INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

チラシのオモテ(52)

2009年08月31日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
今から15年と少し前(←おそらく)の北九州地区のバス路線図。

…といっても、西鉄が作ったものではなく、私が勝手に作ったものである。
当時はまだ「パソコン」というものに触れる前であり、完全なる「手書き」である。

その後、パソコンと出会った私に「向上心」というものがあれば、もしかしたら今頃はRiverside houseさんKASHIIさんのように、パソコンで作ったキレイな路線図を公開していたかもしれない(←多分、無理でしょうけど)。

一応凡例を示すと、緑の線がバス路線(太い緑は国道)、赤は都市高速(太い赤は九州道)、茶色はJRで、黄色は区境である。
実物は、もう少し西の、水巻~木屋瀬あたりまでカバーしているので、機会があればまたいつか…。
(つづく)
コメント (2)
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チラシのオモテ(51)

2009年08月30日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
「93番 早良~マリノアシティ線」運行終了にちなみ、昭和59年4月27日時点の「93番 荒江線」の時刻表である。

私が物心ついたときの「93番」は、「早良妙見口~荒江四角~六本松~国体道路~天神~福岡競艇場/~昭和通~博多駅」というルートを走っていた。
それより前は「西高下」(現在の講倫館高校前)を発着するものもあったらしく、「91番」「92番」「93番」はかなり仲の良い兄弟路線だったようだ。

子供の頃、野芥三丁目から奥の堂に行く際、いつも「3番」では面白くないので、「12番」や、この「93番」を好んで利用していた。

この時刻表の当時の「93番」は、
早良営業所早良妙見口飯倉営業所~荒江四角~六本松~国体道路~天神~石城町~港湾局前~千鳥橋~妙見~吉塚駅前」と、
「早良営業所~早良妙見口~飯倉営業所~荒江四角~脇山口藤崎室見団地~原北中学校前」
という、全く性質の異なる2系統が運行されていた。
こうなった経緯については以前書いたことがあるのでそちらを参照していただきたい。

吉塚駅前系統は、私が生まれた1973年に廃止された市内電車吉塚線の代替路線(と思われる)「80番」(渡辺通一丁目~天神~石城町~港湾局前~千鳥橋~妙見~吉塚駅前)を併合してできたものであった。
そして、「93番」吉塚駅系統の廃止後、再び「80番」として復活し、その後「85番」の派生系統として「福博循環線」に組み込まれ、その後また廃止となっている。

「80番」は後に、市内各地から天神を経由して中央ふ頭博多港国際ターミナル)に向かう路線が「天神→中央ふ頭間」で番号を統一する際の数字として使われるようになり(その後、2008年2009年と、「統一」はさらに進んでいる)、さらにその後、「博多駅~キャナルシティ~天神~中央ふ頭」を走る路線の番号としても使われるようになっている。
こう考えると「80番」は、途中、幾度かの廃止や復活を経てはいるものの、天神~築港地区を結ぶ路線としてかなりの歴史を有するといえる(ただ、今年6月の「中央ふ頭→築港口→千鳥橋」の廃止により、吉塚駅方面へのルートの面影はなくなってしまったが…)。

室見団地系統のほうは、現在のように「93番」が藤崎止まりになって以降は、城南線から来た「10番」が原北中学校まで乗り入れるようになり、その後、現在の「8番」登場に至っている。
「原北中学校前」は、「月見町」「板付団地」「八幡東ニュータウン」などと同様、「反対側の起点との組み合わせによって振り回される場所」の典型例であったが、「8番」になってからは原北中学校前から室住団地まで路線が延びたため、その位置付けにも変化がみられる。

吉塚駅前系統の廃止、藤崎~原北中学校間の廃止により、「93番」は「早良営業所~藤崎」のみの運行となった。
その後、四箇田団地から早良街道に抜ける新道の開通により、末端部分が早良営業所ではなくなり、少し手前で分岐して、早寿園前~四箇田団地に向かうようになり、ややオリジナリティが付加されたカタチとなって現在に至っている。
四箇田団地(野芥二丁目経由)、西入部、早良国民宿舎など、郊外で国道263号から分岐するルートは衰退傾向にあるが、「93番」は大丈夫だろうか…。
(つづく)
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2009年9月1日ダイヤ改正など(4)

2009年08月29日 |   ┣ ダイヤ改正2009
(つづき)
今月末で廃止となる「17番」の三国が丘駅系統の車内(側面方向幕の裏の部分)に、「平成14年5月1日作成」と書かれた路線図が掲示されており、思わず凝視してしまった。

この時点で、既に全て「17番」となっているが、全部で9つもの系統がある。
「凡例」の箇所には以下のように書かれている(アルファベットのA~Iは、私のほうで便宜上付けたものだが、アルファベット以外は原文のまま)。

--------------------------------------
A.筑紫駅JR原田駅ニュータウン第一学校前~美しが丘~公園前~新津古橋~老人ホーム前~学校前~ニュータウン第一~JR原田駅~筑紫駅(外廻り)
B.筑紫駅~JR原田駅~ニュータウン第一~学校前~老人ホーム前~新津古橋~美しが丘~公園前~新津古橋~公園前~美しが丘~学校前~ニュータウン第一~JR原田駅~筑紫駅(内廻り)
C.筑紫駅~JR原田駅~原田郵便局前~公園前~新津古橋~老人ホーム前~原田郵便局前~JR原田駅~筑紫駅
D.三国が丘駅~新津古橋~公園前~美しが丘~学校前~ニュータウン第一~JR原田駅~筑紫駅
E.筑紫駅~JR原田駅~ニュータウン第一~美鈴が丘第一~三国中学校前~三国が丘駅
F.筑紫駅~JR原田駅~原田郵便局前~学校前~ニュータウン第一~美鈴が丘第一~三国中学校前~三国が丘駅
G.筑紫駅~JR原田駅~原田郵便局前~学校前~ニュータウン第一~希みが丘第三~三国中学校前~三国が丘駅
H.ニュータウン第一~美鈴が丘第一~松尾口~三国が丘駅
I.苅又~松尾口~三国が丘駅
--------------------------------------

A~C、及びE、Fが今年8月末時点で現存する系統であり、このうちEとFが今回廃止となる系統である。

A、Bについては、「美しが丘北・光が丘地区で内廻りか外廻りか」の違いなのだが、停留所間を「~」の記号でつないでしまうと、逆方向の運行もあり得ることになってしまい、逆から読むと内廻りと外廻りが逆になってしまうことから、本来は「~」ではなく「→」でつながないといけない。
一方Cについては、「→」でつなぐと現存しないが、「~」だと、一応現存していることになる。

なお、Bの経由地をよく見ると、なんだかおかしいことに気付かれると思う。
この通りの経路をたどるとなると、同じところを行ったり来たり、まるで告白を躊躇う中学生のような動きをしなくてはいけなくなる。
おそらくAをコピー&ペーストしたものに手を加えてBを作ろうとしたが、手の加え方を間違ってしまったものと推測される。

GはFの派生系統であり、「希みが丘第三」の前後ではフリー乗降区間が設定されていた。

Hは、現在の「小郡高校前~美鈴の杜調査センター~三国中学校前」の新道開通前に走っていたルートの免許維持路線である。
Iは、さらにその前、美鈴が丘、希みが丘が開発される前のルートの免許維持路線である。
美鈴が丘、希みが丘が開発される前は、「筑紫駅~原田駅~高速基山入口(←うろ覚えなので不確実です)~Iのルート~Dのルート」という、かなり大きな循環系統もあった。

かつては、「鳥栖駅~基山~美しが丘地区」を結ぶ路線「2番」があったり、「光が丘」「美しが丘」に「飯塚~久留米の特急バス」が停車していたこともある。
長崎街道と薩摩街道の結節点という「交通の要衝」にふさわしく、この付近は一時的に「IIK」がとても高い場所となっていたが、JR鹿児島本線、西鉄天神大牟田線の2路線の駅(原田、三国が丘、津古など)が近いこともあり、高い「IIK」に、バスへの需要は全く追いつかなかったようだ。
そうなると、駅や商業施設と住宅地を結ぶ使命に徹して、ルート設定やダイヤ編成を工夫するという道が考えられると思うのだが、これについても、今回の系統廃止で半分「放棄」してしまったような感がある。

このエリアは、バス路線的に見て、いろんな意味で大きな可能性を秘めた場所であったと思うのだが、「秘めた」ままで終わってしまいそうなのがとても残念である。
(つづくかも)
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2009年9月1日ダイヤ改正など(3)

2009年08月28日 |   ┣ ダイヤ改正2009
(つづき)
福岡県小郡市の「三国が丘駅前」バス停。
線路と並走する県道の反対側に、ロータリー形式の折り返し場がある。
折り返し場の西側は、以前は「簡保レクセンター」という施設だったが、閉鎖されてからもうかなりの年月が経つ。

小郡・筑紫野ニュータウンを走る「17番」のうち、「(筑紫駅~)原田駅~(美しが丘南経由/郵便局経由)~希みが丘~美鈴が丘~三国が丘駅」の系統が今月末をもって廃止される件については先日お知らせしたが、ここはその起点となるバス停である。
このところ、多くの方がこのバス停を取り上げておられるが、私もそれに乗っからせていただく。

今月末をもって、ここには西鉄バスはやって来なくなり、来月からは小郡市コミュニティバスのみの運行となる。

先日発表された西鉄の「ダイヤ改正情報」では、この件について、「廃止区間につきましては、小郡コミュニティが運行いたします。」と書いてある。
ただ、今回廃止となる区間にはもともと小郡市コミュニティバスが走っており(「美しが丘南四丁目」を除く)、「廃止路線を代替する新たなコミュニティバスの系統ができる」という訳ではないようである。
この小郡市コミュニティバス(東野・美鈴が丘ルート)は一日3.5往復しかなく、かつ、小郡市中心部に向かうルートであることから、これまで西鉄バスで行くことができていたJR原田駅やベレッサ(旧筑紫野とうきゅうショッピングセンター)などにはバスで行くことができなくなる(と思われる)。
「廃止区間につきましては、(もともと)小郡コミュニティが運行いたし(ており)ます(が、数はとても少ないです。でも一応利用はできます)。」といったほうが正確といえそうだ。

現在ここは西鉄バスの「狭義の終点」だが、かつてはここから北に向かい、みくにの団地経由で原田駅、筑紫駅に向かうルートもあった。
また南側も、現在は新道開通により三国中学校経由で美鈴が丘第三に向かっているが、以前はそのひとつ南の道路を経由しており、美鈴が丘、希みが丘などの住宅団地が開発される以前は、JRけやき台駅のほうまで行って、佐賀県基山町を通って原田のほうに向かっていた。
当時は「17番」ではなく、「15番」と「16番」だったと思う。

「三国が丘」の「三国」とは、筑前、筑後、そして肥前のことだと思われるが、 小郡・筑紫野ニュータウン線は、これら三つの国がクロスオーバーするエリアを走る、自分の中ではとても興味をそそられる路線であったのだが、今回の系統廃止でさらにトーンダウンしてしまうことになり、寂しい限りである。

なお、今回の「ダイヤ改正情報」では、この路線について「筑紫野線(7)」と表記しているが、「7」ではなく「17」が正しい。
また、これに続けて、「けやき台(基山)線 ・平日の運行を廃止します。」とも書いてあるのだが、けやき台からは既に西鉄バスは撤退してなかったかな??
(つづく)
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タイムリーヒット(7)

2009年08月27日 |   ┣ タイムリーヒット
(つづき)
8月下旬の記事ということで、八女郡の下のほう(南のほう)にあるバス停を取り上げてみる(こじつけですみません…)。

一見、西鉄のバス停のように見えるが、実際は「元」西鉄のバス停であり、現在は堀川バスのバス停となっている(同様の例として、昭和→西鉄昭和→前原コミュニティ…などの例を過去にも取り上げた)。

福岡県久留米市と熊本県山鹿市を結んでいた西鉄路線が廃止されて以降、福岡県側は堀川バス、熊本県側は産交バスが運行を引き継いでいるため、国道3号の小栗峠経由で両県をまたぐ路線は現存せず、福岡県側はここからもう少し山を登った「山中」までの運行となっている。

現在は、自治体の補助金によりバスが運行されているため、バス停にも利用促進を促す掲示が出ていた(補助金運行路線についてはyakuさんが記事にされています)。
このような掲示は、山間部などのいわゆる「田舎」ではこれまでもよく目にしていたが、今後は、福岡市やその周辺自治体の市街地であっても普通に目にする時代がやってきそうであり、バス交通の受難は続きそうである。
(つづく)
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LED REAL(14)

2009年08月26日 |    ┣ LEDに位置図
(つづき)
「23番」新宮緑ケ浜行きの天神郵便局前(18A)バス停(昭和通り東行き)における側面の行先表示。

「23番」の新宮緑ケ浜行きは、「23番」ではなく「26番」としたほうがよいのでは?ということをこれまで何度となく書いてきた。

その理由としては、「天神~都市高速~女子大前~新宮緑ケ浜」を運行する系統に「23A」ではなく「26A」という番号が付けられていることや、同じ「23番」で天神地区の乗り場が異なる現状の打開…などが挙げられる。

もし、「26番」の赤間営業所行き(一般道路経由)が数多く走っていたころに、新宮止まりの便を「26番」としたとすれば、それはやや違和感があったかもしれないが、現時点で「26番」は、下りが1日4本走るのみである。
かつての“行きたいとこに行くバスは「26番」しかないので、「26」という番号を見てバスに乗ってます”という層は、現在は完全に「26A」に移行していると思われる。

こう考えると、新宮緑ケ浜行きの「23番」から「26番」への変更(「23番」のスリム化)は、「違和感」を上回る「メリット」があると思うのだがいかがだろうか。

ちなみに、当ブログのここ3週間のアクセス状況は以下の通り。

   日付       閲覧数 訪問者数   ランキング
2009.08.16~08.22  8995PV  2281IP  2570位/1278452ブログ
2009.08.09~08.15  6028PV  2213IP  2564位/1275076ブログ
2009.08.02~08.08  6471PV  2241IP  2472位/1272126ブログ

相変わらず、とても動きが穏やかであり、安定している。
日々閲覧していただいている皆様に感謝しております。
(つづく)
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素顔のままで(8)

2009年08月25日 |    ┣ 素顔のままで
(つづき)
熊本県八代市の「会社前」バス停。
かなりインパクトがある名称である。

ただ、「インパクトがある」というのは、現代の都市生活者の尺度に当てはめた場合の感想であって、「会社」という組織形態がありふれていない時代で、かつ、路線の利用者がほぼ限定されているとするならば、この名称も意外と自然に受け入れられるのかもしれない。
ということは、外部の人間が、インパクトがあるとかないとか批評するのはもしかしたら筋違いなのかもしれない。

でも、「会社前」という名前の付け方の視点を、都市部に持ち込んだとしたら、例えば、福岡市中心部などではかなりの数のバス停が「会社前」になりそうである…。

なお、このバス停のひとつ隣には「会社下」もある。
福岡にも、「病院下」(現在の「福岡病院下」)、「神社下」(北九州市八幡西区)、「学校下」(かつて野間四角~大橋間の高宮通り上にあり先代の「50番」が停車していた)などの例もあるので、そう考えれば「会社下」も「アリ」なのかもしれない。
(つづく)
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2009年9月1日ダイヤ改正など(2)

2009年08月24日 |   ┣ ダイヤ改正2009
(つづき)
今年2月末に運行を開始した「93番」の土日祝日限定運行の「早良営業所~脇山口~マリノアシティ福岡」が、当初の予定通り、今月末をもって運行を終了するとのこと。

運行開始時の告知では「ご利用状況に応じて、期間の延長もあります」と、本格運行への「色気」も見せていたが、本格運行に格上げされるだけの「ご利用状況」ではなかったようだ。
ただ、2年前に運行された「西鉄香椎~マリノアシティ」は、夏休みの利用を見込んで開設したのに夏休みに入る前に運行を休止するという事態となってしまったので、「93番」についてはそこまでは悪くなかったということなのかもしれない(マリノアシティ客以外の利用もある程度は見込めるようなルートを設定していたことも要因と思われる)。

香椎地区、早良地区に続き、来年の夏休みにはまたどこかの地区からマリノアシティへの路線が開設されることがあるだろうか?

なお、この「93番」マリノアシティ線の下り(早良営業所行き)が、藤崎から「3番」に番号を変えることについて、「番号を変えるなら藤崎からではなく脇山口からでないとおかしい」と書いていたのだが、結局最後まで修正されることはなかった…。
(つづくかも)
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愛をください(17)

2009年08月23日 |    ┣ 愛をください
(つづき)
キリン」「」「」「」「」「鹿」「」「」「」「なまず」「」「」「」「」「」「ライオン」に引き続き、熊本県八代市に居る「鮟鱇(あんこう)」。

かつてはこのあたりも海だったはずなので、それに由来する名前だろうか。
近くには「鮟鱇川」という名の川も流れている。

「鮟鱇」は、産交バスのバス停であり、「サンコーのアンコー」である。
これがもし、かつての山間部の路線のように、子会社の「産交観光」のバス停だったとしたら、「サンコーカンコーのアンコー」となる。
でも、ただそれだけのために路線の移管を「断行」しようとすると、各方面からの「反抗」に遭い、協議は「難航」しそうである。
(つづく)
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タイムリーヒット(6)

2009年08月22日 |   ┣ タイムリーヒット
(つづき)
このところ世間を騒がせている「酒井」。

このバス停が世間を騒がせている訳ではないのだが…。
国道3号という大動脈上にありながら、現在は久留米と鳥栖を結ぶ「10番」が一時間一本程度しか走っていないという点では、むしろかなり控えめである。
(つづく)
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趣に赴く(22)

2009年08月21日 |    ┣ ひっそりと趣に赴く
(つづき)
熊本県八代市の「文政廻し」バス停。

船隠し」「風の木」などとともに産交グループのバス停だが、これもかなり由緒がありそうな名称である。
(つづく)
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2009年9月1日ダイヤ改正など(1)

2009年08月20日 |   ┣ ダイヤ改正2009
小郡・筑紫野ニュータウンを走る「17番」のうち「(筑紫駅~)原田駅~(美しが丘南経由/郵便局経由)~希みが丘~美鈴が丘~三国が丘駅」の系統が今月末をもって廃止されるとのこと。

小郡・筑紫野ニュータウンは、文字通り小郡市と筑紫野市に跨っているが、今回の廃止で主に東急が開発した筑紫野市側の路線は残り、主に西鉄が開発した小郡市側の路線がなくなることになるようだ。
以前、「さわら台団地」を取り上げた際に、「西鉄が開発した住宅団地であれば西鉄バスの路線はなくなりにくい」というようなことをもっともらしく書いていたが、いとも簡単に覆されてしまった…。
(つづくかも)
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エンギモノ(23)

2009年08月19日 |   ┣ お宝と縁起物
(つづき)
天神にある天神山行きのバス乗り場。

天神から天神山までは、都市高速経由の「630番」で約50分かかる。
天神から天神山については、西鉄電車で春日原駅まで行って春日ローカルの「2番」に乗り換えのほうが所要時間的には有利のようだ。

なお、かつて博多駅・竹下・井尻・昇町・下白水経由の「46番」にも天神山行きが存在した時期があるが、昭和62年当時の時刻表によると、天神から天神山までは約1時間であり、天神~天神山のバスでの所要時間はそれほど変わっていない。
(つづく)
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シューテングスター(33)

2009年08月18日 |    ┣ シューテングスター
(つづき)
都市部にある「狭義の終点」、福岡市博多区の「博多ふ頭」バス停。
この先には海があるので、「東若久」のときに書いた「仮定の2」が成り立たない場所ということができる。

「埠」が常用漢字ではないため、箱崎ふ頭中央ふ頭と同様、「ふ頭」という表記になっている。
ただ、同じ西鉄バスでも、北九州市門司区にあるバス停は「田野浦埠頭」「太刀浦埠頭入口」であり、「常用漢字か否か」という観点が徹底されているという訳でもない。

私が物心ついた頃は、ここから以下の路線が運行されていた。
「63番」
【博多ふ頭~市民会館前(那の津通り上)~那の津口~天神~渡辺通一丁目~那の川~松下電器前(現在のパナソニック前)~福岡製紙前(現在の美野島南公園前)~博商前(現在の沖学園前)~東光寺~扇町~博多駅】
「69番」
【博多ふ頭~市民会館前(那の津通り上)~那の津口~天神~渕上前(現在のキャナルシティ博多前)~博多駅】
「89番」
【博多ふ頭~石城町~呉服町~博多駅】

その後、「63番」は「89番」を吸収して「南部線」から「南部循環線」となり(「循環線」とはいうものの、博多ふ頭を出て博多ふ頭に戻ってくる系統は多くなく、那の津口、扇町、博多駅などを起終点とする区間便も多かった)、さらにその後、再び2つに分かれて「博多ふ頭~石城町~呉服町~博多駅」は「89番」ではなく「83番」となった。
また、「85番」の臨時として休日に運行されていた「博多ふ頭~市民会館前(県道後野福岡線上)~天神~渡辺通一丁目~住吉~博多駅」が、定期便に昇格し「63-1番」となったこともあった。
「63番」はその後、「渡辺通一丁目、那の川経由」から「キャナルシティ、博多駅経由」となり、さらにその後、「渡辺通一丁目、住吉経由」に変更され、郊外部も、沖学園~扇町方面ではなく西鉄大橋駅に向かうようになり現在に至っている。

なお、当時の「69番」は廃止され、現在では国鉄筑肥線代替バスの番号として使用されている。

現在は、ここから「46番」「63番」「161番」が天神方面へ、「47番」「48番」が博多駅方面へ運行されている(都心から博多ふ頭に向かう路線については番号が統一され、天神方面から来るものが「90番」、博多駅方面から来るものが「99番」となっている)。
かつては、「89番」などのように、都心部内のみを走る比較的短い区間の路線が多かったが、現在は、都心部内で完結する路線は少なくなり、「郊外部←→都心部」の路線と統合されて、「郊外部←→都心部←→都心外縁部(この場合は博多ふ頭。中央ふ頭も同様)」というコースを走る路線が多くなっており、運用の効率化と都心部での折り返しスペースの節約が図られている。
なので、博多ふ頭から運行される路線は、都心部を越えて郊外部まで向かうようになっており、以前と比較すればかなり距離が伸びている。

ウォーターフロント開発の先駆けとして博多ふ頭の第一ターミナルがリニューアルし、一帯が「ベイサイドプレイス」として整備された当初(1990年代初頭)は、休日には都心からの臨時バスも出るなどかなりの賑わいを見せていたが、現在では空き店舗も目立ち、閑散としている。
現在のこの場所は、「一過性のブームに終わらせず、集客施設として魅力を維持していくにはどうすればよいか?」という命題に対する「反面教師」的な存在といえるかもしれない。

ちなみに私が子供の頃は、ここに福岡市総合図書館があり(現在はシーサイドももち地区に移転)、週末はよく訪れていた。
現在、福岡タワーのそばにはRKBTNCが立地しているが、開局当時の福岡放送(FBS)は、写真の「博多ポートタワー」の下の建物に入っていたらしい(その後、FBSは渡辺通り→清川と南下している)。
(つづく)
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近い遺産(26)

2009年08月17日 |    ┣ 近い遺産
(つづき)
福岡市早良区の「田村団地北口」バス停。

12番」は残っていないが、そのあとを受けて運行を開始し、免許維持路線化を経て今年6月に廃止された「無番 福大病院行き」の表示が残っている。

「2番」のところに「藤崎西新・昭和通・天神経由 藤崎、西新、天神、博多駅」と表示されているが、藤崎行きや西新行きは昭和通りや天神を通らないため厳密にはこの表示はおかしい。
ただ、こういう表記は結構いろんなところで目にするし、利用者が混乱する可能性もそこまで高くはないと思うので、これを「SWEET NAIL」とするのは、「揚げ足取り」になりそうなのでやめておく…。

このバス停の路線図は「左から右」に向かって描かれていた。
管轄する営業所がここと同じバス停では「右から左」のものもあったのだが、けっこう気まぐれである。

ちなみにこの「田村団地北口」は、「2番」に田隈経由(田隈新町経由)が新設された時点では存在せず、「建石」とともにその後に追加されたバス停である。
(つづく)
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