりづらいケースが生じることがあるのだが、ここではそれを回避するためにのりばが分けられている。
ガンセンター方面に向かう路線(右)と、それ以外(左)という分け方だが、「48番」と「61番」は、「福翔高校前」から全く違うルートで都心に向かうことから、結果的に「都心行きのバス」が別々のバス停に停車するという現象が起きている。

この付近の2つの路線の運行経路を描いてみた(なお「48番」については、「駅南三丁目経由」の便が「48-2番」に改番されているが、下りについてはこの付近では枝番が取れて「48番」に番号が変わっているなど、注釈を付け出すといろいろと面倒なので、まとめて「48番」と表現している)。
すぐ近くに「九州ガンセンター」というもう一つの寄り道ポイント(「61番」にとっては「狭義の終点」)があり、さらに、「九州ガンセンター」とは別に「九州ガンセンター前」というバス停もあり、さらにさらにその「九州ガンセンター前」は西行きと東行きで位置が異なっており、さらにさらにさらにこの付近は外環状道路と旧道の位置関係が絡み合っていることから、実際にこの付近をバスで通ってみると、路線図以上の“もどかしさ”を感じる。

来年1月から運行される予定の「大橋駅~外環状道路~福大病院」ができると、この付近の運行ルートがさらに複雑化することになるかもしれない。
(つづく)
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LEDであそぼう(22)

2010年10月15日 |    ┣ LEDに位置図
(つづき)
ネタ元はこちらこちらを参照。
いずれも実在しない路線なのでご注意を。
(つづく)
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近い遺産(41)

2010年10月14日 |    ┣ 近い遺産
(つづき)
福岡市東区の「下原」バス停。

深夜バスの行先として案内されている「和白営業所」が新宮に移転してから既に10年以上が経過しており、「青柳」「青柳四角」「古賀駅」「こもの」に行く「2番」がここ「下原」を通らなくなって、さらにその後、「2番」自体が廃止されてからも1年半以上が経過しているのだが、ここは時間が止まっている。

時間が止まっている割には、バスはあまり停まらず(バスが停まらないからバス停の時間が止まっているんですけどね)、試行運行されていた「城浜団地~大蔵」も期間前倒しで廃止となってしまい、現在ここから「乗ることができるバス」は、平日の深夜に一本だけである。
ただし、「下原」終点のバスで、折り返さずに3号線に出て営業所に回送するバスもここに停車することから、「乗ることのできないバス」まで拡げるともう少し増える。

このバス停の斜め向かいには折り返し場と香椎~都心方面行きののりばがあり、そこからは、一般道路経由の「23番」と都市高速経由の「23B」を合わせて、一時間あたり4本以上が運行されている。
ここは広域的にみると「香椎エリア」に属すると思うのだが、道路や地形の制約から「香椎」までは結構遠く、バス需要も底堅いと思われるので、現在「乗ることができない」バスをもう少し活用するなどして、新たな路線展開を期待している…のだが、このご時世ではなかなか難しいかな。
(つづく)
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シューテングスター(58)

2010年10月12日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
福岡県那珂川町の「コットンヒルズ那珂川ハイツ南」バス停。

もともとは「那珂川ハイツ南口」という名称だったが、昨年12月14日に改称された。

「那珂川ハイツ南口」時代は、「終点」とは無縁の停留所だったが、改称を機に「広義の終点」となった。
そして今月1日、ここから先の「上梶原」までの路線が廃止となったことで、今度は「狭義の終点」となった(右の写真のバス停の行先案内の「62」の下には「上梶原」が隠れており、次のバス停として案内されている「那珂川南中学校前」は西鉄のバス停としては現存しない)。
わずか一年足らずのうちに様々な経験を積んでいる感じであり、この先、何が起こっても怖くないのではないだろうか(?)。

現在このバス停からは、博多南駅、警弥郷、老司、大橋駅を経由して都心に向かう「62-1番」と、那珂川営業所、老司、都市高速を経由して都心に向かう「620番」が運行されているが、時刻表を見ての通り、運行本数の割に最終バスの時刻がかなり早い。
現時点では、このような「運行本数の割に最終バスの時刻がかなり早い」バス停はそこまで多くはない(「利用が見込める時間帯だけに集中して走る路線」自体は他にもあるが、そのような路線が停車するバス停には、たいてい「終日運行される路線」も走っているケースが多いため)。
ただ、最近の需給調整の流れを見ていると、近い将来は、現在はバスが終日走っているバス停であっても、突然「運行本数の割に最終バスの時刻がかなり早い」バス停に変わってしまう可能性がないとは言えない感じである。
(つづく)
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