カネヒキリの参戦で注目を集めた第14回マーキュリーカップ。
このメンバーであればマコトスパルビエロの逃げは自然。カネヒキリは2番手でこれをがっちりとマーク。少し離れた3番手をマチカネニホンバレとロールオブザダイスが並走。ミドルペースであったと思います。
カネヒキリは後ろの動きを待つことなく3コーナーではマコトスパルビエロに早くも並び掛け,直線入口では先頭。そのまま豪快に後ろを引き離していって5馬身差の圧勝。早めに来られたマコトスパルビエロは苦しくなり,中団から差してきた2頭の2着争いとなりましたが,川崎のブルーラッドが2着でロールオブザダイスが3着。
優勝したカネヒキリは昨年の川崎記念以来の勝利。骨折があって1年以上休んでいたわけですが,以前の水準に近い力は取り戻していると考えてよさそう。無事ならばまだまだ活躍できそうです。父はフジキセキ。Kane Hekiliはハワイの雷の精。
騎乗した横山典弘騎手,管理している角居勝彦調教師とも,マーキュリーカップは初制覇です。
これも前回の闘病記の中で説明しておいたことですが,ヘモグロビンA1cというのは,過去2ヶ月ほどの血糖値のコントロールの状態がどの程度であったかを示す数値です。したがって,僕は日常的に計測している血糖値が高めの状態で推移していたわけですから,この数値が悪化しているであろうということは自分自身で織り込み済みでした。ですからМ先生からそのように告げられても,少しも驚きはなく,ただ「そうでしょうね」と答えました。その方が自然に思えたからです。
実は僕はこの日に診察を受けるにあたって,ひとつ覚悟していたことがありました。医師は糖尿病の患者に対しては,その日に検査して調べられた血糖値の値よりも,ヘモグロビンA1cの値の方をずっと重くみます。いい換えればこちらの数値こそが,糖尿病の状況を判断する最高のバロメーターなのです。そこでもしもこの数値があまりに高い状態であるなら,そのまま即入院して治療しなければならないというケースも考えられるわけです。僕が覚悟していたのはこのことでした。僕が入院中に糖尿病教室に参加したとき,僕を含めた3人の受講生のうち,ひとりは以前からのⅠ型糖尿病の患者でしたが,この人がこのとき入院していた理由は,はっきりと聞いたわけではありませんから断言できるわけではないですが,おそらくこの数値が高かったからではないかと思うのです。だから僕はこの日の診察に出かける前に,家族には,もしかしたらすぐに入院しなければならないと言われる可能性もあると告げておいたくらいです。
しかし7.7%という数値は,幸いにして即入院しなければならないほどに悪化しているという状態ではありませんでした。僕が入院したのは昨年の元旦でしたから,検査はすぐには行えなかったわけですが,1月5日に最初に検査したときのヘモグロビンA1cの値が10.8%。1月20日に退院した後,最初に通院した2月2日の検査のときが8.8%。したがってこの日の数値はこれら2回の数値よりはまだよかったということになります。それでもそれ以降の検査時では当然ながら最高値でしたから,血糖値を適正にコントロールできなくなってから検査までそれほどの日数がなかったというのはよかったと思います。あるいは高血糖の状態に陥るのがもう少し早かったら,別の結果が出ていたという可能性もあったかもしれません。
このメンバーであればマコトスパルビエロの逃げは自然。カネヒキリは2番手でこれをがっちりとマーク。少し離れた3番手をマチカネニホンバレとロールオブザダイスが並走。ミドルペースであったと思います。
カネヒキリは後ろの動きを待つことなく3コーナーではマコトスパルビエロに早くも並び掛け,直線入口では先頭。そのまま豪快に後ろを引き離していって5馬身差の圧勝。早めに来られたマコトスパルビエロは苦しくなり,中団から差してきた2頭の2着争いとなりましたが,川崎のブルーラッドが2着でロールオブザダイスが3着。
優勝したカネヒキリは昨年の川崎記念以来の勝利。骨折があって1年以上休んでいたわけですが,以前の水準に近い力は取り戻していると考えてよさそう。無事ならばまだまだ活躍できそうです。父はフジキセキ。Kane Hekiliはハワイの雷の精。
騎乗した横山典弘騎手,管理している角居勝彦調教師とも,マーキュリーカップは初制覇です。
これも前回の闘病記の中で説明しておいたことですが,ヘモグロビンA1cというのは,過去2ヶ月ほどの血糖値のコントロールの状態がどの程度であったかを示す数値です。したがって,僕は日常的に計測している血糖値が高めの状態で推移していたわけですから,この数値が悪化しているであろうということは自分自身で織り込み済みでした。ですからМ先生からそのように告げられても,少しも驚きはなく,ただ「そうでしょうね」と答えました。その方が自然に思えたからです。
実は僕はこの日に診察を受けるにあたって,ひとつ覚悟していたことがありました。医師は糖尿病の患者に対しては,その日に検査して調べられた血糖値の値よりも,ヘモグロビンA1cの値の方をずっと重くみます。いい換えればこちらの数値こそが,糖尿病の状況を判断する最高のバロメーターなのです。そこでもしもこの数値があまりに高い状態であるなら,そのまま即入院して治療しなければならないというケースも考えられるわけです。僕が覚悟していたのはこのことでした。僕が入院中に糖尿病教室に参加したとき,僕を含めた3人の受講生のうち,ひとりは以前からのⅠ型糖尿病の患者でしたが,この人がこのとき入院していた理由は,はっきりと聞いたわけではありませんから断言できるわけではないですが,おそらくこの数値が高かったからではないかと思うのです。だから僕はこの日の診察に出かける前に,家族には,もしかしたらすぐに入院しなければならないと言われる可能性もあると告げておいたくらいです。
しかし7.7%という数値は,幸いにして即入院しなければならないほどに悪化しているという状態ではありませんでした。僕が入院したのは昨年の元旦でしたから,検査はすぐには行えなかったわけですが,1月5日に最初に検査したときのヘモグロビンA1cの値が10.8%。1月20日に退院した後,最初に通院した2月2日の検査のときが8.8%。したがってこの日の数値はこれら2回の数値よりはまだよかったということになります。それでもそれ以降の検査時では当然ながら最高値でしたから,血糖値を適正にコントロールできなくなってから検査までそれほどの日数がなかったというのはよかったと思います。あるいは高血糖の状態に陥るのがもう少し早かったら,別の結果が出ていたという可能性もあったかもしれません。