広島記念2日目優秀のもみじ賞(動画)。ラインは昨日予想したうちのAパターンで,4分戦でした。前受けは中国。以下,3番手に村上選手,5番手から岐阜,後方7番手以降に関東で周回。セオリー通りに平原選手から上昇し,一旦,村上選手にふたをするような牽制を挟み,打鐘で石丸選手を抑えて先行態勢に入りました。ホームから早くも村上選手の巻き返し。岐阜勢もこれに続きましたが,平原選手の番手の手島選手がブロック一発。これで村上選手が車体故障を起こしてしまい後退。バックからは村上選手の番手の藤野選手が自分で踏み上げていく形となり,山田選手もこれに続きましたが,これは前段まで届かず。結局,前の流れとなり,番手から手島選手が余裕をもって抜け出して1着。中を割った3番手の大薗選手が2着で,後方から石丸選手の捲り追込みがあったものの,これを凌いで平原選手が3着に逃げ粘り,関東勢の上位独占という結果になっています。
僕が堂々巡りにはなっていないと考えるのは,少なくとも新たな反論に対するスピノザの解答の中には,スピノザが定理五で共通の属性を有する複数の実体は存在しないというとき,ある属性は特定の実体の本性だけを構成するということを前提とはしていないということが含まれていると考えるからです。つまり,僕の考えでは,スピノザは,ひとつの実体が単一の属性によって本性を構成されるということも,単一の属性はひとつの実体の本性だけを構成するということも前提していないのです。確かにそれは,定理五をスピノザが証明する文脈からは生じないと思います。しかし,属性というのはそれ自身で考えられなければならず(定理一〇),そのゆえにある属性と別の属性は実在的に区別されなければ区別されて考えることも存在することもできないというきわめて当然の事柄を考慮におくならば,それらふたつの事柄は,定理五の前提であるどころか,定理一〇から導かれてくる必然的な結論であると思います。したがって,実体Aの本性が属性Xと属性Yによって構成され,実体Bの本性が属性Yと属性Zによって構成されるなどということは,本当はあることも考えることもできないことだということになると思います。
僕が堂々巡りにはなっていないと考えるのは,少なくとも新たな反論に対するスピノザの解答の中には,スピノザが定理五で共通の属性を有する複数の実体は存在しないというとき,ある属性は特定の実体の本性だけを構成するということを前提とはしていないということが含まれていると考えるからです。つまり,僕の考えでは,スピノザは,ひとつの実体が単一の属性によって本性を構成されるということも,単一の属性はひとつの実体の本性だけを構成するということも前提していないのです。確かにそれは,定理五をスピノザが証明する文脈からは生じないと思います。しかし,属性というのはそれ自身で考えられなければならず(定理一〇),そのゆえにある属性と別の属性は実在的に区別されなければ区別されて考えることも存在することもできないというきわめて当然の事柄を考慮におくならば,それらふたつの事柄は,定理五の前提であるどころか,定理一〇から導かれてくる必然的な結論であると思います。したがって,実体Aの本性が属性Xと属性Yによって構成され,実体Bの本性が属性Yと属性Zによって構成されるなどということは,本当はあることも考えることもできないことだということになると思います。