(つづき)
「愛をください(35)」で取り上げた一頭目の鰐に引き続き、福岡市南区に生息する二頭目の鰐。
「平和二丁目」は、「55番」の行先表示やバス停時刻表における「経由地」としても採用されている。
「55番」のルートには、ほかに「平和一丁目」バス停があり、他に「平和三丁目」「平和五丁目」のバス停が県道桧原比恵線上にある。
同じ「平和」でも、一丁目と五丁目では標高差が40m程度あるので、平和のどこに行きたいかによってバスの選択が必要。
「みなと香椎第一」と「香椎台三丁目」、「脇山口」と「脇山小学校前」…のような、面的な広がりはないですが。
「55番」は、もともとは「老司団地~老司~西鉄大橋駅~南区役所~清水町~野間四角~野間大池~長住六丁目~免許試験場~桧原営業所」というルートを走っていたが、現在の「55番」が運行を開始する際に、もともとの「55番」は「区役所55番」となり、「区役所55番」は現在「区2番」(くのにばん)として運行されている。
都心方面。
天神(天神北)行きと那の津四丁目行き。
1999年1月から2019年7月までの20年半は、中央ふ頭まで運行されていた。
郊外方面。
この先で、「57番」の馬屋谷付近同様、市街地の峠道を体験できる。
長住六丁目行きと桧原営業所行き。
過去に「室見五丁目」の記事で「7番」について、
“ここ「室見五丁目」を含む区間で、「愛宕一丁目~室見五丁目~室見三丁目~弥生二丁目~昭代三丁目~昭代二丁目~昭代一丁目~曙二丁目」と、8つ連続で、「○○丁目」という名称のバス停を通る。
ひとつひとつ調べた訳ではないので確かではないが、ここまで「○○丁目」が途切れずに続く区間というのも珍しいのではないだろうか。
「地名の後に何もコトバが付かないバス停と、何かコトバが付くバス停では、前者のほうが格上である」「○○丁目は、郊外よりも市街地でより多く用いられる」という二つの仮定が正しいとすれば、この「7番」は、市街地の、それも、メインではない道路を長く走る路線だという説明もできそうだ。”
と書きましたが、「55番」も、もし「寺塚」に〇〇丁目が付いていたら、「〇〇丁目」が8つ連続となる。
そして、「7番」同様、「55番」もまた“市街地の、それも、メインではない道路を長く走る路線”である。
(つづく)