昨年のNARグランプリが昨日,発表されました。競走馬部門のうち当ブログと関連する馬を紹介していきます。
年度代表馬は川崎のライトウォーリア。報知オールスターカップと川崎記念に優勝。唯一の大レースの勝ち馬なので順当なところだと思います。部門別では4歳以上最優秀牡馬。
2歳最優秀牡馬は北海道のソルジャーフィルド。JBC2歳優駿を優勝。唯一の重賞勝ち馬で,全日本2歳優駿も地方馬では最先着となる3着でしたから,これも順当でしょう。
2歳最優秀牝馬は船橋のプラウドフレール。東京2歳優駿牝馬を優勝。この部門はほとんどの場合でエーデルワイス賞を勝った馬がいればその馬が,そうでなければ東京2歳優駿牝馬を勝った馬が選出されます。通例に倣った選出といえるでしょう。
3歳最優秀牡馬は大井のサントノーレ。京浜盃と戸塚記念を優勝。これも重賞の勝ち馬で当然の選出。今年の活躍が期待される1頭です。一昨年の2歳最優秀牡馬で2年連続の受賞。
3歳最優秀牝馬は大井のローリエフレイバー。ロジータ記念を優勝。この部門は重賞の勝ち馬がなく難しいところ。秋のグランダムジャパンシリーズを制したグラインドアウトをロジータ記念で降している点が評価の対象になったものと思います。
4歳以上最優秀牝馬は大井のキャリックアリード。名古屋の秋桜賞を優勝。この部門も重賞の勝ち馬はなかったのですが,重賞で2着1回,3着1回の戦績ですから,その点も考慮されたということだと思います。
ばんえい競馬はこのブログでは扱っていないので割愛します。
最優秀短距離馬は兵庫のアラジンバローズ。園田の新春賞とサマーチャンピオンを優勝。ここはイグナイターとの争いになったようですが,同じように重賞を勝ったスマイルウィが候補にならなかったのは謎です。両レースに出走していたサンライズホークとの着差からは,こちらになるかもしれません。
最優秀ターフ馬は該当馬なしでした。
ダートグレード競走特別賞馬はフォーエバーヤング。サウジダービー,UAEダービー,ジャパンダートクラシック,東京大賞典に優勝。これは当然です。
8月31日に死亡したラブミーチャンが特別表彰馬に選出されました。2歳のときに兵庫ジュニアグランプリと全日本2歳優駿を勝ったことにより,部門別では2歳歳優駿牝馬に選出されたという例外中の例外の馬です。
スピノザは,私が考えるconcipereということは否定しないのですが,考える私,すなわち精神mensとしての私というのを,デカルトRené Descartesと同じように考えているわけではありません。デカルトは精神としての私を世界と切り離し,私が考えるということは疑い得ないのだけれども,世界のことについてはそのすべてを疑えるということを第一の前提としていました。それに対してスピノザは,精神としての私というのを,世界から切り離されたような,ある種の特権的なもののようには考えません。吉田はそれを,精神としての私と世界を切り離してしまうと,両者を再び接続させるのが困難になってしまうからだと指摘しています。スピノザがその困難を避けるために精神としての私を世界と切り離さなかったのかは何ともいえないところですが,切り離された世界と精神としての私を再接続することが困難であるということは事実です。それはデカルト自身の思想が証明しているのであって,それを克服するためにデカルトは永遠真理創造説と連続創造説を採用し,その気になれば何でもすることができる神Deusの存在existentiaをもち出さなければならなかったのです。
スピノザは『デカルトの哲学原理Renati des Cartes principiorum philosophiae pars Ⅰ,et Ⅱ, more geometrico demonstratae』において,「我思うゆえに我ありcogito, ergo sum」というのは,三段論法ではないと解説しています。すなわち,思うということはあるということであるという大前提があり,我は思っているから我はあるというように主張されているのではないと解説しています。そうではなくてこれは,我は思いつつあるという単一命題であるというのがスピノザの解説でした。吉田はこれを大胆な読み替えといっていますので,吉田はデカルトの論法は三段論法であったとみているのでしょう。僕はそのことには異議がありますが,これは現状の考察とは無関係なので黙殺します。ここではスピノザが「我思うゆえに我あり」というのを,三段論法ではなく単一命題であると解した事実を重視します。
もしもこの命題を,スピノザがいうような単一命題として解するなら,考えるということは私の,あるいは私の精神の一側面だけを説明していることになります。それだけでは私を汲み尽くすことはできないからです。
年度代表馬は川崎のライトウォーリア。報知オールスターカップと川崎記念に優勝。唯一の大レースの勝ち馬なので順当なところだと思います。部門別では4歳以上最優秀牡馬。
2歳最優秀牡馬は北海道のソルジャーフィルド。JBC2歳優駿を優勝。唯一の重賞勝ち馬で,全日本2歳優駿も地方馬では最先着となる3着でしたから,これも順当でしょう。
2歳最優秀牝馬は船橋のプラウドフレール。東京2歳優駿牝馬を優勝。この部門はほとんどの場合でエーデルワイス賞を勝った馬がいればその馬が,そうでなければ東京2歳優駿牝馬を勝った馬が選出されます。通例に倣った選出といえるでしょう。
3歳最優秀牡馬は大井のサントノーレ。京浜盃と戸塚記念を優勝。これも重賞の勝ち馬で当然の選出。今年の活躍が期待される1頭です。一昨年の2歳最優秀牡馬で2年連続の受賞。
3歳最優秀牝馬は大井のローリエフレイバー。ロジータ記念を優勝。この部門は重賞の勝ち馬がなく難しいところ。秋のグランダムジャパンシリーズを制したグラインドアウトをロジータ記念で降している点が評価の対象になったものと思います。
4歳以上最優秀牝馬は大井のキャリックアリード。名古屋の秋桜賞を優勝。この部門も重賞の勝ち馬はなかったのですが,重賞で2着1回,3着1回の戦績ですから,その点も考慮されたということだと思います。
ばんえい競馬はこのブログでは扱っていないので割愛します。
最優秀短距離馬は兵庫のアラジンバローズ。園田の新春賞とサマーチャンピオンを優勝。ここはイグナイターとの争いになったようですが,同じように重賞を勝ったスマイルウィが候補にならなかったのは謎です。両レースに出走していたサンライズホークとの着差からは,こちらになるかもしれません。
最優秀ターフ馬は該当馬なしでした。
ダートグレード競走特別賞馬はフォーエバーヤング。サウジダービー,UAEダービー,ジャパンダートクラシック,東京大賞典に優勝。これは当然です。
8月31日に死亡したラブミーチャンが特別表彰馬に選出されました。2歳のときに兵庫ジュニアグランプリと全日本2歳優駿を勝ったことにより,部門別では2歳歳優駿牝馬に選出されたという例外中の例外の馬です。
スピノザは,私が考えるconcipereということは否定しないのですが,考える私,すなわち精神mensとしての私というのを,デカルトRené Descartesと同じように考えているわけではありません。デカルトは精神としての私を世界と切り離し,私が考えるということは疑い得ないのだけれども,世界のことについてはそのすべてを疑えるということを第一の前提としていました。それに対してスピノザは,精神としての私というのを,世界から切り離されたような,ある種の特権的なもののようには考えません。吉田はそれを,精神としての私と世界を切り離してしまうと,両者を再び接続させるのが困難になってしまうからだと指摘しています。スピノザがその困難を避けるために精神としての私を世界と切り離さなかったのかは何ともいえないところですが,切り離された世界と精神としての私を再接続することが困難であるということは事実です。それはデカルト自身の思想が証明しているのであって,それを克服するためにデカルトは永遠真理創造説と連続創造説を採用し,その気になれば何でもすることができる神Deusの存在existentiaをもち出さなければならなかったのです。
スピノザは『デカルトの哲学原理Renati des Cartes principiorum philosophiae pars Ⅰ,et Ⅱ, more geometrico demonstratae』において,「我思うゆえに我ありcogito, ergo sum」というのは,三段論法ではないと解説しています。すなわち,思うということはあるということであるという大前提があり,我は思っているから我はあるというように主張されているのではないと解説しています。そうではなくてこれは,我は思いつつあるという単一命題であるというのがスピノザの解説でした。吉田はこれを大胆な読み替えといっていますので,吉田はデカルトの論法は三段論法であったとみているのでしょう。僕はそのことには異議がありますが,これは現状の考察とは無関係なので黙殺します。ここではスピノザが「我思うゆえに我あり」というのを,三段論法ではなく単一命題であると解した事実を重視します。
もしもこの命題を,スピノザがいうような単一命題として解するなら,考えるということは私の,あるいは私の精神の一側面だけを説明していることになります。それだけでは私を汲み尽くすことはできないからです。