INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

no alternative(10)

2014年06月27日 |   ┣ no alternative
(つづき)
「青葉台入口」にしか行くことができない“no alternative”な路線図。

  
ここは福岡県宗像市の「青葉台」バス停。

赤間駅南口からやってくる「8番」と、天神からやってくる「赤間急行」の終点の一つ手前。

次の「青葉台入口」は、バス路線的には“入口”ではなく“出口”的なところにある…ということは、以前の記事で書きました。

青葉台の住宅団地が開発される前には、現在の「青葉台入口」の近くを、元祖「8番」(赤間駅裏~曲~宮田橋~朝町~昼掛)が通っていたもよう。


「ふれあいバス」に乗れば、「青葉台入口」より先にも行けます。

青葉台には宮若市のトヨタで働く人も多く、また、宗像市の中では高速道路のインターチェンジに最も近い住宅団地でもあるので、若宮インター方面への路線も期待したいところだが、現状以上を期待することはなかなか難しいでしょうか。

   
反対側。

 
森林都市」までは、「8番」よりも「赤間急行」のほうが遠回り
(つづく)
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no alternative(9)

2014年06月26日 |   ┣ no alternative
(つづき)
「ゆめタウン博多」にしか行くことができない“no alternative”な路線図。

  
ここは福岡市東区の「東浜」バス停。

 
博多駅からゆめタウン博多に向かう「15番」の終点の一つ手前。

 
昭和バスの車庫のすぐそば。

 
都市高速香椎線の東浜ランプにも近い場所だが、同ランプを使用する路線は存在しない。
呉服町ランプや天神北ランプまで行かずに、ひとつ手前の東浜ランプで降りて、ゆめタウンや県庁などに立ち寄るような路線も考えられなくはないと思うのだが、県庁の近くにはJR吉塚駅もあり、“競争力”という観点からは厳しいのかもしれません。

 
反対側、博多駅方面の乗り場。

 
15番」は短い路線なので、ここから行ける場所も多くはない。
土井、八田、多々良、原田方面とゆめタウン博多を結ぶ路線がもっとあってもよさそうだと思うのだが、現状は「79番」のみ。


「ゆめタウン博多」の駐車場を出発した「15番」は、まず都心とは反対方向に進んでここ「東浜」に停車し、右折を2回して国道3号に入り、「浜松町」に停車したあと、再びゆめタウン博多の前の「馬出三丁目」に停車する。
以前の記事では、このようなルート設定についての疑問を書いたのだが、国道3号の「浜松町」の郊外側の一つ隣りの「箱崎浜」から先は「29番」が停車することから、「15番」を敢えて「浜松町」に停車させることにより“博多駅行きのバスが停車するバス停の欠損を生じさせない”という意図もある…のかどうかはわかりません。
(つづく)
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no alternative(8)

2012年10月24日 |   ┣ no alternative
(つづき)
ひとつ先の「西鉄五条駅」が終点の、“no alternative”な路線図


ここは、福岡県太宰府市の「いきいき情報センター」バス停。

ひと昔前のラジオのワイド番組のような名前だが、


いきいき情報センター」は番組名ではなく市の施設。


まほろば号」のバス停も並んで建っていて、


こちらは、“no alternative”ではなく、都府楼前駅、及び、内山方面へ。


さらには、「まほろば号」の弟分(?)のこんな路線も。


反対側の乗り場。


当然(という訳でもないですが)、西鉄は“no alternative”ではない(星ケ丘の住宅地の狭い道を抜けて、西鉄二日市東口方面へ)が、


「まほろば号」のほうは、次の「五条台口」が終点であり、こちら側にも“no alternative”。
…のように見えるが、実際は、次の「五条台口」を複乗して、向かい側の「いきいき情報センター」に戻ってくる。


西鉄五条駅方面と、


五条台口、五条台公民館前方面。
(つづく)
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no alternative(7)

2012年02月03日 |   ┣ no alternative
(つづき)
福岡県久留米市の、「ショッピングセンター」の次の「青峰団地角」バス停。



このバス停からは、次の「青峰団地」にしか行くことができず、「no alternative」なのだが、



かつては、青峰団地で折り返して営業所(信愛女学院)に戻る系統もあり、バス停の行先案内にはそれが残る。



こちらは反対側、久留米市中心部方面の乗り場。



これがおそらく青峰団地「角」。

バスが通った当初は、現在のような「青峰一丁目、二丁目…」という町名はなかったと思われる。
桜ケ丘(桜丘)のように、バス停名が「第一、第二…」などとなっていても不思議ではない状況なのだが、「ショッピングセンター」とか「青峰団地角」とか、“なんとかして名前を捻り出した感(NHK)”というか、バス停の名付けに対する苦心の跡が窺える。
(つづく)
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no alternative(6)

2011年10月27日 |   ┣ no alternative
(つづき)
JR二日市」「西鉄二日市」とはまた別に存在する「二日市」バス停。



かつては、福岡方面につながっていたバス路線も、現在、北行きの乗り場からは次の「JR二日市」までしか行くことができず、「no alternative」となっている。

駅前とは別の場所の幹線道路上に、その駅と同じ地名を冠したバスの主要停留所があり、そこを通る都市間路線が衰退していくという構図は、「海老津」や「前原」などにも共通するものがある。
(つづく)
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no alternative(5)

2011年01月11日 |   ┣ no alternative
(つづき)
北九州市門司区の「あげ」バス停。

珍名バス停として、「コスワエ」などとともに、全国的にも(?)有名なようだ。

北行きは、全て次の恒見営業所が終点なので、路線図(写真左)は「no alternative」である。

南行きのりばの行先案内部分(写真中央)には、「曽根営業所」「緑ケ丘中学校下」「浦中」「福祉センター」と、現存しない行先が並ぶ(曽根営業所以外は、バス停としては現存していますが)。
現時点で、南行きは、「10番」の支線(井の浦、下吉田団地経由)が浅野まで、「47番」「48番」の支線(井の浦、新門司福祉センター 経由)が門司駅方面まで、それぞれ運行されている(写真右)が、いずれも「太刀浦」「青浜」「喜多久」などとともに廃止候補に挙げられており、今後は、「no alternative」とさえ表現できない状況になってしまうかもしれない。

「あげ」を通る3系統がなくなれば、企救半島の県道門司行橋線(旧道)の南東側に広がるかなり広大なエリアからバス路線が消えてしまうことになり、地図でみた場合の、「見かけ上の消失」はかなり大きい。
ただ、「見かけ上の消失」という観点は、バス路線の存否を決めるうえで、重要視されることはないのだけど…。
(つづく)
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no alternative(4)

2010年05月28日 |   ┣ no alternative
(つづき)
福岡市博多区の「堅粕」バス停。
電照式ではないのに英字表記があるタイプのバス停は、福岡地区ではあまり見かけなくなった。

行先案内にある「隣保館、明治通経由大名二丁目行き」は、今はなき「41-1番」(「50番」から改番して「41-1番」になった)である。

現在は、金隈(バス停的には「金隈」、町名的には「金の隈」であり、「桜(ケ)丘」とは逆のパターンである)と博多駅を結ぶ「43番」がわずかに停車するだけであり、このバス停からは終点の「博多駅」にしか行けず、路線図も見事に「no alternative」である。

「43番」はもともと、「雑餉隈営業所~中~金隈~板付~東光町~堅粕~博多駅~明治通~天神~赤坂門~薬院大通~動物園」というルートで運行されていたが、郊外部&都心部の両端がそれぞれ切れて、真ん中だけが残っているという点では「68番」にも共通するものがある。
なお、「43番」自体は、「雑餉隈営業所~中~金隈~宝満尾~福岡空港」という新たな系統ができ、現在はそちらがメインとなっている(緑橋経由の「33番」廃止後、無番の「金隈~福岡空港」を経て、登場したという記憶がある)。
「金隈~博多駅」の「43番」と、「雑餉隈~福岡空港」の「43番」は、「金隈~月隈間」のほんのわずかな区間しか重複しないのに、どちらも同じ「43番」という状態になっている(「タワー~博多駅」と「博多駅~ゆめタウン博多」の「15番」よりはましだろうか??)。

もともとの「43番」は、「41番」と兄弟関係にあり、ともに雑餉隈と福岡都心部を結んでいて、「麦野経由」(41番)か「金隈経由」(43番)か、という違いだったのだが、今では「兄弟」の面影は薄くなってしまった。
現在、「東光町」と「博多駅」の間は、「43番」がここ「堅粕」に停車するのに対して、「41番」は東光橋を渡るためどこにも停車しないのだが、以前はどちらも堅粕経由だったと思う(←もともとは東光橋自体がなかったんでしょうけど)。
なお、「兄弟」であるにも関わらず、「44番」と「45番」、「47番」と「48番」「51番」と「52番」「56番」と「57番」…のように、番号が続いていないのは、当初「42」という番号を忌み嫌ったためではないかと推測される。
同じく忌み嫌われそうな「44番」も、もともとは「45番」の一部だったものが、のちに分割されたと思う。
そして、「42」についても、その後、番号が足りなくなって、縁起を担ぎ続ける訳にもいかなくなり、「春日~大橋線」の番号として使われるようになり、現在に至っている。
ただ、この「42番」は、福岡市内線というよりは春日ローカル線といったほうがよさそうなルートであり(方向幕の行先番号も丸数字)、敢えて「42」を付ける必要があったのか?という気もする。
しかしもっと深読みすれば、“はじめは大橋駅までの運行でスタートさせるが、いずれは天神や博多駅など、福岡都心部に乗り入れてみせるぞ!”という密かな「野望」があったのかもしれない。

“「東光町」と「博多駅」の間は、「43番」がここ「堅粕」に停車するのに対して、「41番」は東光橋を渡るためどこにも停車しない”と書いた。
「41番」の博多駅行きに乗っていると、「このバスは堅粕を通りません」というアナウンスを耳にする。
「43番」の博多駅系統がそこそこの本数走っていた頃は、少なからず乗り間違えが発生していたためだと思われる。
「A」という系統はバス停「あ」とバス停「う」の間にバス停「い」に停車するのに対して、「B」という系統は「あ」と「う」の間にどこにも停車しない(「あ」と「う」の間にバス停自体が一つもない)というケースは、その案内が意外に難しい。
「堅粕を通らない」からといって、バスの行先表示に「堅粕通過」などと表示すると、「堅粕」という文字だけを見て、逆に「堅粕に行くんだ」と思われてしまう可能性が高く、下手に表示できないというジレンマがありそうな気がする。
「あ」と「う」の間に、「い」に対応して「い´」というバス停があるのであれば、一気に問題は解決するのだが、そのためだけにバス停を設置するのも本末転倒である。

赤間急行」で、広陵台の住宅地の中に入らないで、そのまま日赤看護大学に向かう便については、天神バスセンターの時刻表では「広陵台中央公園直進」という案内をしているし、北九州市営バスで若松市街地に立ち寄らずにそのまま若戸大橋に乗って戸畑、小倉方面に向かうものは「大橋直行」という表現を使う(←今は違いますかね?)など、同種の系統では、いろいろと苦心の跡がうかがえる。
「39番」(福岡空港~豊二丁目間)のように、「快速」という表現を使う手もあるが、「43番」に対して「41番」が快速か?といえばそれはどうも違う気がするし、「42番」や「45番」の女学院を経由しない便などについてはなおさらである。
一方で、「熊西局通過」のように、通過する停留所をストレートに出す例もあって、このあたりはケースバイケースといったところだろうか。

以前、早良妙見東口と片江営業所を結ぶ区間便(無番)に「福大病院に立ち寄るもの」と「福大病院に立ち寄らないもの」があったとき、前者の行先表示は普通に「福大病院 片江営」であるのに対し、後者は「倉瀬戸 片江営」と表現されていた。
前者も「倉瀬戸」(現在の「西片江二丁目」)を通るので、「倉瀬戸 片江営」という表示では「福大病院に立ち寄らない」ことの直接的な説明にはなっていない。
ただ、またまた深読みすれば、「福大病院の近くに行くにも関わらず、福大病院と書いていない→福大病院に立ち寄るのならば、きっとその旨を表示するはずなのに、そのすぐ近くの倉瀬戸だけが書いてある→ということは、福大病院には行かないのでは?」ということをどうにか感じ取ってほしいというメッセージのように私には見えた。

ここ「堅粕」も、廃止候補にあがっている。
「43番」の堅粕経由は空港通り開通前のルートの名残り、そして「41-1番」は博多駅が現在の位置に移転する前のルートの名残りであると思われる。
来年、博多駅が生まれ変わろうとしている現代にあって、時代に取り残されたまま、その役割を終えてしまうかもしれないと思うと寂しいものがある。
(つづく)
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no alternative(3)

2010年04月30日 |   ┣ no alternative
(つづき)
春日市の「北町四丁目」バス停。

実際の町名は「北町」ではなく「春日原北町」であり、「駅東三丁目」同様、省略されている。

現在ここからは、ひとつ先の「西鉄春日原」のみしか行くことができず、「no alternative」である。
かつては、その先のJR南福岡駅、雑餉隈営業所まで行くものもあったが、現在は廃止となっている。

昔の時刻表には、平日夜の22時台の「6番」に一本だけ、「筒井経由雑餉隈営業所行き」という便があり、とても興味をそそられていたのだが、子供が乗ることのできる時間ではなかったことから、結局乗ることはできなかった。
西鉄春日原から筑紫通りに向かわずに、3号線(現在は県道112号)に出て、現在の山田4丁目交差点から雑餉隈営業所に向かうというルートだったと推測され、筑紫通り(厳密には「筑紫通り」は福岡市の愛称なので、末端部の春日市域は「筑紫通り」ではない)が開通する前のルートの名残りなのかな?などと考えるのだが、実際はどうなのだろうか。

この付近、JR春日駅と西鉄春日原駅に挟まれた交通利便性の高い場所であり、西鉄春日原から先も、西鉄電車だけでなく、「やよい」や「まどか」にもつながっていることから、あまり「no alternative」な感じはしない。

現在、4月16日の「愛をください」以降、シリーズものの記事を重複させないで(同じシリーズを登場させないで)どこまで続けることができるかを勝手に展開中…。
(つづく)
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no alternative(2)

2010年01月04日 |   ┣ no alternative
(つづき)
福岡県宗像市の「東郷駅入口」バス停。

JR鹿児島本線「東郷駅」を取り囲むバス停は、他にも「東郷駅前」「東郷駅東口」「東郷駅西口」「東郷駅日の里口」と、結構たくさんあるのだが、この「東郷駅入口」からは現在は「東郷駅前」にしか行くことができず、「博多ふ頭入口」「筑紫野市役所前」「月の浦児童公園前」と同じく、「no alternative」である。

という訳で、バス停の路線図兼運賃表はほとんど真っ白だ。
でも、真っ白であることで、このバス停から行ける場所がとても少ないということはよくわかる。
老子(荘子でしたっけ?)の「無用の用」とはこういうことをいうのだろうか。

でも、こんなバス停にも、ちゃんと路線図兼運賃表が掲示されているというのは、ある意味、西鉄バスのクオリティの高さなのかも。
(つづくかも)
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no alternative(1)

2006年10月21日 |   ┣ no alternative
選択肢がない。
終点の1つ手前だから仕方ないけど。
(つづくかも)
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