スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

TCKディスタフ&根拠

2007-11-06 19:06:35 | 地方競馬
 大井競馬には東京シティ競馬という通称があります。TCKはその略称。31日には地方競馬交流の牝馬戦,TCKディスタフも行われました。
 先手を奪ったのはナイススマイルワン。パフィオペディラムは好位の5番手,ベルモントノーヴァはほぼ最後尾からの追走。前半の800メートルは50秒6で,ミドルペースとなりました。
 直線に入るところで2・3番手を進んでいた2頭が逃げたナイススマイルワンに並びかけ,ここでは3頭が並んだのですが,パフィオペディラムが余裕をもってこれらを交わすと抜け出し,早くも決定的と思われるリードを奪って,焦点は2着争いに。外からウエノマルオキャンとベルモントノーヴァが並ぶように伸びてきましたが,うまくインコースを立ち回ったオリビアフォンテンがこの2頭に先んじて2着。3着は外2頭の接戦でしたが,ウエノマルオキャンがベルモントノーヴァを制しています。
 優勝したパフィオペディラムは北海道でデビュー。南関東に転入後,昨年は牝馬クラシック路線でも善戦しましたが,南関東重賞はこれが初制覇。父はフサイチコンコルド。ある程度まで先行して戦えますので,今後も安定した戦い振りができるのではないかと思います。あるいは牝馬重賞にも手が届くかもしれません。鞍上の左海誠二騎手は鎌倉記念を制していますので,10月は南関東重賞2勝と活躍しました。
 ベルモントノーヴァはそれがこの馬のスタイルといえばそれまでですが,このペースですから少し悠長に構えすぎたようには思います。僕はそういうことはまったく気にしませんが,時節柄ノーヴァという名前も悪かったでしょうか。

 明日は川崎でロジータ記念です。兵庫からの転入初戦となるエンタノメガミ◎に注目。既成勢力ではピュア-フレーム○。あとは上がり馬で,トキノミスオース▲,ラブスプラッシュ△,オルビア△。

また,明日から北京オリンピック日本選手応援競輪が立川で行われます。3日制のGⅢです。

 個物が原因となってあるものを結果として生じさせるとき。これを個物による神の表現の具体的内容とみなすわけですが,僕がここでこのように考えることには根拠もあります。
 そのうち最初のものはきわめて便宜的なものです。今は精神が思惟の様態であるということによって,その精神の概念を形成するのはなぜかということを考えています。ところでこのとき,精神の概念といわれるときの概念は能動的な認識を意味します。したがってこの概念は,精神を十全な原因として生じると考えられます。つまり,精神がこのような概念を形成すること自体が,表現ということをこのように考える限りにおいて,精神による神の思惟の属性の表現と考えることができるということになるのです。
 しかしもうひとつ,このような便宜的ではない,『エチカ』に訴える根拠もあります。これについてはここでは詳しく検証しませんが,スピノザは第一部定理三六において,あらゆるものの本性を原因として何らかの結果が生じることを証明しています。そしてこの証明の過程において,第一部定理一六により,神の本性から無限に多くのものが生じるということと,第一部定理二五系により,個物が神を一定の仕方で表現するということにスピノザは訴えているのです。この証明方法というのは,スピノザが個物による神の表現というのを,個物が原因となって何らかの結果を生み出すことと考えていたことを示していると僕は考えているのです。表現するということが,明らかにある結果を生じさせるということに結びついていると考えられるからです。

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