(つづき)
年代物の「西鉄バス路線案内図」。
設置されているのは「志免」。
路線図によると、「志免」は「32番」「34番」「37番」「35番」「38番」「39番」の「広義の終点」となっていて、ほかに「33番」のルートにもなっているが、現在は「志免」を終点とする路線はない。
現在のラインナップは「5番」「32番」「33番」「34番」「37番」「370番」で、このうち「33番」と「37番」は、路線図の当時と現在では別の路線である。
英単語(?)みたいな“SHIME”。
反対側、都心方向の乗り場は旧電話局の前に。
こんな掲示も。
電話局が町の中心施設であった時代が確かにありました。
英単語(?)みたいな“SHIME”。
「32番」「33番」「34番」は、行先や経由地の重複や矛盾を抱えている部分があり、行先番号の“線引き”を考え出すとなかなか考えがまとまらない路線たちなのだが、それに対して「37番」は、四王寺坂と博多駅を結ぶ1系統だけと潔く、それでいてそれなりに健闘している印象があり。
(つづく)
年代物の「西鉄バス路線案内図」。
設置されているのは「志免」。
路線図によると、「志免」は「32番」「34番」「37番」「35番」「38番」「39番」の「広義の終点」となっていて、ほかに「33番」のルートにもなっているが、現在は「志免」を終点とする路線はない。
現在のラインナップは「5番」「32番」「33番」「34番」「37番」「370番」で、このうち「33番」と「37番」は、路線図の当時と現在では別の路線である。
英単語(?)みたいな“SHIME”。
反対側、都心方向の乗り場は旧電話局の前に。
こんな掲示も。
電話局が町の中心施設であった時代が確かにありました。
英単語(?)みたいな“SHIME”。
「32番」「33番」「34番」は、行先や経由地の重複や矛盾を抱えている部分があり、行先番号の“線引き”を考え出すとなかなか考えがまとまらない路線たちなのだが、それに対して「37番」は、四王寺坂と博多駅を結ぶ1系統だけと潔く、それでいてそれなりに健闘している印象があり。
(つづく)
(つづき)
はかた駅前通りの道路陥没により迂回運行を行っていた西鉄バス、14日夜には道路が通れるようになる見通しとのことなので、予定通り進めば、15日から通常通りのルートに戻るでしょうか。
バスが通れない区間は、バス停でいうと「キャナルイーストビル前~博多駅間」で、間に「駅前三丁目」のバス停がある。
この区間を通る路線は「46番」「46-1番」の上下線、及び、「6番」「6-1番」の博多駅行き。
「6番」「6-1番」の反対方向(天神、警固町方面)はTVQ前経由で、もともと駅前三丁目を通らないことから影響なし。
でも、そもそもそんなに急ぐ必要があるのでしょうか。
あたかも、早く通れるようにすることが市の最優先の重要課題のように位置付けられ、素早い工事に称賛が寄せられ、市長は“オール福岡!”と言ってブログに経過説明記事をアップして、それを事故に直接関係ないような多くの人がシェアして、記事には「市長、さすがです!」のコメントがずらっと並ぶ状況…。
市長も市民もよくやるねと思います。
誰も特に間違ったことをしているわけではないし、早く通れるようになるに越したことはないのだけど、どこか違和感を感じてしまう私はひねくれているという自覚はあります(笑)。
道路陥没の衝撃映像が世界に流れ、福岡市のイメージが悪くなったので、そこから素早く復旧してそのダメージを最小限にとどめたいという意図はわかるのですが。
(つづく)
はかた駅前通りの道路陥没により迂回運行を行っていた西鉄バス、14日夜には道路が通れるようになる見通しとのことなので、予定通り進めば、15日から通常通りのルートに戻るでしょうか。
バスが通れない区間は、バス停でいうと「キャナルイーストビル前~博多駅間」で、間に「駅前三丁目」のバス停がある。
この区間を通る路線は「46番」「46-1番」の上下線、及び、「6番」「6-1番」の博多駅行き。
「6番」「6-1番」の反対方向(天神、警固町方面)はTVQ前経由で、もともと駅前三丁目を通らないことから影響なし。
でも、そもそもそんなに急ぐ必要があるのでしょうか。
あたかも、早く通れるようにすることが市の最優先の重要課題のように位置付けられ、素早い工事に称賛が寄せられ、市長は“オール福岡!”と言ってブログに経過説明記事をアップして、それを事故に直接関係ないような多くの人がシェアして、記事には「市長、さすがです!」のコメントがずらっと並ぶ状況…。
市長も市民もよくやるねと思います。
誰も特に間違ったことをしているわけではないし、早く通れるようになるに越したことはないのだけど、どこか違和感を感じてしまう私はひねくれているという自覚はあります(笑)。
道路陥没の衝撃映像が世界に流れ、福岡市のイメージが悪くなったので、そこから素早く復旧してそのダメージを最小限にとどめたいという意図はわかるのですが。
(つづく)
(つづき)
「那珂小学校前」は “NAKA JUNIOR SCHOOL MAE”、「八田小学校前」は “HATTA ELEMENTARY SCHOOL”だったが、こちらの英字表記は“YANAGANISISHO IRIGUCHI”。
「弥永西小入口」。
以前の記事でも取り上げた、バス停と大きな木。
現在は「62番」から「62-1番」に変更となり、また、県庁、吉塚営業所にも行かなくなっている。
ただし、老司で「62-1番」から「62番」に変わり、
さらに西鉄大橋駅で「62番」から3パターンに変身。
全体の道のり。
「特快162番」も、番号の付け方の意味を踏まえれば(もともとは全て「62番」だったものを、片縄方面が「62番」で、警弥郷方面が「62-1番」として分割した)、「162-1番」でないといけないのだが、「3桁の行先番号には枝番が付かない」という“原則”もあって、矛盾を抱えつつも仕方なく(?)この番号を背負っている。
また、「都市高62」という表現の違和感については、この記事やこの記事でも触れたところである。
土日祝日は、そんな矛盾や違和感とは無縁で、全てが西鉄大橋駅止まり。
ちなみに、「弥永西小入口」の大橋駅方面の乗り場は、一方通行路上にある。
左が大橋駅方面の乗り場がある道路で、
博多南駅方面の乗り場は右の一方通行ではない道路上に。
(つづく)
「那珂小学校前」は “NAKA JUNIOR SCHOOL MAE”、「八田小学校前」は “HATTA ELEMENTARY SCHOOL”だったが、こちらの英字表記は“YANAGANISISHO IRIGUCHI”。
「弥永西小入口」。
以前の記事でも取り上げた、バス停と大きな木。
現在は「62番」から「62-1番」に変更となり、また、県庁、吉塚営業所にも行かなくなっている。
ただし、老司で「62-1番」から「62番」に変わり、
さらに西鉄大橋駅で「62番」から3パターンに変身。
全体の道のり。
「特快162番」も、番号の付け方の意味を踏まえれば(もともとは全て「62番」だったものを、片縄方面が「62番」で、警弥郷方面が「62-1番」として分割した)、「162-1番」でないといけないのだが、「3桁の行先番号には枝番が付かない」という“原則”もあって、矛盾を抱えつつも仕方なく(?)この番号を背負っている。
また、「都市高62」という表現の違和感については、この記事やこの記事でも触れたところである。
土日祝日は、そんな矛盾や違和感とは無縁で、全てが西鉄大橋駅止まり。
ちなみに、「弥永西小入口」の大橋駅方面の乗り場は、一方通行路上にある。
左が大橋駅方面の乗り場がある道路で、
博多南駅方面の乗り場は右の一方通行ではない道路上に。
(つづく)
(つづき)
「キリン」「鶴」「熊」「馬」「猫」「鹿」「鳥」「魚」「犬」「なまず」「亀」「鼠」「牛」「猪」「蟹」「ライオン」「鮟鱇」「千鳥」「猿」「ハブ」「海老」「かわせみ」「アマガエル」「怪獣」「鷺」「チキン」「ひばり」「鵜」「蛭」「虫」「ペンギン」「アザラシ」「アシカ」「ひよ子」「鴨」「鰐」「ハリセンボン」「イクラ」「龍」「鷹」「鬼」「鶯」「羽」「河童」「カラス」「蜷」「ゾウ」「ノミ」「サイ」「貝」「イカ」「さざえ」「蛍」「ダチョウ」「ハト」「インコ」「くじら」「子牛」「ツナ」「カモシカ」「カブトムシ」「ヤゴ」「リス」「フェレット」「うさぎ」「ゴリラ」「あめんぼ」「もぐら」「タラ」「雁」「ドルフィン」「草食動物」「つばめ」「てんとう虫」「動物」「サバ」「シャコ」「虎」「ペリカン」「鱧」「アブ」「ヒヒ」「カバ」「トンボ」「鰆」に引き続き、福岡市早良区を飛ぶ「ワシ」。
「昭和新町」、しょうわしんまち。
もともとは新しい響きの名称だったと思われるが、昭和が終わってもう28年が経つ。
下りバス停は地下鉄七隈線「次郎丸駅」に距離的に近いことから、駅の最寄バス停として扱われているが、上りバス停まではやや距離がある。
そこで、七隈線開業時に上りのみ「次郎丸駅前」のバス停が新設され、上りについてはこちらが駅への最寄バス停となった。
このため、地下鉄次郎丸駅への最寄バス停は、上りと下りでは異なるという状態になっており、「地下鉄開業は我々とは全く関係ない話なので、従来の枠組みは変えませんよ」とでも言っている感じである。
本来なら、上りの「次郎丸駅前」と下りの「昭和新町」を、それぞれ「次郎丸駅前」とするのがスマートのような気がするのだが…。
かつて、「三十田橋」の記事では、以下のように書きました。
“下りバス停は地下鉄七隈線「賀茂駅」に距離的に近いことから、駅の最寄バス停として扱われているが、上りバス停まではやや距離がある。
そこで、七隈線開業時に上りのみ「次郎丸中学校前」のバス停が新設され、上りについてはこちらが駅への最寄バス停となった。
このため、地下鉄賀茂駅への最寄バス停は、上りと下りでは異なるという状態になっており、「地下鉄開業は我々とは全く関係ない話なので、従来の枠組みは変えませんよ」とでも言っている感じである。
本来なら、上りの「次郎丸中学校前」と下りの「三十田橋」を、それぞれ「賀茂駅入口」などに改称するのがスマートのような気がするのだが…”
地下鉄に対する西鉄の姿勢というものをよく表している。
上りの「昭和新町」。
次郎丸交差点を挟み、上りのみ存在する「次郎丸駅前」。
次郎丸交差点を左折して外環状道路に入る「501番」は「昭和新町」には停まらず、外環状道路から原通りに合流する「208番」は「次郎丸駅前」には停まらない、というのが「昭和新町」と「次郎丸駅前」の相違点で、それ以外のラインナップは同じ。
てつおじさんの店の真ん前。
反対側を向くと、新道と旧道の分岐が良い具合。
「501番」と「208番」が走る、外環状道路の橋本駅方向。
反対側の賀茂駅方面は、一時期「501番」の田隈新町経由が走っていたことがあったが、現在はバスは走らず。
「原通り」の南の起点は次郎丸交差点。
「2番」と「201番」に存在する「次郎丸経由」と「田隈新町経由」という二大経由地。
もともとは、「次郎丸経由」が主で「田隈新町経由」が従という、“ジローマルスタンダード”だったが、現在は、両者が同格の感もあり。
一方で、昭和通り経由の「2番」、国体道路経由の「201番」とともに、そこそこの歴史を持つ城南線経由の「19番」には「田隈新町経由」が存在したことがなく、ずっと「次郎丸経由」一筋なので、そういう意味では“ジローマルスタンダード”は健在なのかも。
今後、地下鉄七隈線の博多延伸を見据えると、「19番」も安泰ではなさそうであり、また、「16番」や「73番」など、“天神には行かず博多駅のみに行く路線には、我が道を行く傾向がある”ことを考えると、この先「19番」が原中学校前、飯倉二丁目経由に変更になったりする可能性もあるのでは?と勝手に考えています。
(つづく)
「キリン」「鶴」「熊」「馬」「猫」「鹿」「鳥」「魚」「犬」「なまず」「亀」「鼠」「牛」「猪」「蟹」「ライオン」「鮟鱇」「千鳥」「猿」「ハブ」「海老」「かわせみ」「アマガエル」「怪獣」「鷺」「チキン」「ひばり」「鵜」「蛭」「虫」「ペンギン」「アザラシ」「アシカ」「ひよ子」「鴨」「鰐」「ハリセンボン」「イクラ」「龍」「鷹」「鬼」「鶯」「羽」「河童」「カラス」「蜷」「ゾウ」「ノミ」「サイ」「貝」「イカ」「さざえ」「蛍」「ダチョウ」「ハト」「インコ」「くじら」「子牛」「ツナ」「カモシカ」「カブトムシ」「ヤゴ」「リス」「フェレット」「うさぎ」「ゴリラ」「あめんぼ」「もぐら」「タラ」「雁」「ドルフィン」「草食動物」「つばめ」「てんとう虫」「動物」「サバ」「シャコ」「虎」「ペリカン」「鱧」「アブ」「ヒヒ」「カバ」「トンボ」「鰆」に引き続き、福岡市早良区を飛ぶ「ワシ」。
「昭和新町」、しょうわしんまち。
もともとは新しい響きの名称だったと思われるが、昭和が終わってもう28年が経つ。
下りバス停は地下鉄七隈線「次郎丸駅」に距離的に近いことから、駅の最寄バス停として扱われているが、上りバス停まではやや距離がある。
そこで、七隈線開業時に上りのみ「次郎丸駅前」のバス停が新設され、上りについてはこちらが駅への最寄バス停となった。
このため、地下鉄次郎丸駅への最寄バス停は、上りと下りでは異なるという状態になっており、「地下鉄開業は我々とは全く関係ない話なので、従来の枠組みは変えませんよ」とでも言っている感じである。
本来なら、上りの「次郎丸駅前」と下りの「昭和新町」を、それぞれ「次郎丸駅前」とするのがスマートのような気がするのだが…。
かつて、「三十田橋」の記事では、以下のように書きました。
“下りバス停は地下鉄七隈線「賀茂駅」に距離的に近いことから、駅の最寄バス停として扱われているが、上りバス停まではやや距離がある。
そこで、七隈線開業時に上りのみ「次郎丸中学校前」のバス停が新設され、上りについてはこちらが駅への最寄バス停となった。
このため、地下鉄賀茂駅への最寄バス停は、上りと下りでは異なるという状態になっており、「地下鉄開業は我々とは全く関係ない話なので、従来の枠組みは変えませんよ」とでも言っている感じである。
本来なら、上りの「次郎丸中学校前」と下りの「三十田橋」を、それぞれ「賀茂駅入口」などに改称するのがスマートのような気がするのだが…”
地下鉄に対する西鉄の姿勢というものをよく表している。
上りの「昭和新町」。
次郎丸交差点を挟み、上りのみ存在する「次郎丸駅前」。
次郎丸交差点を左折して外環状道路に入る「501番」は「昭和新町」には停まらず、外環状道路から原通りに合流する「208番」は「次郎丸駅前」には停まらない、というのが「昭和新町」と「次郎丸駅前」の相違点で、それ以外のラインナップは同じ。
てつおじさんの店の真ん前。
反対側を向くと、新道と旧道の分岐が良い具合。
「501番」と「208番」が走る、外環状道路の橋本駅方向。
反対側の賀茂駅方面は、一時期「501番」の田隈新町経由が走っていたことがあったが、現在はバスは走らず。
「原通り」の南の起点は次郎丸交差点。
「2番」と「201番」に存在する「次郎丸経由」と「田隈新町経由」という二大経由地。
もともとは、「次郎丸経由」が主で「田隈新町経由」が従という、“ジローマルスタンダード”だったが、現在は、両者が同格の感もあり。
一方で、昭和通り経由の「2番」、国体道路経由の「201番」とともに、そこそこの歴史を持つ城南線経由の「19番」には「田隈新町経由」が存在したことがなく、ずっと「次郎丸経由」一筋なので、そういう意味では“ジローマルスタンダード”は健在なのかも。
今後、地下鉄七隈線の博多延伸を見据えると、「19番」も安泰ではなさそうであり、また、「16番」や「73番」など、“天神には行かず博多駅のみに行く路線には、我が道を行く傾向がある”ことを考えると、この先「19番」が原中学校前、飯倉二丁目経由に変更になったりする可能性もあるのでは?と勝手に考えています。
(つづく)
(つづき)
「東若久」。
このブログで勝手に使っている「狭義の終点」という用語の説明のために、8年前に取り上げたバス停。
現在は「7番」の起点で、西鉄大橋駅までの運行。
かつて、「47番」やその前の「62番」だった頃は、大橋駅よりも先に行っていたこともあり。
8年前の記事では、以下のように記述した。
“ひとくちに「終点」と言っても、そこから先はバスが通っていない「終点」(ここでは「狭義の終点」と呼ぶ)もあれば、そこから先もバスは通っているがそこまでしか行かない便があるという「終点」(ここでは「広義の終点」と呼ぶ)もある。
この「シューテングスター」においては、上記2種類の「終点」のうち、基本的に「狭義の終点」のほうを取り上げている(一部例外もあり)。
ここで、4つの仮定をしてみる。
1.都市化に伴う人口増加により、バス交通の需要者も増え続ける。
2.都市化に伴う道路整備により、バスの通行が可能な道路は増え続ける。
3.バス事業者は、バス交通の需要者に対して供給で応えようとする。
4.バス事業者は、3にあたりできるだけ効率の良い運用を行おうとする。
この4つの仮定が成り立つ状況下においては、「狭義の終点」は減少する傾向を持つ。
宮の前団地、下山門、拾六町団地、室住団地、室見団地、藤ケ丘団地、羽根戸、四箇田団地、警弥郷、弥永団地、桜ケ丘第四、上宇美、城浜団地、高美台一丁目、西鉄三苫駅…。
実際これらのバス停は、以前は全て「狭義の終点」であったが、そこから先の開発や道路拡幅、営業所までの営業運転化などにより、現在は「広義の終点」となるか終点自体でなくなっている。
現在、1~4の仮定は成り立ちにくい時代に入ってきている。
ということは、この先また「狭義の終点」が増えてくる可能性もあるということかもしれない。
前置きが相当長ったらしくなってしまったが、今回の「狭義の終点」は、福岡市南区の「東若久」である。
「月見町」「若久団地」にも共通するが、都市部に今も残る「狭義の終点」は、そこから先にバスが進めない、すなわち仮定の2が成り立たない場所であるケースが多い。
先日の「若久団地」、今回の「東若久」、それに「48番」の終点である「レークヒルズ野多目」と、この付近には市内では珍しく「狭義の終点」が集中している。
このあたりをつないで、「狭義の終点」ではないようにすることができれば、バス路線が「ネットワーク」としてもっと機能するのだが、この地区の道路状況からしてそれはかなり困難である”
でも、本当に「かなり困難」なのでしょうか。
こちら、バスが走る方向で、
その反対、バスが走らない方向は確かに幅員が狭くなるのだが、
絶対に通れない、ということもなさそう(当然、バスの車体のサイズにもよるのですが)。
もしここが春日市であれば、「やよい」が通っていたと思われる。
若久川にかかるこの橋は、周辺よりさらに狭かったりはするのですが。
そのまま進むと、若久通りに出る。
「東若久」から西に路線を延ばして、みやけ通り(「62番」「47番」などのルート)と若久通り(「61番」などのルート」)に挟まれたエリアから、大橋駅だけでなく、野間四角や高宮駅にも行けるようにすれば、現在と同じ本数でも利便性は格段に向上すると思われる。
仮に、大橋駅や高宮駅まで行かなくとも、例えば、乗り継ぎ割引を拡充したうえで、三宅本町と若久をひたすら往復するだけでも、それなりの使い勝手が発揮できるのではないだろうか(駅まで行くに越したことはないのですが)。
ただ、物理的にはバスが通れるとしても、通学路の安全など、物理的要因以外の部分で、いろいろと問題はあるのかもしれません。
(つづく)
「東若久」。
このブログで勝手に使っている「狭義の終点」という用語の説明のために、8年前に取り上げたバス停。
現在は「7番」の起点で、西鉄大橋駅までの運行。
かつて、「47番」やその前の「62番」だった頃は、大橋駅よりも先に行っていたこともあり。
8年前の記事では、以下のように記述した。
“ひとくちに「終点」と言っても、そこから先はバスが通っていない「終点」(ここでは「狭義の終点」と呼ぶ)もあれば、そこから先もバスは通っているがそこまでしか行かない便があるという「終点」(ここでは「広義の終点」と呼ぶ)もある。
この「シューテングスター」においては、上記2種類の「終点」のうち、基本的に「狭義の終点」のほうを取り上げている(一部例外もあり)。
ここで、4つの仮定をしてみる。
1.都市化に伴う人口増加により、バス交通の需要者も増え続ける。
2.都市化に伴う道路整備により、バスの通行が可能な道路は増え続ける。
3.バス事業者は、バス交通の需要者に対して供給で応えようとする。
4.バス事業者は、3にあたりできるだけ効率の良い運用を行おうとする。
この4つの仮定が成り立つ状況下においては、「狭義の終点」は減少する傾向を持つ。
宮の前団地、下山門、拾六町団地、室住団地、室見団地、藤ケ丘団地、羽根戸、四箇田団地、警弥郷、弥永団地、桜ケ丘第四、上宇美、城浜団地、高美台一丁目、西鉄三苫駅…。
実際これらのバス停は、以前は全て「狭義の終点」であったが、そこから先の開発や道路拡幅、営業所までの営業運転化などにより、現在は「広義の終点」となるか終点自体でなくなっている。
現在、1~4の仮定は成り立ちにくい時代に入ってきている。
ということは、この先また「狭義の終点」が増えてくる可能性もあるということかもしれない。
前置きが相当長ったらしくなってしまったが、今回の「狭義の終点」は、福岡市南区の「東若久」である。
「月見町」「若久団地」にも共通するが、都市部に今も残る「狭義の終点」は、そこから先にバスが進めない、すなわち仮定の2が成り立たない場所であるケースが多い。
先日の「若久団地」、今回の「東若久」、それに「48番」の終点である「レークヒルズ野多目」と、この付近には市内では珍しく「狭義の終点」が集中している。
このあたりをつないで、「狭義の終点」ではないようにすることができれば、バス路線が「ネットワーク」としてもっと機能するのだが、この地区の道路状況からしてそれはかなり困難である”
でも、本当に「かなり困難」なのでしょうか。
こちら、バスが走る方向で、
その反対、バスが走らない方向は確かに幅員が狭くなるのだが、
絶対に通れない、ということもなさそう(当然、バスの車体のサイズにもよるのですが)。
もしここが春日市であれば、「やよい」が通っていたと思われる。
若久川にかかるこの橋は、周辺よりさらに狭かったりはするのですが。
そのまま進むと、若久通りに出る。
「東若久」から西に路線を延ばして、みやけ通り(「62番」「47番」などのルート)と若久通り(「61番」などのルート」)に挟まれたエリアから、大橋駅だけでなく、野間四角や高宮駅にも行けるようにすれば、現在と同じ本数でも利便性は格段に向上すると思われる。
仮に、大橋駅や高宮駅まで行かなくとも、例えば、乗り継ぎ割引を拡充したうえで、三宅本町と若久をひたすら往復するだけでも、それなりの使い勝手が発揮できるのではないだろうか(駅まで行くに越したことはないのですが)。
ただ、物理的にはバスが通れるとしても、通学路の安全など、物理的要因以外の部分で、いろいろと問題はあるのかもしれません。
(つづく)
(つづく)
「旧三瀬街道と金武宿の周辺」。
地図に出てくるバス停のうち、「西部運動公園中央口」「農協前」「金武小学校前」「中原池」「乙石」及び、新道上の「飯盛」は存在せず、また、旧道上の「飯盛」も改称されていて、路線の変遷を物語る。
旧金武宿、つい最近までバスが通っていた道路。
三瀬街道の一部。
左に入る道路が旧道。
南側の入口付近。
少し南の新道上に「南金武」。
都心方面の乗り場、ラインナップは「かなたけの里公園入口」と同じ。
かつては西鉄バス「2番」の「広義の終点」で、屋根付きの車庫がありました。
同じく「2番」の「狭義の終点」だった「羽根戸」は、裏道に入った川沿いの小さなスペースで折り返しを行っていて、「南金武」とともに子供の頃は自転車でよく見に行っていた。
反対方向、全て金武営業所行き。
遠くに福岡タワーも見えます。
少し右に目を移すと、「入部幼稚園前」方向。
ちなみにこのバスは、一日一本だけの「四箇田団地→四箇田団地入口→南金武→金武営業所」。
南に進み、左に行くと室見が丘方面、中央は室見が丘よりも30年ほど前に造成された福岡ハイタウン、右奥はかつて「2番」や「97番」が走っていた西山方面。
「金武」か「南金武」のバス停名を「金武宿」に変えたら?ということをたまに考える。
既存の何気ないバス停名も、歴史的背景を踏まえるとか、自治体名を入れたりして一工夫することで、「物語性」を帯びたり、間接的な地域振興につながったりする可能性を秘めていると思う。
「前」とか「入口」などを付けて冗長になってしまわないよう、簡潔な名前にする必要はあると思いますが。
「赤間支所前」は「赤間宿」、「水城」は「水城跡」、「名島運動公園前」は「名島城」、「柳橋」は「柳橋連合市場」、「港一丁目」は「長浜ラーメン」、「高速青柳」は「高速古賀青柳」、「高速立花山」は「高速新宮立花山」…みたいな感じで。
でも「原往還」と言われても、特に「物語性」を感じることなく普通に受け入れているので、実際の効果は保証しかねます(笑)。
(つづく)
「旧三瀬街道と金武宿の周辺」。
地図に出てくるバス停のうち、「西部運動公園中央口」「農協前」「金武小学校前」「中原池」「乙石」及び、新道上の「飯盛」は存在せず、また、旧道上の「飯盛」も改称されていて、路線の変遷を物語る。
旧金武宿、つい最近までバスが通っていた道路。
三瀬街道の一部。
左に入る道路が旧道。
南側の入口付近。
少し南の新道上に「南金武」。
都心方面の乗り場、ラインナップは「かなたけの里公園入口」と同じ。
かつては西鉄バス「2番」の「広義の終点」で、屋根付きの車庫がありました。
同じく「2番」の「狭義の終点」だった「羽根戸」は、裏道に入った川沿いの小さなスペースで折り返しを行っていて、「南金武」とともに子供の頃は自転車でよく見に行っていた。
反対方向、全て金武営業所行き。
遠くに福岡タワーも見えます。
少し右に目を移すと、「入部幼稚園前」方向。
ちなみにこのバスは、一日一本だけの「四箇田団地→四箇田団地入口→南金武→金武営業所」。
南に進み、左に行くと室見が丘方面、中央は室見が丘よりも30年ほど前に造成された福岡ハイタウン、右奥はかつて「2番」や「97番」が走っていた西山方面。
「金武」か「南金武」のバス停名を「金武宿」に変えたら?ということをたまに考える。
既存の何気ないバス停名も、歴史的背景を踏まえるとか、自治体名を入れたりして一工夫することで、「物語性」を帯びたり、間接的な地域振興につながったりする可能性を秘めていると思う。
「前」とか「入口」などを付けて冗長になってしまわないよう、簡潔な名前にする必要はあると思いますが。
「赤間支所前」は「赤間宿」、「水城」は「水城跡」、「名島運動公園前」は「名島城」、「柳橋」は「柳橋連合市場」、「港一丁目」は「長浜ラーメン」、「高速青柳」は「高速古賀青柳」、「高速立花山」は「高速新宮立花山」…みたいな感じで。
でも「原往還」と言われても、特に「物語性」を感じることなく普通に受け入れているので、実際の効果は保証しかねます(笑)。
(つづく)
(つづき)
「colors(17)」で取り上げた一色目の「原色」引き続き、二色目の「原色」。
「原」。
「原」はほかに「続・ひっそりと(17)」でも取り上げていて、「太郎丸」「東町」「青葉台入口」のように、西鉄のバス停として複数存在する名称(“はら”か“はる”かの違いがありますが)。
「1番」と「7番」が停車。
「1番」はかつての「131番」で、「7番」はかつての「133番」。
「7番」を基準に考えると、ここは“三瀬原~原~川原~町川原”と、「原」が末尾に付くバス停が連続する区間でもある。
バス停から脇に入り、高速道路の側道を120mほど進むと現れるのが、
高速道路上のバス停「高速青柳」。
「久留米~北九州線」が廃止となったため、現在は「福岡~直方線」のみが停車。
古賀から直方にバスで行くという需要はあまりないかもしれないが、若宮インターや直方パーキングエリアで乗り換えれば、北九州市にも行ける。
反対側にまわって、
福岡方面の乗り場。
本数もこれだけあって、天神まで590円。
鹿部や花鶴丘団地から天神への「赤間急行」と同じ料金で、庄(710円)や久保団地入口(740円)から天神よりも安い。
「高速青柳」の存在がもう少しクローズアップされてもよい気がする。
2005年4月のダイヤ改正で「131番」のルートが一部変更され、「原」が新設されたのだが、「高速青柳」のことが念頭にあったのかもしれない。
もし利用者が増えれば、停車する高速バスを増やすことも考えられると思う。
ただ、例えば「福岡~北九州線」の一部を「高速青柳」に停車させたりすると、渋滞時の迂回運行のバリエーションが大きく制約されてしまう(必ず福岡インターを通らないといけなくなる)など、課題もあり。
直方方面の乗り場から「原」バス停と反対方向に70mほど進むと、「6番」のルート(コスモス館前~グリーンパーク古賀間)に出る。
古賀市内線の中では一番本数が多い「1番」のルートと、近年増便が行われ、沿線に農産物直売所などもある「6番」のルートが近接し、その間に天神に直通する高速バスのバス停があるという現状。
この区間の路線をつないで再編すれば、利用者の利便性がぐっと高まるし、高速バスとの乗り継ぎも含めた、もっと効率的な運用もできるのではないかと思うのです。
(つづく)
「colors(17)」で取り上げた一色目の「原色」引き続き、二色目の「原色」。
「原」。
「原」はほかに「続・ひっそりと(17)」でも取り上げていて、「太郎丸」「東町」「青葉台入口」のように、西鉄のバス停として複数存在する名称(“はら”か“はる”かの違いがありますが)。
「1番」と「7番」が停車。
「1番」はかつての「131番」で、「7番」はかつての「133番」。
「7番」を基準に考えると、ここは“三瀬原~原~川原~町川原”と、「原」が末尾に付くバス停が連続する区間でもある。
バス停から脇に入り、高速道路の側道を120mほど進むと現れるのが、
高速道路上のバス停「高速青柳」。
「久留米~北九州線」が廃止となったため、現在は「福岡~直方線」のみが停車。
古賀から直方にバスで行くという需要はあまりないかもしれないが、若宮インターや直方パーキングエリアで乗り換えれば、北九州市にも行ける。
反対側にまわって、
福岡方面の乗り場。
本数もこれだけあって、天神まで590円。
鹿部や花鶴丘団地から天神への「赤間急行」と同じ料金で、庄(710円)や久保団地入口(740円)から天神よりも安い。
「高速青柳」の存在がもう少しクローズアップされてもよい気がする。
2005年4月のダイヤ改正で「131番」のルートが一部変更され、「原」が新設されたのだが、「高速青柳」のことが念頭にあったのかもしれない。
もし利用者が増えれば、停車する高速バスを増やすことも考えられると思う。
ただ、例えば「福岡~北九州線」の一部を「高速青柳」に停車させたりすると、渋滞時の迂回運行のバリエーションが大きく制約されてしまう(必ず福岡インターを通らないといけなくなる)など、課題もあり。
直方方面の乗り場から「原」バス停と反対方向に70mほど進むと、「6番」のルート(コスモス館前~グリーンパーク古賀間)に出る。
古賀市内線の中では一番本数が多い「1番」のルートと、近年増便が行われ、沿線に農産物直売所などもある「6番」のルートが近接し、その間に天神に直通する高速バスのバス停があるという現状。
この区間の路線をつないで再編すれば、利用者の利便性がぐっと高まるし、高速バスとの乗り継ぎも含めた、もっと効率的な運用もできるのではないかと思うのです。
(つづく)